レース傾向&展開

 
『阪神・芝2000m』
大観衆のホームストレッチ半ばからスタートする阪神・芝2000mはスタート直後に上り坂があるため、前半のペースは速くならず比較的ゆったりと流れるのが特徴。スタートから向正面まではペースが落ち着くが、3・4コーナーを過ぎるとペースが一気に上がっていく。
直線に入ると2回目の上り坂が待ち受けているので、かなりスタミナを要求されるレースになる。
基本的に先行馬が有利で追い込みが全く決まらないわけではないが、阪神競馬場開幕週の今回は尚更先行馬有利で後方一気の競馬は高い確率で決まらないと考えて良さそう。
一番の理想は道中インで脚を溜めて直線に向いた時点で、4・5番手以内にいるのがベストだろう。
 
『レース展開』
今年のマーメイドステークスは②ナムラアン⑪ウインリバティ⑫リラヴァティの3頭のハナ争いが予想される。後ろの先行集団に④レッドオリヴィア⑤ハピネスダンサー⑥ショウナンバーキン⑩ゴールドテーラー⑬シュンドルボンが続き、後方集団に①ココロノアイ③アカネイロ⑦ヒルノマテーラ⑧タガノエトワール⑨メイショウマンボが末脚にかける形になるだろう。
 

独自予想

 
◎ハピネスダンサー(牝5歳)

◎ハピネスダンサー(牝5歳)

父:メイショウサムソン
母:クロノロジスト
母の父:クロフネ
馬主:前迫義幸
調教師:高野友和(栗東)
生産者:ノーザンファーム(安平町)
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前走の福島牝馬ステークス(G3)は先行集団でスムーズな競馬ができたにも関わらず、長距離輸送が影響したせいか直線では伸びを欠いて6着と惨敗。
一度間隔を空けてリセットされた今回は心身ともに上向きで、先行馬有利で且つ器用さが問われる阪神コースもこの馬にはベストな舞台なのでここで巻き返しを期待する。鞍上の川田将雅騎手も日本ダービーを制して勢いに乗っているので、ここは逆らわず本命にしたい。
 
◯リラヴァティ(牝5歳)

◯リラヴァティ(牝5歳)

父:ゼンノロブロイ
母:シンハリーズ
母の父:シングスピール
馬主:キャロットファーム
調教師:石坂正(栗東)
生産者:ノーザンファーム(安平町)
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過去にフェアリーステークス3着、チューリップ賞3着、ローズステークス3着、福島牝馬ステークス2着と重賞での好走実績がある馬なので、能力はメンバーの中でもトップクラスだろう。
父がゼンノロブロイということもあり、切れ味が要求される京都コースよりもどちらかと言えばパワーとスタミナが必要な阪神コースの方が合っているはず。秘めたポテンシャルは間違いなく高いものを持っているので、持ち前のしぶとさが生かせる展開になれば十分にチャンスはある。
 
▲ココロノアイ(牝4歳)

▲ココロノアイ(牝4歳)

父:ステイゴールド
母:ビューティソング
母の父:デインヒル
馬主:酒井牧場
調教師:尾関知人(美浦)
生産者:酒井牧場
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前走の阪神牝馬ステークスで勝ち馬スマートレイアーに0.5秒差の5着と大きく負けていないのはかなり評価できる。自身も重賞2勝をマークしているように能力は上位だろう。相変わらず折り合い面に不安を残しているが、鞍上も手の内に入れている横山典弘騎手なので問題はなさそう。道中自分のリズムでリラックスして走れれば十分に好勝負できるだろう。
 
▲シュンドルボン(牝5歳)

▲シュンドルボン(牝5歳)

父:ハーツクライ
母:ネイチャーガイド
母の父:エルコンドルパサー
馬主:下河辺牧場
調教師:矢野英一(美浦)
生産者:下河辺牧場(日高町)
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前走のヴィクトリアマイルでは終始マイルの流れについて行けず9着に敗れたが、この馬の適性距離はやはり1800m~2000m前後だろう。今回が初の阪神コースになるが、過去にもコーナー4つの中山コースで良績を挙げているので心配はいらない。
 
△ナムラアン(牝4歳・福島信晴)
元々ゲートが苦手でスタートで後手を踏む馬だったが、前走の都大路ステークスでは上手くスタートを決めると、そのままハナに立ちラングレーやガリバルディなどの強力牡馬を完封して勝利、ようやく軌道に乗ってきた感じがする。阪神でも勝ち鞍があるので、ここでも好勝負を期待する。

△レッドオリヴィア(牝5歳・平田修)
前走のパールステークス(1600万以下)ではリラヴァティに差されてクビ差で敗れたが、絶好のスタートから前目のポジションでレースができたのは評価できる。しかも今回はリラヴァティより1kg軽い52kgで出走できるのは好材料だ。今回も上手くスタートを切って一発を狙ってほしい。
 

三連単フォーメーション:①⑤⑫⑬-②④-⑦⑧⑩⑪ 計160点

 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 
ハイレベルのエリザベス上位のシュンドルボンが最上位。信用性は低いが実績は断然だろう。続いてココロノアイ。こちらも桜花賞以降のレースはチグハグが続いており見切るには早い。タガノエトワールは直近の成績が悪すぎるので、リラヴァティ、レッドオリヴィアと続くが大混戦の様相。
 
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 大川 小野寺 田中 渡辺 予想オッズ
1 ココロノアイ 55.0 横山典弘 102.6 7.3
2 ナムラアン 55.0 池添謙一 97.0 4.3
3 アカネイロ 51.0 中谷雄太 97.0 51.2
4 レッドオリヴィア 52.0 秋山真一郎 101.5 × 7.9
5 ハピネスダンサー 53.0 川田将雅 100.4 11.2
6 ショウナンバーキン 50.0 藤懸貴志 94.5 143.6
7 ヒルノマテーラ 51.0 四位洋文 97.0 × × 24.5
8 タガノエトワール 54.0 小牧太 102.3 × × × 19.7
9 メイショウマンボ 56.0 武幸四郎 101.0 43.5
10 ゴールドテーラー 50.0 岩崎翼 98.5 × × 63.0
11 ウインリバティ 53.0 松山弘平 99.3 × 16.2
12 リラヴァティ 53.0 松若風馬 101.2 6.8
13 シュンドルボン 56.0 吉田豊 103.3 3.4
14 シャイニーガール 49.0 酒井学 98.0 103.9
※ハンデ込み

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