8月の新馬戦番付

 

【横綱】 ヴァナヘイム・ペルシアンナイト 104.5

 

【大関】 レッドアンシェル 100.5

 

【関脇】 ニシノアモーレ 98

 

【小結】 ランガディア 97.5

 

【前頭筆頭】 ルートディレクトリ 96.5

 

※レーティングは随時調整を行っています。

 

各馬寸評

 
ヴァナヘイム 牡

ヴァナヘイム 牡

父馬:キングカメハメハ
母馬:グルヴェイグ
母父:ディープインパクト
所属:角居勝彦(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:サンデーレーシング
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【ヴァナヘイム】
グルヴェイグの初仔。デビュー前から評判は高かったが、レースではその評価を遥かに凌ぐ好内容で圧勝した。2着馬が必至で追い続ける所を、馬体を併せたままで全く追わない楽勝ぶり。大きく離れた着差での持ったままはこれまで幾度と見て来たが、僅差の勝負で一切手綱をしごかないレースは初めて見たかも知れない。それだけ、鞍上の浜中騎手に自信があったという事だろう。文句なく、8月の新馬戦ではNo.1。
 
ペルシアンナイト 牡

ペルシアンナイト 牡

父馬:ハービンジャー
母馬:オリエントチャーム
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿(栗東)
生産:追分ファーム(安平町)
馬主:G1レーシング
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【ペルシアンナイト】
そのヴァナヘイムに負けず劣らずのパフォーマンスを発揮したのがペルシアンナイト。直線に入り、サッと気合いを入れただけで他馬とは別次元の矢の様な伸び脚を見せて快勝した。走法・馬体を見る限りではかなりの大物相があり、まだまだ荒削りな部分もあるので成長次第では相当なレベルに行ける可能性も。しかし、2戦目以降の走りがチグハグになりやすいハービンジャー産駒だけに次走でその真価が問われる。
 
レッドアンシェル 牡

レッドアンシェル 牡

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:スタイルリスティック
母父:Storm Cat
所属:庄野靖志(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:東京ホースレーシング
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【レッドアンシェル】
直線であっという間に2着以下を引き離し快勝したのだが、それよりも雨で馬場状態も悪い中きっちり走り切るメンタルの強さが肝。走りにくい条件下で如何にパフォーマンスを落とさないかという点が一流馬の必要なファクターでもあり、その素質を新馬戦で十分に見せてくれた。今後も、余程の事が無い限り無様な競馬で惨敗する姿は見ないのではないだろうか。マンハッタンカフェ×Storm Catという配合も魅力的だ。
 
ニシノアモーレ 牝

ニシノアモーレ 牝

父馬:コンデュイット
母馬:ニシノマナムスメ
母父:アグネスタキオン
所属:上原博之(美浦)
生産:藤原牧場(新ひだか町)
馬主:西山茂行
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【ニシノアモーレ】
道中ほぼ最後方の位置から、直線だけでアッサリと前をかわしラストは4馬身もの差を付けてのデビュー勝ちを収めた。抜け出す時の一瞬のキレはむしろ、中山や京都競馬場でのレースに適しているのではないだろうか。ニシノフラワーの孫という事で血統的な下地もある。ただ、実績に乏しいコンデュイット産駒だけに今後の成長力という部分にはいささか疑問が残る点は否めない。代表産駒になれる事を期待している。
 
ランガディア 牡

ランガディア 牡

父馬:キングズガード
母馬:マリーシャンタル
母父:サンデーサイレンス
所属:木村哲也(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:吉田勝己
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【ランガディア】
ラスト200mまで出口が見つからず馬群に閉じ込められる。ようやく空いたスペースを半ば強引にこじ開け、そこから瞬間移動したかの様に気が付けば先頭に立っていた。もっとスムーズな競馬ならどれだけの着差が開いたか検討もつかないが、1頭だけ違うレベルだったという点は理解出来た。新馬からあの競馬が出来るという事はかなり期待して良い。またしてもダイナカール一族から名馬誕生の予感??
 
ルートディレクトリ 牡

ルートディレクトリ 牡

父馬:タートルボウル
母馬:クリッピングエリア
母父:シンボリクリスエス
所属:宗像義忠(美浦)
生産:メイプルファーム(日高町)
馬主:薗部博之
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【ルートディレクトリ】
直線半ばまで持ったまま。追い出されてグンと伸び、後続を突き放して快勝した。“ダービースタリオン”の開発者・薗部博之氏の所有で久々の期待馬だ。氏らしく血統は地味だが、しっかりと中身の詰まった良い走りをするタイプ。タートルボウル産駒が未知数ではあるが、きちんと段階を踏んで成長して行けば良い所に行ける能力が秘めている筈だ。
 

まとめ

 
今月はヴァナヘイム一択だろう。ちょっとあの新馬戦は度肝を抜かれた。タイムや相手関係などを考えれば過大評価の可能性も無くはないが、血統的にも肩透かしを食らう様な馬ではないし成長力もある。デビューであのパフォーマンスをして重賞クラス以下というのは考えにくく、故障さえしなければ確実にクラシック戦線に浮上するだろう。

それ以外では、ペルシアンナイト。これも相当な勝ち方だったが、前述のようにハービンジャー産駒という部分がネックなのだ。いずれの馬もデビュー戦でのパフォーマンスが凄過ぎて、2戦目以降の案外さに呆気にとられるシーンが少なくない。同馬には良い意味で期待を裏切って欲しいものである。

以上、8月の新馬戦番付でした。

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