怪物・フランケルとは

 
フランケル 牡

フランケル 牡

父馬:Galileo
母馬:Kind
母父:デインヒル
所属:Sir Henry R.A.Cecil(英)
生産:Juddmonte Farms Ltd.
馬主:Khaled Abdullah

通算成績:14戦14勝(14-0-0-0)
主な勝鞍:2000ギニー、クイーンエリザベス2世S、サセックスS、インターナショナルS、チャンピオンSなど
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2012年 クイーンアンS(GⅠ) 芝1800m アスコット競馬場

フランケルのベストレースと言えばこちら。先にイスパーン賞でのエイシンヒカリが10馬身差圧勝で話題となっていたが、フランケルはそれ以上の11馬身差で勝利している。とにかく、パフォーマンスが他の馬と全く違うのが画像でもよく分かる。向かうところ敵なし、といった所か。
 
現役時代は無敗の14勝で、その内GⅠが10勝。2着に付けた合計着差は76馬身で、レース数で割ると平均着差は5.4馬身。常に圧勝を続けたヨーロッパにおける史上最強の中距離馬だった。事実、国際レーティングは破格の140という大台を記録。当時は、誰もフランケルに勝てる気がしなかったと言う。

そんな成績もさることながら、前足の捌きが独特で、それでいていつも驚嘆させられる勝ち方を繰り返す事から別の生き物というイメージで「怪物」と呼ばれていたのだろう。その独特のキャラクターも相まってフランケルの一時代は王朝の様に築かれて行った。
 

デビュー5頭中4頭が快勝

 
その怪物が、今度は種牡馬になって再び欧州を席巻しようとしている。

2016年にデビューした産駒5頭の内、既に4頭が見事にデビュー勝ちを収めているのだ。勿論、付けられた繁殖牝馬の質が良いと言う事もあるだろうが、それにしてもこの数字はやはり驚異的。

ちなみに、その内訳は下記の通りである。
 

・Cunco 母馬:Chrysan the mum(現役時代・重賞2勝)

 

・Queen Kindly 母馬:Lady of the Desert(現役時代・重賞3勝)

 

・Fair Eva 母馬:African Rose(現役時代・GⅠ1勝)

 

・Frankuus 母馬:Dookus(現役時代・未勝利)

 
以上の4頭がデビュー戦で1着入線を果たしている。

その内の1頭の繁殖牝馬は現役時に未勝利も含まれているので、フランケル自体のサイアーとしての資質も十分に感じる事が出来る。当然、頭数が増えて行く毎にこのデータは低くなって来るとは思うが、可能な限り産駒にも頑張ってもらい当時と同じく記録的な功績を残して欲しい。

ちなみに、フランケルに設定された初年度の種付け料は日本円にして約2000万円。ディープインパクトが1200万円という事を考えてみても、如何にフランケルが異常な扱いだったかという事がお分かり頂けよう。
 

日本にもフランケル2014の産駒はいます!!

 
グッドウッドマーチ2014 ♀ (馬名:ファヴォーラ)

グッドウッドマーチ2014 ♀ (馬名:ファヴォーラ)

父馬:フランケル
母馬:グッドウッドマーチ
母父:Foxhound
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:三嶋牧場(浦河町)
馬主:寺田寿男
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グッドウッドマーチ2014は、今年のセレクトセールで1億の値が付いた期待のフランケル産駒。初年度産駒なのでどこまで日本の馬場に適しているかが読めない部分もあるが、フランケルのDNAがそのまま伝わっていればかなりの爆発力を秘めている可能性もあるのでそこに賭ける手も一考だろう。

その他、日本にいるフランケル産駒は下記の通り(日本デビューでするかは未定)。
 

スタセリタ2014(馬名:ソウルスターリング)

 
ソウルスターリング 牝3歳

ソウルスターリング 牝3歳

父馬:フランケル
母馬:スタセリタ
母父:Monsun
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:社台レースホース

通算成績:5戦4勝(4-0-1-0)
主な勝鞍:2016年阪神JF、2017年チューリップ賞など
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ミスエーニョ2014(馬名:ミスエルテ)

 
ミスエルテ 牝3歳

ミスエルテ 牝3歳

父馬:フランケル
母馬:ミスエーニョ
母父:Pulpit
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:サンデーレーシング

通算成績:4戦2勝(2-0-0-2)
主な勝鞍:2016年ファンタジーSなど
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ローズオブサマー2014(馬名:ライズイーグル)

 
ライズイーグル 牡3歳

ライズイーグル 牡3歳

父馬:フランケル
母馬:ローズオブサマー
母父:El Prado
所属:浜田多実雄厩舎(栗東)
生産:Mr Mike Ryan(愛)
馬主:大野照旺

通算成績:3戦0勝(0-0-0-3)
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インランジェリー2014(馬名:インラグジュアリー)

 
インラグジュアリー 牝3歳

インラグジュアリー 牝3歳

父馬:フランケル
母馬:インランジェリー
母父:エンパイアメーカー
所属:吉村圭司厩舎(栗東)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:社台レースホース
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イルーシヴウェーヴ2014(馬名:イルーシヴハピネス)

 
イルーシヴハピネス 牝3歳

イルーシヴハピネス 牝3歳

父馬:フランケル
母馬:イルーシヴウェーヴ
母父:Elusive City
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:シルクレーシング
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Eden’s Causeway2014(馬名:クーファディーヴァ)

 
クーファディーヴァ 牝3歳

クーファディーヴァ 牝3歳

父馬:フランケル
母馬:Eden's Causeway
母父:Giant's Causeway
所属:中内田充厩舎(栗東)
生産:Zenno Management Inc(英)
馬主:大迫久美子

通算成績:1戦0勝(0-0-0-1)
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India2014(馬名:モズアスコット)

 
モズアスコット 牡3歳

モズアスコット 牡3歳

父馬:フランケル
母馬:India
母父:ヘネシー
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:Summer Wind Farm(米)
馬主:キャピタルシステム
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・デインドリーム2014 ♀

 

・ミスケラー2014 ♂

 

まとめ

 
ちなみに、フランケルの初年度産駒数には130頭という制限が設けられている。これは、ある特定の血がで飽和状態にならない様にする為の欧州競馬の措置なのだろう。つまり、この日本で確認出来ているフランケル産駒は市場価値的にも希少性があり、世界のホースマンがこぞって注目している。

なので、確実に日本デビューするかまでは現状で掴めないものもある為、気になられた方はご自身でこの先の情報を調べて頂けたら幸いです。

フランケルの血が世界各地で覚醒する事を個人的に切望しながら、今後の動きを随時チェックして行きたいと思います。

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