①ラヴィエベール|土曜東京10R ノベンバーS

 
ラヴィエベール 牡3歳

ラヴィエベール 牡3歳

父馬:ディープインパクト
母馬:コケレール
母父:Zamindar
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:シルクレーシング
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2016年11月05日 ノベンバーS 芝2000m 東京競馬場

1着:トルークマクト(蛯名)
2着:ラヴィエベール(ルメール)
3着:ゲッカコウ(菊沢)

レースタイム:1.59.9(良)
レース上がり3ハロン:35.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
 
【ラヴィエベール】
確勝が期待されたラヴィエベールだったが、力が抜けてる馬が負ける唯一のパターンにハマってしまった。大逃げを打つ馬~番手の集団~後方勢という3分割された馬群の後ろに位置し追い出しのタイミングなどを見誤った結果、格下の相手に出し抜けを喰らった形だ。それでも、1頭だけ別次元の脚で突っ込んで来た辺りは地力の証明か。次走は間違いないだろう。
 

②ミスエルテ|土曜京都11R ファンタジーS

 
ミスエルテ 牝3歳

ミスエルテ 牝3歳

父馬:フランケル
母馬:ミスエーニョ
母父:Pulpit
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:サンデーレーシング
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2016年11月05日 ファンタジーS 芝1400m 京都競馬場

1着:ミスエルテ(川田)
2着:ショーウェイ(松若)
3着:ディアドラ(デムーロ)

レースタイム:1.21.8(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
 
【ミスエルテ】
スタートで出遅れて最後方から。それでも、鞍上は一切慌てる事なくゆっくりと追走する。この時点で余程の能力差を感じて自信があったのだろう。直線ではノーステッキで一気の差し切り勝ち。怪物の娘らしく、異次元を末脚を披露して見せた。牝馬戦線では断トツトップの暫定1位。今後のクラシック戦線は同馬を中心に回って行く事と思われる。
 

③アドマイヤミヤビ|日曜東京9R 百日草特別

 
アドマイヤミヤビ 牝2歳

アドマイヤミヤビ 牝2歳

父馬:ハーツクライ
母馬:レディスキッパー
母父:クロフネ
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:近藤利一
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2016年11月06日 百日草特別 芝2000m 東京競馬場

1着:アドマイヤミヤビ(ルメール)
2着:カデナ(福永)
3着:アウトライアーズ(田辺)

レースタイム:2.03.4(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
【アドマイヤミヤビ】
未勝利戦で高いパフォーマンスを見せたアドマイヤミヤビが、昇級戦でも同様に楽勝で一気のオープン入りを果たした。大きい躍動感のあるフットワークはまさに東京競馬場向きと言った感じで、鞍上のルメール騎手も自信を持って乗っていた。血統的にも距離が伸びてこその馬だろうし、如何にもオークス向きのタイプだ。今後のローテが気になるが、長い目で楽しめそうな逸材。
 

④ロードリベラル|日曜福島10R きんもくせい特別

 
ロードリベラル 牡2歳

ロードリベラル 牡2歳

父馬:ブレイクランアウト
母馬:デルマハゴロモ
母父:フジキセキ
所属:尾形和幸厩舎(美浦)
生産:スマイルファーム(日高町)
馬主:ロードホースクラブ
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2016年11月06日 きんもくせい特別 芝1800m 福島競馬場

1着:ロードリベラル(吉田隼)
2着:マイネルユニブラン(丹内)
3着:レジェンドセラー(石橋)

レースタイム:1.50.2(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
 
【ロードリベラル】
未勝利上がりのロードリベラルが最後方追走から、直線の短い福島競馬場で一気の差し切り勝ち。重賞で好走経験のあるフラワープレミアやオープン2着の実績を誇るレジェンドセラーらが相手だっただけに、非常に価値のある勝利だった。小さい馬体ながら、目いっぱいに体を使った豪快なフットワークで前進気鋭する姿は頼もしいばかり。重賞でも十分やれる素材と判断する。
 

⑤エイシンティンクル|日曜京都12R 3歳500万下

 
エイシンティンクル 牝3歳

エイシンティンクル 牝3歳

父馬:ディープインパクト
母馬:キャタリナ
母父:Storm Cat
所属:坂口正則厩舎(栗東)
生産:木田牧場(新ひだか町)
馬主:栄進堂
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2016年11月06日 3歳500万下 芝2000m 京都競馬場

1着:エイシンティンクル(岩田)
2着:エルプシャフト(バルザローナ)
3着:ポルトフォイユ(浜中)

レースタイム:1.59.7(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
【エイシンティンクル】
全兄エイシンヒカリ同様、テンから軽快に飛ばして行く大逃げのレース。しかし、同馬にとってはオーバーペースという訳でも無く、直線でもしっかりと末を伸ばしている事を考えるとまだまだ伸びシロもありそう。何より、今回負かした相手がエルプシャフトとポルトフォイユだけにそれらを4馬身差突き放している事自体がこの馬の強さを物語っている。1000万に上がっても要注意だろう。
 

まとめ

 
今週のピックアップは以上。

今週は有力な2歳馬が3頭。その中でもミスエルテが驚異的な強さで重賞を制覇した。それでもまだ本気で追われていない点を見ても、一度牡馬に混じった中での走りも見てみたい。後は同じ牝馬でもこちらは長距離タイプのアドマイヤミヤビ。ここも末脚は堅実で今後も安定した走りが期待出来そう。逆にきんもくせい特別を勝ったロードリベラルは不安定型だろうが、走法を見てもかなりの潜在能力を感じ、次走以降も注目して追いかけたい。

後はエイシンティンクルか。全兄エイシンヒカリが暮れの香港で引退する事が決まっており、その伝説を引き継ぐ形で同馬にも個性的な逃げ馬として育って欲しいものである。

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