レース傾向&展開

 

〈小倉競馬場・芝1200m〉

 
スタートからゴールまで上り坂がなく、全体に渡って平坦なコース形態。スタート地点がコースの中で一番高い位置となっているため、テンのスピードが速くなりなりやすく、先行争いは激しくなる。さらに3、4コーナーから下り坂になっているので、スピードは落ちにくく、逃げ・先行馬がそのまま押し切ってしまうケースが多く見られる。やはり狙い目は先行力があってスピードを持続できる馬になる。ただ、展開次第では差し・追い込みも決まるので軽視は禁物だ。
種牡馬ではダントツトップでサクラバクシンオーが好成績。次いでキンシャサノキセキ、ホワイトマズル、フレンチデピュティの産駒には注目したい。
 

〈レース展開予想〉

 
今年の小倉2歳Sの先手争いはカシノマスト、メイソンジュニア、ドリームアローの3頭になるか。先行集団から中団にかけてビーカリー、ダイイチターミナル、レーヌミノル、クインズサリナ、シゲルベンガルトラ、ナムラアイドル、ブラックランナー、テイエムヒッタマゲが続いて、後方にオールポッシブル、ドゥモワゼル、ハルクンノテソーロ、キョウヘイという展開が有力。
 

独自予想

 

◎クインズサリナ

 
クインズサリナ(牝2歳)

クインズサリナ(牝2歳)

父:ダノンシャンティ
母:ケイアイギャラリー
母父:ウォーニング
調教師:西村真幸(栗東)
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6月の阪神メイクデビューで快勝し、続くフェニックス賞も制して無傷の2連勝を達成。父は2010年のNHKマイルCをJRAレコードで制したダノンシャンティ、さらに母系を辿るとほとんどが短距離血統で、クインズサリナにとってもスプリント戦がベストと言える。デビュー戦で負かしたリンクスゼロとカシノマストがその後にOP特別を勝ったことから秘めたポテンシャルは相当で、父譲りのスピードと切れ味を武器に一気の3連勝を飾りたい。
 

◯レーヌミノル

 
レーヌミノル(牝2歳)

レーヌミノル(牝2歳)

父:ダイワメジャー
母:ダイワエンジェル
母父:タイキシャトル
調教師:本田優(栗東)
via google imghp
 
今回と同舞台の小倉メイクデビューでは内の先行馬を見ながら好位を追走し、直線で外から並びかけながら抜け出して最後は余力を残したままゴール。そのデビュー戦ではやや身体に緩さが感じられたが、一度使われたことによって締まってくればさらにパフォーマンスを向上させられるはず。全姉4頭が1400~1800mで良績を残しており、レーヌミノルも1200mは適距離ではないかもしれないが、ここで好走できれば今後の選択肢が広がることは間違いない。
 

出馬表&予想オッズ

 
   
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 大川 小野寺 田中 予想オッズ
1 ビーカリー 牝2 54.0 国分恭介 ---- 114.3
2 ダイイチターミナル 牡2 54.0 嘉藤貴行 ---- × × × 43.5
3 カシノマスト 牡2 54.0 川須栄彦 ---- 4.6
4 レーヌミノル 牝2 54.0 浜中俊 ---- 3.2
5 クインズサリナ 牝2 54.0 川田将雅 ---- 2.4
6 シゲルベンガルトラ 牡2 54.0 藤岡康太 ---- × 27.3
7 ナムラアイドル 牝2 54.0 酒井学 ---- 10.4
8 オールポッシブル 牝2 54.0 松若風馬 ---- × × × 21.3
9 ドゥモワゼル 牝2 54.0 北村友一 ---- × 7.5
10 ハルクンノテソーロ牡2 54.0 大野拓弥 ---- 94.6
11 メイソンジュニア 牡2 54.0 松山弘平 ---- × 14.7
12 ブラックランナー 牡2 54.0 幸英明 ---- × 56.4
13 キョウヘイ 牡2 54.0 高倉稜 ---- × 17.2
14 テイエムヒッタマゲ 牡2 54.0 田中健 ---- 32.0
15 ドリームアロー 牡2 54.0 藤岡佑介 ---- × 76.2

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