モーリス

モーリス

通算成績は14戦9勝。主な勝ち鞍は安田記念、マイルチャンピオンシップ、香港マイルなど。

父:スクリーンヒーロー
母:メジロフランシス
母父:カーネギー

美浦・堀厩舎所属
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モーリス圧巻の貫禄勝ち

 

2016年5月1日・香港チャンピオンズマイル

断トツの一番人気に支持されたモーリス。スタートから終始余裕のレース運びで他馬を圧倒した。昨年末の優勝に続き香港でも連勝を飾り、競馬ファンにアジアでは敵無しを印象付けた。
 
レースは淡々と進む中、道中は理想的な先行ポジション。直線では早め先頭から後続に影をも踏ませぬ余裕の勝利で、堂々の1番人気に応えて見せた。香港の名ジョッキー、J・モレイラのエスコートもあったが、それにしても他の出走馬との格の違いをまざまざと見せつけた形だ。
 

アジア圏内では無敵

 
昨年のマイルチャンピオンシップ

昨年のマイルチャンピオンシップ

現在、2015年から7戦無敗。日本でも安田記念とマイルチャンピオンシップの両G1を連勝し、今回の香港連勝を含めアジア圏内のマイルG1は総ナメした。次の標的はヨーロッパか??
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今年もドバイターフ(1800m)に登録していた様に、堀調教師の視線は世界へ向いている。残念ながら爪の損傷で回避はしたが、今後の動向に注目したい。尚、レース後にオーナーの吉田和美氏は「次走は体調と相談しながら、安田記念か宝塚記念へ」と明言した。
 
現実的な所としては、中距離路線へ転向も視野に入れ宝塚記念へ出走か。帰国時の検疫期間も考慮すると、ローテ的に安田記念は少しハードかも知れない。仮に宝塚記念で好走出来た場合、秋以降の出走レースの選択肢の幅が一気に広がる。堀調教師は種牡馬としての価値を高めたい意向があり、そうなると距離適性の融通さは是が非でも証明しておきたい所だろう。
 

スクリーンヒーローの評価がうなぎのぼり

 
スクリーンヒーロー

スクリーンヒーロー

通算成績は23戦5勝。主な勝ち鞍はジャパンカップ。

父:グラスワンダー
母:ランニングヒロイン
母父:サンデーサイレンス
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ゴールドアクター

ゴールドアクター

通算成績は14戦8勝。主な勝ち鞍は有馬記念。

父:スクリーンヒーロー
母:ヘイロンシン
母父:キョウワアリシバ

美浦・中川厩舎所属
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同日に行われた天皇賞春で1番人気に支持されたゴールドアクターもスクリーンヒーロー産駒。両馬もお父さんと同じく、古馬になってから頭角を表し下位条件から一気にスターダムまで駆け上がった晩成タイプだ。この2頭が短距離〜中距離で同時期に活躍したお陰で、生産者からの評価は一気に急上昇した。今年種付けされた繁殖牝馬の質はこれまでのものより格段にレベルは上がり、2019年の産駒から大ブレイクする可能性もある。
 

2015年驚愕の無敗

 

モーリスの2015年全レース映像

①若潮賞(1000万下)
②スピカS(1600万下)
③ダービー卿C(G3)
④安田記念(G1)
⑤マイルCS(G1)
⑥香港マイル(G1)
 
最後に昨年度の年間無敗を達成した全レースの映像をご覧頂こう。何と言っても衝撃は、3走目のダービー卿チャレンジだろう。道中をほぼ最高方で追走し、あの直線の短い中山で2着に3馬身差も付けたのだから恐れ入る。上がり3ハロンも何と33.0。筆者はこのレースを見て、「これはG1馬になるな」と確信した。しかし、その後の活躍はこちらの想像以上で、まさか短距離馬から年度代表馬に選ばれるなどとは‥願わくばこのまま無敗街道を突っ走って競走生活を終えて欲しいものである。
 

まとめ

 
モーリスの何が良いって、やはりその地味な血統構成。地味と言うと、スクリーンヒーローにもカーネギーにも怒られてしまうがwww‥やはり、ディープインパクト全盛の時代にこういったB級血統の馬が活躍してくれるのは血統大好き人間からすると、かなりテンションが上がる出来事のひとつなのだ。
 
一先ず、これからゴールドアクターと共にGMの黄金期を築いてもらい、スクリーンヒーロー及びグラスワンダーの血を脈々と広げて欲しいという事に尽きる。サンデーサイレンス全盛の時代に、同じヘイルトゥリーズンの血でも個人的にはロベルト系の馬が大好きだった筆者。優等生タイプの多かったサンデー産駒と対照的に、その大物感と個性的なキャラクターが多い血筋には強く惹かれたものだった。

頼んだ、モーリス。

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