馬体診断
取材時点での馬体重は430kg前後。姉のルージュバックもそこまで大きくないが、本馬はまだその一回り小柄な作りだ。バランスは良いものの、一級線と戦うにはそこそこの馬格も必要不可欠だ。遅生まれという事もあり今は成長を促しながらゆっくり調整を進めているとの事で、秋以降のデビューの公算が高い。
血統構成
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ジンジャーパンチ | Awesome Again | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Primal Force | Blushing Groom | ||
Prime Prospect | |||
Nappelon | Bold Revenue | Bold Ruckus | |
More Revenue | |||
Sally Go Gray | Wise Exchange | ||
Surreptitious |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:2.1pt
母ジンジャーパンチ、姉ルージュバックと名牝続きだが、全兄がいまいちなのが気になる。あと1枚2枚の血統後押しがほしいところだろう。
前評判
関係者曰く、「大事に育てて行きたいですね。かなり回転の良いフットワークをしていて、調整自体も何の問題ありません。現時点までの成長過程はルージュバックよりも上です。これは化けるかも知れません」という、かなり期待出来るコメントを残している。その姉が果たせなかったクラシック制覇を本馬の運命に託す。
馬名の由来
エリティエール
【意味】…後継者(仏)。
父や母のような活躍を期待してのネーミング。ディープインパクトもそうだが、母のエリティエールも米のGⅠを6勝している名牝だ。両親合わせてGⅠ14勝の名誉に続く事が出来るのか乞うご期待。
父や母のような活躍を期待してのネーミング。ディープインパクトもそうだが、母のエリティエールも米のGⅠを6勝している名牝だ。両親合わせてGⅠ14勝の名誉に続く事が出来るのか乞うご期待。
編集部内の評価
姉のルージュバックは騒がれたものの、結局はクラシック未勝利。その下のディープインパクト牡馬が全く走らなかった。以上の2点を考えても余り強調材料はない様に思える。確かに、ルージュバックの潜在能力自体はGⅠ級だとしても結果勝てていないという運の無さみたいなものは一族に引き継がれるもの。(田中)
ケイブルグラムが走っていればかなり注目となるが、現時点では父違いのルージュバックしか当たっていないので冒険選択になるのでパス。注目は注目。(大川)
半姉のルージュバックがデビュー時から「怪物牝馬」と騒がれながらもいまだにG1タイトルがゼロということでこの馬も指名しづらい一頭。ただ、ディープインパクトの牝馬はなかなか走るイメージなので注目はしている。(小野寺)
母馬:ジンジャーパンチ
母父:Awesome Again
所属:大竹正博厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:キャロットファーム