6月の新馬戦番付

 

横綱 アンジュシャルマン 105

 

大関 タイセイブレーク・モンドキャンノ・レッドラシーマ 102.5

 

関脇 キャスパリーグ 102

 

小結 マイネルバールマン 101

 

前頭筆頭 レヴァンテライオン・ロイヤルメジャー 100.5

 

※レーティング100以上のみを対象とする

 

各馬寸評

 
アンジュシャルマン 牝2歳

アンジュシャルマン 牝2歳

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:シーズアン
母父:ザイーテン
所属:佐々木昌三厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:キャロットファーム
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【横綱・アンジュシャルマン】
レースでは、道中ずっと口を割ってまともに折り合っていない状態で直線へ。そこからも足が衰えず先頭に踊り出る。さすがにやや一杯となるも、2着馬が競りかけて来たらゴール前で更にひと伸びして勝負根性も見せた。タイムも初レースで1400m=1:22.6なら上々で、しかも重馬場での計測だけに余計勝ちが高い。走法は首が高くまだ荒い面も多いが、その分の伸びしろもかなりある様に感じる素材。気性面が落ち着いて来れば血統的にもマイルまでは十分にこなせそうで、早くも来年の桜花賞候補の登場だ。
 
タイセイブレーク 牡2歳

タイセイブレーク 牡2歳

父馬:ダイワメジャー
母馬:インプレスゴールド
母父:ブライアンズタイム
所属:浜田多実雄厩舎(栗東)
生産:下河辺牧場(日高町)
馬主:田中成奉
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【大関・タイセイブレーク】
スタートは良かったが、道中の行き脚が余り良くなく先行勢から離れた中団での競馬。レース自体は行った行ったの展開で、前の2頭で決まりそうな流れを残り1ハロンでグイッと伸びての差し切り勝ちをおさめる。重馬場という事を考えればなかなか内容のある競馬で、最後のエンジンのかかり具合から見てももう少し距離はあった方が良いタイプ。と言っても、ダイワメジャー産駒なので1600m前後がベスト。2000m辺りまで伸びても大丈夫そうならクラシックへの視野も広がる。
 
モンドキャンノ 牡2歳

モンドキャンノ 牡2歳

父馬:キンシャサノキセキ
母馬:レイズアンドコール
母父:サクラバクシンオー
所属:安田隆行厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:ユアストーリー
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【大関・モンドキャンノ】
終始、引っ張りきりの手応えで番手を進み、直線も少し気合を入れる程度で真一文字に伸びて見せた。その確かな脚取りからも完成度の高さが伺い知れ、現時点での各2歳Sの有力候補No.1。レースぶりからもマイルまでがギリギリ守備範囲といった所か。キンシャサノキセキ×サクラバクシンオーという、超短距離配合なのでこのままマイル路線で花を咲かせて欲しい所。欲を言えば、4コーナーでのあの手応えなら2着馬をもう少し引き離して欲しかった部分はある。
 
レッドラシーマ 牡2歳

レッドラシーマ 牡2歳

父馬:クロフネ
母馬:アドマイヤリッチ
母父:サンデーサイレンス
所属:平田修厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:東京ホースレーシング
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【大関・レッドラシーマ】
2016年の新馬勝ち一番乗り。スタート・中・終いと全てで現時点での注文はない好バランスの素材である。鞍上の支持にも従順で、これなら2000mまでは許容範囲だろう。タイム自体は1600m=1:37.0とかなり遅めだが、全頭初の競馬なら余り気にする必要もない。それよりも、まだまだ体の使い方もぎこちなく成長力次第ではガラッと変わる可能性もあり得る。一度、休養を挟んでいるそうで休み明けの次走でパフォーマンスがどこまで上がるか見ものである。クロフネ×サンデーサイレンスという配合からも、決して早熟タイプではないのでその点に期待したい。
 
キャスパリーグ 牝2歳

キャスパリーグ 牝2歳

父馬:ディープインパクト
母馬:レジェンドキャット
母父:Storm Cat
所属:浅見秀一厩舎(栗東)
生産:明治牧場(新ひだか町)
馬主:(株)杉山忠国
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【関脇・キャスパリーグ】
抜群のスタートからスッと下げ、先頭集団の直後のインをピッタリと追走。4コーナーで上手く外に出すと、そこから一瞬の脚で余裕の差し切り勝ち。前評判の高い牡馬などをアッサリかわす辺り、初レースながらかなり大人びた競馬をする馬で完成度も高い。血統が今トレンドの“ディープインパクト×Storm Cat”で今後の成長力も十分。距離はマイル前後が適正範囲だろう。ゴール後にジョッキーが満足そうな表情を浮かべた辺りも期待をしている表れと見た。
 
マイネルバールマン 牡2歳

マイネルバールマン 牡2歳

父馬:ジョーカプチーノ
母馬:クリスビーナス
母父:シンボリクリスエス
所属:栗田博厩舎(美浦)
生産:藤沢牧場(新ひだか町)
馬主:サラブレッドクラブ・ラフィアン
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【小結・マイネルバールマン】
ジョーカプチーノ産駒の初勝利。父の遺伝子通り、先行してそのままスピードを持続する押し切りタイプの競馬だった。流れ自体は平凡だったが、2・3着馬がそれぞれ次走で楽勝しているのでこのレースのレベルが高かった証拠だろう。マイネルバールマン自体もまだ全力で走っている印象はなく、厳しい展開になった時にギアをもう1段階上げれるかどうかに注目して行きたい。今の感じならマイルまでは十分に対応可能と見る。
 
レヴァンテライオン 牡2歳

レヴァンテライオン 牡2歳

父馬:Pioneer of the Nile
母馬:Ghostly Darkness
母父:Ghostzapper
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:Tom Bozarth & Silver Fern Farm LLC(米)
馬主:ライオンレースホース(株)
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【前頭筆頭・レヴァンテライオン】
外国産馬・レヴァンテライオンの異次元の競馬。スタート良く、しっかりと道中折り合うも直線で上手く外に出せず2着馬に出し抜けを食らいそうになる。本来なら完全に負けパターンだったが、残り1ハロンで猛追を見せ最後はきっちり図ったかの様に差し切って見せた。外産特有のスピード剥き出しタイプではなく、もう少し奥がありそうでマイルまでは十分に対応も可能だろう。実際、差されたエスケークラウンが次走の未勝利戦を圧勝しているのでこの2頭の能力値は高い。
 
ロイヤルメジャー 牝2歳

ロイヤルメジャー 牝2歳

父馬:ダイワメジャー
母馬:クリミナルコード
母父:Red Ransom
所属:山内研二厩舎(栗東)
生産:上水牧場(むかわ町)
馬主:本間茂
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【前頭筆頭・ロイヤルメジャー】
好ダッシュから先手を奪い、スピードを全面に押し出した競馬で余裕の逃げ切り勝ち。まさに、新馬・短距離戦での勝ち方のお手本となる競馬だった。北海道競馬を庭とする山内厩舎のピンクの面子が更にデビューの装いを感じさせる。同厩舎よろしく、このまま函館2歳Sへ向かう公算か。持ち前のスピードを活かして、2歳戦で荒稼ぎしたいタイプの馬だろう。今の走りを見る限りではマイルは少し長い印象か。控える競馬を覚えるとまた許容範囲も広がる可能性はある。
 

まとめ

 
圧倒的にアンジュシャルマンがトップの数値を叩きだした。

前後半のレースぶり、終いの脚取り、タイム・馬場状態を加味してもかなりの潜在能力を感じる馬。気性面的にサクッと惨敗するタイプの可能性もあるが、鞍上が上手く操縦出来れば重賞でも好勝負出来ると見た。どちらかと言えばキレが身上そうな馬だけに、次は良馬場でのパフォーマンスを見てみたい。

後は、個人的にモンドキャンノ&レヴァンテライオンの競馬ぶりが好み。この2頭の次走、クラスが上がった際の本気の走りに注目したいと思う。

いずれにせよ、これらの数値は今後の各馬の対戦成績などを見て行きつつ、7月以降のレーティングと合わせて微調整を行っていく予定。また今後の番付発表をお楽しみに。

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