AJCCのレース映像

 

2017年01月22日 AJCC 芝2200m 中山競馬場

1着:タンタアレグリア(蛯名)
2着:ゼーヴィント(戸崎)
3着:ミライヘノツバサ(内田)

中止:シングウィズジョイ(ルメール)
 
直線に入って前の馬に接触したシングウィズジョイはそのまま躓いてしまい頭からコースへ転倒。騎乗していたルメール騎手も落馬して競走中止となってしまった。

シングウィズジョイは前走のエリザベス女王杯で2着に好走し、年明け初戦のAJCCでは牡馬に混じって4番人気に支持されるなど活躍が期待されていた。
 

【パトロールビデオ】

 

4コーナーのパトロールビデオ映像

 
パトロールビデオをよく見てみると、シングウィズジョイが倒れる直前のコーナーワークでバランスを崩しているのがよく分かる。その煽りで横のシルクドリーマーと更に外にいたホッコーブレーヴも大きく膨れる不利を受けている。特に後者は騎乗していた大野騎手の鐙が外れてまともに追えない状態となってしまった。

そして、その後態勢を立て直していざエンジンをふかした瞬間に前の馬と体が接触。それをキッカケにし同馬は頭から芝へ突っ込む様な姿勢で倒れ込み、それと共にルメール騎手も落馬したと言う流れだ。

その後の情報でシングウィズジョイは左上腕骨々折と診断され安楽死処分となった。
 

ルメール騎手は打撲程度

 
コース上でスタッフに介抱されるルメール騎手

コース上でスタッフに介抱されるルメール騎手

via google imghp
 
その後、自身で立ち上がり無事をアピール

その後、自身で立ち上がり無事をアピール

via google imghp
 

『前の馬に触れて転倒してしまった。僕の体は大丈夫です』

 
との様にレース後はコメント。この時、腰を強打しており体自体は問題無く動くものの、一応の大事を取って最終レースの騎乗を取り止めている。

尚、この日は4レースでも発馬直後に落馬をしている為、1日に2度も競走を中止すると言う前代未聞の事態となった。
 

4Rの映像はこちら

 

2017年01月22日 3歳500万下 ダート1200m 中山競馬場

1着:グッドヒューマー(勝浦)
2着:スズカグラーテ(長岡)
3着:ミスパイロ(松岡)

中止:オールドベイリー(ルメール)
 
2番人気のオールドベイリーに騎乗したルメール騎手はスタート直後にこちらもバランスを崩して転倒。馬に異常は無く、落馬した自身が右ひざを負傷したもののその後の騎乗には問題無い程度。
 
ふたレースを通じてのルメール騎手のコメント

ふたレースを通じてのルメール騎手のコメント

『AJCCは一回転して腰から転倒したから、頭は打っていないしどこも骨折していなかったので良かった。1日に2回も落馬したのは僕の騎手人生でも初めての経験。でも、ケガも大した事無くて来週の騎乗も大丈夫だと思う』
via google imghp
 
もし自分がルメール騎手の立場だったら、1日に2回も馬の上から落ちたらもう今後絶対乗りたくないと思います。それでも、来週はオッケーと言っている当たりを見ると本当に競馬が好きなんだなと思います。これで2017年の厄も全部一緒に落っこちた事にして、また来週からガンガン活躍して下さい。
 

シングウィズジョイは予後不良に…

 
シングウィズジョイ 牝5歳

シングウィズジョイ 牝5歳

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:シングライクバード
母父:シンボリクリスエス
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:社台レースホース
via google imghp
 
2015年のフローラSを制し、その年のオークス&秋華賞とクラシック戦線を戦い抜いたシングウィズジョイ。その後はオープンを1勝のみと鳴かず飛ばずの成績が続いていたが、昨年のエリザベス女王杯では12番人気の低評価を覆す2着入線を果たし競馬ファンを驚かせた。

年が明け、ここから牝馬の古馬路線を引っ張って行く存在として活躍が期待されていた中での落馬事故だけに残念でならない。しかし競馬と言うスポーツである以上、今回の様なリスクは常に混在しているのも事実。シングウィズジョイには天国で温かく見守っていて欲しい。
 

まとめ

 
気のせいでも何でもなく、年末から有力騎手の相次ぐ落馬事故でヒヤッとするシーンが多い。

たまたま重なっているだけかもしれないが、それでも人馬共に命に関わる重大な問題であり改善策などの提示が欲しいところ。とは言え、これまでやるべき対応などもし尽して来ているだろうし、JRA側もひとたびレースが始まれば後は騎手に全てを任せる他無いのだ。

危険騎乗でも何でも無い場合は、全て致し方ないものとして受け入れざるを得ないのだろうか??現象事態が少ないとしても、それに携わる関係者やファンの人達が非常に悲しくなってしまう出来事である。今後も同様のケースが相次ぐ様なら何らかの処置を行って欲しいと切に願うばかり。

最後に、シングウィズジョイ並びに関係者の皆様には心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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