凱旋門賞の前哨戦を人気に応えて快勝

 

-G2・ニエル賞(シャンティイ競馬場・芝2400m)-
3歳牡牝による重賞レース。1着賞金は7万4100ユーロ(約854万円)。同じ日に行われるフォア賞(G2・4歳以上牡牝)、ヴェルメイユ賞(G1・3歳以上牝)と共に凱旋門賞へのステップレースとして知られている。
 
【レース回顧】
5頭立てのニエル賞。まずはイギリスのミッドタームがハナに立ち、各馬縦列になってレースは流れる。マカヒキは道中3番手を確保して初めての欧州馬場を確かめながら追走。直線400m過ぎで徐々にギアを上げると、逃げるミッドタームと2番手にいたドーハドリームとの熾烈な追い比べに。最後は残り50mの所で粘る2頭をクビ差制して勝利した。日本馬のニエル賞制覇は2013年のキズナ以来2頭目。世界中の強豪が揃う凱旋門賞へ大きな勢いをつける一戦になった。
 
マカヒキ(牡3歳)

マカヒキ(牡3歳)

父:ディープインパクト
母:ウィキウィキ
母の父:フレンチデピュティ
調教師:友道康夫(栗東)
馬主:金子真人ホールディングス
生産者:ノーザンファーム
通算成績:6戦5勝
主な勝ち鞍:東京優駿(日本ダービー)
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「フランスの競馬に慣れさせること」を最大の目的としてニエル賞に参戦。英愛ダービー馬のハーザンドが回避したことで単勝オッズ1.4倍の圧倒的人気に推されたマカヒキはレース中に右後肢を落鉄するアクシデントがありながらも初めての欧州競馬にもしっかり対応して勝ちきってみせた。鞍上のルメール騎手はまだ70%~80%の状態と言っており、一回叩かれたことで次走の凱旋門賞はさらに良い状態で出走できるだろう。
 

関係者のコメント

 
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友道康夫調教師
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フランスの競馬を経験できたので次に生きると思います。今日は競馬の前に馬場を実際に歩いたのですが、日本の馬場に近いと感じましたので、マカヒキなら対応できると思っていました。凱旋門賞は頭数が増えると思いますが、日本の競馬も多頭数で走ることが多いですし、精神力の強い馬なので大丈夫だと思います。
 
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クリストフ・ルメール騎手
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ここまでの過程が完璧でした。輸送も厩舎スタッフの仕上げも、追い切りも完璧でした。マカヒキはリラックスして走っていて、長く良い脚を使いました。直線でも瞬発力がありました。ニエル賞はステップで、3週間後の凱旋門賞は馬のコンディションがもっと良くなると思います。楽しみです。
 

まとめ

 
凱旋門賞は当然ながら相手関係が一気に強化されるが、同じ競馬場の同じ距離で勝てたことはかなり大きい。友道師が「この競馬が凱旋門賞につながると思う」と言えば、ルメール騎手は「次はもっと良くなる」と上積みを強調している。

父のディープインパクトが3位入線も後に失格処分となった2006年の凱旋門賞から丸10年が経ち、今年からは日本でも海外の馬券を買えるようになったことで注目度はより一層増している。この記念すべき年に何としてでも日本の悲願を達成してもらいたい。

頑張れ!!マカヒキ&C.ルメール!!!

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