ストレイトガール 牝7歳

ストレイトガール 牝7歳

父馬:フジキセキ
母馬:ネヴァーピリオド
母父:タイキシャトル
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:岡本牧場(浦河町)
馬主:廣崎利洋HD

通算成績:31戦11勝(11-4-3-13)
主な勝鞍:ヴィクトリアマイル、スプリンターズSなど
via google imghp
 
昨年暮れの香港スプリントで敗退後に一度引退を発表されたが、その後今年の春に急遽撤回。阪神牝馬S→ヴィクトリアマイル参戦の予定で戦線に復帰したものの、前哨戦で不甲斐ない負け方をしてファンからは「さすがにもう7歳だとキツい」というレッテルを貼られていた。

…しかし、結果はキャリアでも断トツでのトップパフォーマンスによる圧勝劇。ヴィクトリアマイルを連覇すると共に、レースレコード決着+JRA史上初の7歳牝馬によるGⅠ制覇というおまけ付きのサプライズだった。

あの勝ち方を見る限りではまだまだ能力の衰えは感じられず当初は今年のスプリンターズSも連覇を狙っていたのだが、様々な観点からこのタイミングでの引き際となったらしい。
 

“怪物”フランケルとの配合プラン

 
フランケル 牡

フランケル 牡

父馬:Galileo
母馬:Kind
母父:デインヒル
所属:Sir Henry R.A.Cecil(英)
生産:Juddmonte Farms Ltd.
馬主:Khaled Abdullah

通算成績:14戦14勝(14-0-0-0)
主な勝鞍:2000ギニー、クイーンエリザベス2世S、サセックスS、インターナショナルS、チャンピオンSなど
via google imghp
 
引退後は、あの伝説の短距離馬で今年種牡馬デビューを飾ったフランケルとの配合が予定されているとの事。フランケルは現在、各産駒がヨーロッパで怒涛の活躍を見せており現役時代さながらの怪物ぶりを発揮している。

その圧倒的なスピードでGⅠを3勝も挙げたストレイトガールとの掛け合わせに、競馬ファンならその胸を躍らせない訳には行かないだろう。

産まれてくる産駒にはストレイトガール同様、その実直なネーミングにも大いに期待したい。
 

ストレイトガールの軌跡

 

2015年5月17日 ヴィクトリアマイル 芝1600m 東京競馬場

1着:ストレイトガール(戸崎)
2着:ケイアイエレガント(吉田豊)
3着:ミナレット(江田)

レースタイム:1.31.9(良)
レース上がり3ハロン:35.0
勝ち馬上がり1ハロン:33.0
 
【レース回顧】
初GⅠ制覇となった2015年のヴィクトリアマイル。前走の高松宮記念を1番人気で13着に大敗していた事から5番人気の低評価に甘んじていた。レースは初コンビとなる戸崎騎手が抜群のエスコートを見せ、前で粘っていたケイアイエレガントをゴール前でアタマ差交わす完璧な騎乗ぶり。最強タッグが誕生した瞬間だ。
 

2015年10月4日 スプリンターズS 芝1200m 中山競馬場

1着:ストレイトガール(戸崎)
2着:サクラゴスペル(横山典)
3着:ウキヨノカゼ(四位)

レースタイム:1.08.1(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり1ハロン:33.1
 
【レース回顧】
直線で馬群を割って伸びて来たストレイトガール。文字通り、真一文字に伸びるその一瞬のキレ味は一級品だ。休み明けの前走では4着に敗退するも、本番ではしっかりと変わり身を見せて快勝。この年の短距離GⅠ2勝目を飾り、名実ともに女王の座に君臨した。鞍上の戸崎騎手も自信満々の乗り方だった。
 

2016年5月15日 ヴィクトリアマイル 芝1600m 東京競馬場

1着:ストレイトガール(戸崎)
2着:ミッキークイーン(浜中)
3着:ショウナンパンドラ(池添)

レースタイム:1.31.5(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり1ハロン:33.4
 
【レース回顧】
引退撤回後の復帰2戦目。前走の阪神牝馬Sが見せ場もなく惨敗した事から7番人気となった。しかし、レースでは直線半ばまで持ったまま、追われてからも驚異の伸び脚でミッキークイーン・ショウナンパンドラ相手に2馬身以上突き放す圧巻のパフォーマンスだった。これでGⅠは3勝目となり、史上初めてとなる7歳牝馬でのGⅠ制覇という快挙も達成。
 

藤原英昭調教師のコメント

 
鞍上の戸崎騎手と笑顔で談笑する藤原英調教師

鞍上の戸崎騎手と笑顔で談笑する藤原英調教師

『高齢に伴い体と心のバランスが整わなくなって来たのでもう限界だろうと判断しました。今年のヴィクトリアマイルを勝てた事で有終の美を飾れたと思います。あのフランケルとの配合は本当に夢の様ですよね。引退式では、これまで変わらず応援して頂いたファンの皆様に御礼をお伝えしたいです』
via google imghp
 

まとめ

 
どうやら今回の引退は本当の様である。

しかし、今年のヴィクトリアマイルでは誰もが度肝を抜かれた事だろう。引退を撤回するという、これまでの日本競馬でも余り類を見ないパターンで参戦して来たGⅠで、後続に影をも踏ませぬ圧勝。上の動画を見てもらうと分かるが、余りのキレキレぶりにダビスタで言う画面を振りきっている状態ですw

正直、「まだやれんじゃね??」とも思ってしまいますが…繁殖牝馬での活躍も考えると少しでも早く上がった方が良いのも頷けます。それに、初年度配合があのフランケルってんですから、尚更期待は高まりますよね。

何はともあれ、本当にお疲れ様でした。今後はゆっくり休養して、また真っ直ぐな肝っ玉母さんとして日本競馬界に驚きを提供してもらいたいと思います。

関連記事

関連タグ

著者