父はG1・10勝のフランケル、母はG1・6勝のスタセリタという欧州の歴史的名馬同士の『16冠配合』によって誕生したソウルスターリングだが、当初は日本特有のスピードとキレが求められる競馬に通用するかが不安視されていた。

だが、蓋を開けてみればここまでデビュー2連勝。しかも両レースとも上がり最速をマークとその秘めたポテンシャルは伊達ではなく、今では『日本の名牝になるのは確実』とまで言われている。

さすがは『21世紀最強馬』と呼ばれる怪物フランケルの娘、これからの伸びしろはまだまだ計り知れない。
 
ソウルスターリング(牝2歳)

ソウルスターリング(牝2歳)

父:フランケル
母:スタセリタ
母父:Monsun
調教師:藤沢和雄(美浦)
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム
通算成績:2戦2勝
 

名伯楽・藤沢和師『久々にしびれた』

 

2016/10/22 アイビーS(OP) 東京競馬場・芝1800m

1着:ソウルスターリング(C.ルメール) / 2番人気
2着:ペルシアンナイト(川田) / 1番人気
3着:エトルディーニュ(田辺) / 8番人気

タイム:1分48秒9(良)
レース上がり3ハロン:34秒3
勝ち馬上がり3ハロン:33秒9
 
先週22日、東京競馬場にて行われたアイビーS(OP)で、絶好のスタートから好位で折り合い、最後は楽な手応えで突き抜ける圧巻のパフォーマンスを披露したソウルスターリング。
2着ペルシアンナイトとは完成度が既に1枚も2枚も上手で、牝馬ながら馬格も豊富なうえに男勝りな力強い走りは誰が見ても惚れ惚れするだろう。
 
また、デビューから2連勝を決めたソウルスターリングに対して、管理する藤沢和雄調教師は賛辞を惜しまない。
 
藤沢和雄(65歳)

藤沢和雄(65歳)

via google imghp
 
久々にしびれるレースだったね。今までニジンスキーやサンデーサイレンスなどいろんな種牡馬の産駒をたくさんやらせてもらってきたけどそれらと比較してもフランケルはすごい。
 
かつてはゼンノロブロイ、シンボリクリスエス、タイキシャトル、タイキブリザード、バブルガムフェロー、ダンスインザムードなど幾多の名馬を育て上げた名伯楽でさえも身震いするほどの逸材に、これからの日本競馬を牽引していってほしいと願うファンは当然ながら多いだろう。
 

目標は日本ダービー!ウオッカ以来の牝馬Vを狙う!!

 
ソウルスターリング陣営は今後のローテーションとして、一度放牧に出してから12月11日の阪神JF参戦が有力と明言。現状では2歳女王の座に一番近いのは間違いなくソウルスターリングだ。

そして最も注目が集まる来年のクラシック戦線だが、陣営はあえて牝馬路線には向かわず、牡馬クラシックの皐月賞、日本ダービーへ登録すると発表。牝馬ながら強力牡馬に立ち向かうあたり陣営の大きな期待の表れている。
 

◆勝てばウオッカ以来10年ぶり4頭目の快挙◆

 
ウオッカ

ウオッカ

父:タニノギムレット
母:タニノシスター
母の父:ルション
調教師:角居勝彦(栗東)
馬主:谷水雄三
生産者:カントリー牧場
通算成績:26戦10勝
主な勝鞍:'07日本ダービー・'08天皇賞(秋)・'09ジャパンカップなどG1レース7勝
via google imghp
 
2007年の日本ダービーで、皐月賞馬ヴィクトリーやフサイチホウオー、ドリームジャーニー、アドマイヤオーラなど強力牡馬を相手に豪快な差し切りを決めて史上3頭目の牝馬制覇を成し遂げたウオッカ。

そのウオッカもデビューからキャリア3戦で阪神JFを制した経緯があり、ソウルスターリングも同様に名牝への道筋を辿ることができるか大きな注目が集まる。
 
もしも、ソウルスターリングが皐月賞→日本ダービーの二冠制覇となれば、当然ながら菊花賞制覇にも大きな期待が膨らむ。

ここは怪物の娘らしく、日本競馬史上まだ誰も成し遂げていない牝馬による牡馬クラシック三冠制覇という伝説を作ってもらいたいものだ。

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