サトノダイヤモンドが古馬撃破!!来年は世界制圧へ!

 

 
戦前の予想通りマルターズアポジーがハナを奪う。5馬身ほど後ろにキタサンブラック、3番手にゴールドアクター、アドマイヤデウスが続いて、外目の位置にマリアライト、ミッキークイーン、サトノダイヤモンド。さらに中団後方にサウンズオブアース、シュヴァルグランが追走する。3コーナーでサトノノブレスが捲るように進出を開始すると、ここでペースが一気に速くなる。逃げるマルターズアポジーが力尽き、キタサンブラックが先頭に立って最後の直線へ。直線へ向くと、キタサンブラックとゴールドアクターが並び、残り200mのところでキタサンブラックが一旦前に出るが、その外からサトノダイヤモンドが一気の末脚で追い込んでくる。最後は馬体を併せる形になったが、サトノダイヤモンドがクビ差交わしたところがゴール。
 
サトノダイヤモンド(牡3歳)

サトノダイヤモンド(牡3歳)

父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母父:Orpen
調教師:池江泰寿(栗東)
馬主:里見治
生産者:ノーザンファーム
通算成績:8戦6勝
主な勝鞍:'16菊花賞(G1)・'16有馬記念(G1)
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勝ったサトノダイヤモンドは、皐月賞3着、日本ダービーハナ差2着と春は無冠に終わったが、秋初戦の神戸新聞杯を難なく勝って臨んだ菊花賞を2馬身半差の快勝で待望のG1タイトルを手にした。今回、初めてキタサンブラックやゴールドアクターなど古馬の一線級との戦いとなったものの、3歳離れしたパフォーマンスで見事に完封してみせた。陣営は今後、来年秋の凱旋門賞に向けたローテーションを組むと明言しており、まだまだ成長の余地を残すサトノダイヤモンドなら日本の悲願を叶えてくれそうな気がする。
 
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レース結果を振り返ってのベスト予想

 
◎サトノダイヤモンド
◯キタサンブラック
▲ゴールドアクター
△シュヴァルグラン
△サウンズオブアース
×ヤマカツエース
×ミッキークイーン
×アドマイヤデウス
×デニムアンドルビー
×マリアライト
 
実績、地力ともに上位人気3頭が抜けている。本命は3歳ながらポテンシャルは同等かそれ以上のサトノダイヤモンド。対抗にキタサンブラック、単穴にゴールドアクター。この3頭に割って入れるとすれば、シュヴァルグラン、サウンズオブアースの2頭になるが、やはり力差は明確なので良くて2、3着とみるのがベストだろう。あとはヤマカツエース、ミッキークイーン、アドマイヤデウス、デニムアンドルビー、マリアライトに一発を期待して押さえれば完璧な予想と言えるのではないだろうか。
 

全着順

 
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 単勝オッズ
1 11 サトノダイヤモンド 55.0 ルメール 122.3 2:32.6(良) 2.6
2 1 キタサンブラック 57.0 武豊 116.3 クビ 2.7
3 2 ゴールドアクター 57.0 吉田隼 115.8 1/2 7.9
4 4 ヤマカツエース 57.0 池添 111.9 1.1/4 32.6
5 8 ミッキークイーン 55.0 浜中 112.1 クビ × 21.9
6 14 シュヴァルグラン 57.0 福永 113.1 1/2 16.2
7 15 アルバート 57.0 戸崎圭 111.0 1.1/2 68.0
8 6 サウンズオブアース 57.0 Mデムーロ 113.8 1/2 8.7
9 13 デニムアンドルビー 55.0 バルザローナ 113.1 クビ × 71.0
10 16 マリアライト 55.0 蛯名 112.0 1.1/2 × 19.3
11 10 アドマイヤデウス 57.0 岩田 109.4 ハナ × 51.5
12 9 ヒットザターゲット 57.0 田辺 107.9 3 189.6
13 12 サトノノブレス 57.0 シュミノー 108.4 4 155.2
14 3 ムスカテール 57.0 中谷 102.9 1/2 202.3
15 7 マルターズアポジー 57.0 武士沢 103.0 1/2 83.1
16 5 サムソンズプライド 57.0 横山典 95.5 3.1/2 180.3


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ①②⑥⑪⑭ 計10点 的中
単勝 11 260円 枠連 1-6 330円
複勝 11 120円 ワイド 1-11 200円
1 120円 2-11 450円
2 200円 1-2 420円
馬連 1-11 440円 馬単 11→1 770円
三連複 1-2-11 1,050円 三連単 11→1→2 3,940円


 
2016年の有馬記念の的中馬券

2016年の有馬記念の的中馬券

 

編集部内の回顧

 
キタサンブラックがまた楽な展開になりかけた中、本命サトノダイヤモンドが自ら展開をかえて快勝。着差以上に強いしやはりこの世代の上位3頭は強い。サトノダイヤモンドが勝ってキタサンブラックとゴールドアクターの想定は完璧。それにしても2頭は楽な展開だった。ヤマカツエースとアルバートの評価は見直すべく反省。あとは展開の結果。(大川)
 
◎サトノダイヤモンドは良かったが、◯シュヴァルグランは残念。ずっと増え続けていた馬体がここで更にプラス体重で出走となるとやはり厳しい戦いとなった。そこが崩れて▲キタサンブラックと▲ゴールドアクターが仲良く上位入線なのだから至極順当な結果だ。△ミッキークイーンとサウンズオブアースは結果的に地力の差で明暗を分けた。4着の×ヤマカツエースが最速上がりで距離に対応出来たのが驚きだった。結果、今年の3歳はやはりレベルが高かったという事だろう。(田中)
 
予想通り◎◯▲の順で決まったので良かったが、△シュヴァルグラン、アドマイヤデウス、マリアライトは少し残念な結果。×ヤマカツエースは直線のロスがなくても3着以内は厳しかったと思うが、力のあるところを見せてくれたので来年も期待できる。サウンズオブアースは元々評価をしていないし、今までは上手くいっていた印象。重賞の一つくらいは勝ってほしいが。(小野寺)

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