今週の新馬レーティング順位

 

①グローヴシアター 100.5 ★★★★

 

②アロンザモナ 99 ★★★

 

③ヴォルフトーン 98.5 ★★★

 

③ハーツブライト 98.5 ★★★

 

⑤ジャッキー 97 ★★★

 

⑤レイズアベール 97 ★★★

 

⑦ブリリアントアート 94 ★★

 

ブリリアントアート 土曜福島5R

 

2016年11月12日 芝1200m 福島競馬場

父馬:アイルハヴアナザー
母馬:ブリリアントピース
母父:アグネスタキオン
所属:岩戸孝樹厩舎(美浦)
生産:岡田スタッド(新ひだか町)
馬主:山田弘

レースタイム:1.12.3(稍重)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.7
 
【ブリリアントアート】
福島での短距離レースとしては100点の競馬。番手から抜け出ししぶとく粘って後続の追撃を退けるが、タイム的にはかなり遅くパフォーマンスの内容としては及第点にも届かない。その為、★2つとしたが次回は良馬場でどの様な走りをするか次第だろう。現時点では評価はしにくいがこれと言った強調材料も無い。
 

レイズアベール 土曜京都5R

 

2016年11月12日 芝1400m 京都競馬場

父馬:ハーツクライ
母馬:ヴェイルオブアヴァロン
母父:ThunderGulch
所属:吉村圭司厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:サンデーレーシング

レースタイム:1.23.0(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
 
【レイズアベール】
多頭数の競馬でソツなく先行できる器用さと、抜け出す時の脚の速さ、他馬が並んでからの勝負根性といずれもなかなかのポテンシャルを秘めたという印象。血統も文句なく、ハーツクライにしては仕上がり早のイメージでクラスが上がってもそこそこは走れそうだ。ただ、使える脚が一瞬の感じなのでそこが今後の成績に関わって来るかもしれない。
 

ヴォルフトーン 土曜東京5R

 

2016年11月12日 芝2000m 東京競馬場

父馬:シンボリクリスエス
母馬:エオリアンハープ
母父:キングカメハメハ
所属:小島茂之厩舎(美浦)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:社台レースホース

レースタイム:2.04.0(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
【ヴォルフトーン】
しっかりと折り合い直線での末脚勝負にかけたレース。早めに抜け出したレッドミラベルを目標にグングン加速し、ラスト100mで馬体を併せるとそこから更にひと伸びして突き抜けた。シンボリクリスエス産駒らしい長くしぶとい脚を使いまだ距離も伸びて良さそう。キレ勝負となると分が悪そうだが、混戦となった持久力戦で仕事をするタイプだろう。
 

アロンザモナ 日曜京都4R 

 

2016年11月13日 芝1600m 京都競馬場

父馬:ストリートセンス
母馬:リザーブシート
母父:クリエイター
所属:西浦勝一厩舎(栗東)
生産:広田牧場(新ひだか町)
馬主:ディアレストクラブ

レースタイム:1.36.5(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
 
【アロンザモナ】
スタートからスピードの違いでハナに立つと終始一貫した自分のリズムでレースを進めたアロンザモナ。直線に入っても余力タップリでほぼ馬なりのまま1着ゴールイン。タイムこそ平凡も、内容や走法を見る限りまだ何段階か上のギアを隠し持っていそうな感じを見受けられた。距離もマイル前後が良いだろう。
 

グローヴシアター 日曜京都5R 

 

2016年11月13日 芝1800m 京都競馬場

父馬:キングカメハメハ
母馬:エピファネイア
母父:スペシャルウィーク
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:キャロットファーム

レースタイム:1.48.8(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
 
【グローヴシアター】
POGの真打ち登場。エピファネイア、リオンディーズの弟であるグローヴシアターが新馬戦を楽勝して見せた。着差こそ僅かだったが、並ばれてからラストまた伸びて突き放せたのは地力の差があったからだろう。兄たちとは違い従順で折り合いにも苦労しなさそう。難点を挙げれば、440kg前後の小さい馬体。せめて後20kgは増えて行って欲しいところだ。
 

ハーツブライト 日曜東京5R

 

2016年11月13日 芝1600m 東京競馬場

父馬:ハーツクライ
母馬:シーカーマ
母父:ExchangeRate
所属:尾形充弘厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:伊東純一

レースタイム:1.37.3(良)
レース上がり3ハロン:35.4
勝ち馬上がり3ハロン:35.3
 
【ハーツブライト】
スローペースの展開でもジッと内目で折り合い、直線も馬場の悪いコースを通ってしっかり伸び切って見せる大人の競馬。牝馬らしからぬ馬格とレースぶりはなかなかの大物感があった。血統から距離的にもまだまだ長くて大丈夫そうで、早くもオークス候補が登場した。
 

ジャッキー 日曜東京6R

 

2016年11月13日 芝1400m 東京競馬場

父馬:サムライハート
母馬:アッチッチ
母父:アフリート
所属:高橋祥泰厩舎(美浦)
生産:高野牧場(浦河町)
馬主:小田切有一

レースタイム:1.26.0(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
 
【ジャッキー】
直線引っ張りきりの手応えで内から抜け出すと、後方から迫り来る2頭の追撃を振り切り何とかデビュー戦勝利を収めた。時計平凡も走り方などを見れば次が楽しみな1頭なので、今後の成長を見守って行きたい。距離はちょうど1400m前後がベストだろう。
 

まとめ

 
今週は何と言ってもグローヴシアターの勝利に尽きる。

上2頭と比べると可哀そうだが、正直走りは全く似ていない。エピファネイアとリオンディーズに共通する荒々しさが無く鞍上の福永騎手も折り合いには苦労していなかった。むしろ、乗り役に従順でスッと動ける器用さが武器となるだろう。馬格もやや小さめで、シーザリオ産駒からまた違ったタイプの産駒が現れた。次走のローテーションに期待が高まる。

後は、牝馬のハーツブライト。これは逆に牡馬顔負けの馬格と走りが注目。今後の成長次第ではオークスで有力候補になっている可能性もある馬だ。

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