通年免許を取得し"日本人騎手"となったミルコ・デムーロ騎手。昨年は日本ダービーをはじめG1レース4勝、重賞11勝と1年目から大活躍。約2ヶ月以上スタートが遅れたものの、シーズン終了時には118勝リーディング3位と驚異的な成績を残している。今年も4月12日時点でG1レース2勝を含む58勝でリーディングトップを独走中だ。
このミルコ・デムーロ時代に待ったをかける男がいる。池添謙一騎手だ。池添騎手はなんといっても大舞台での勝負強さが異常に凄い騎手だ。毎年、勝利数は30勝前後とリーディング上位騎手と比べると物足りない気がするが、現時点でG1レース21勝とここぞという大一番で結果を残している。
そんな2人はまだ4月にも関わらず、ハナ差決着という壮絶な叩き合いを3度演じている。しかも全て大事な一戦ばかり。今年はミルコ・デムーロVS池添謙一に大注目だ!!
大舞台で勝負強いミルコ&池添
ミルコVS池添【G3チューリップ賞】
桜花賞トライアルのチューリップ賞は直線外から追い込んできたシンハライトとジュエラーの一騎打ちに。結果は池添騎乗のシンハライトがハナ差制して優勝。
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ミルコVS池添【若葉S】
皐月賞トライアル若葉Sはミルコ騎乗のアドマイヤダイオウと池添騎乗のナムラシングンの叩き合いに。直線半ばで前に出たナムラシングンをゴール手前でアドマイヤダイオウが再び差し返しハナ差で優勝。
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ミルコVS池添【G1桜花賞】
2016年の桜花賞はチューリップ賞組の大接戦に!終始メジャーエンブレムをマークした池添騎乗のシンハライトと後方から末脚勝負にかけたミルコ騎乗のジュエラーの一騎打ち!早目先頭に抜け出したシンハライトを大外からジュエラーが強襲、2頭並んでゴール。長い写真判定判定の結果、ハナ差僅か2センチでジュエラーが優勝。
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仲良しであり最大のライバル
ガチガチの名勝負を繰り広げているミルコと池添だが、プライベートでは大の仲良し。ともに1979年生まれとあって家族ぐるみの付き合いでお互いの家でよくパーティーをするようだ。
普段、ミルコは池添を「謙ちゃん」と呼び、先日の桜花賞のインタビューでは「謙ちゃんの馬が一番怖かった」と語っている。
2人は昔から親交が深く、池添がデビュー間もない時期にミルコからイタリアに誘われ、1000ギニーに参戦した話は有名だ。このとき、ミルコには複数のお手馬がいたが、「イタリアに来るなら乗せてあげるよ」と言われ、そのうちの一頭に池添が騎乗することに。結果はミルコ騎乗のSadowaが優勝し、池添騎乗の単勝90倍のSweetsoutherngirlが2着と波乱を起こした。
普段、ミルコは池添を「謙ちゃん」と呼び、先日の桜花賞のインタビューでは「謙ちゃんの馬が一番怖かった」と語っている。
2人は昔から親交が深く、池添がデビュー間もない時期にミルコからイタリアに誘われ、1000ギニーに参戦した話は有名だ。このとき、ミルコには複数のお手馬がいたが、「イタリアに来るなら乗せてあげるよ」と言われ、そのうちの一頭に池添が騎乗することに。結果はミルコ騎乗のSadowaが優勝し、池添騎乗の単勝90倍のSweetsoutherngirlが2着と波乱を起こした。
まだまだ続く2人の激闘
今年はミルコと池添の対決が多く見られそう。
皐月賞はミルコはリオンディーズ、池添はロードクエストに騎乗することが決まっている。どちらもデビューからの期待馬で当然勝ち負けを争う。最後の叩き合いを期待したい。
皐月賞はミルコはリオンディーズ、池添はロードクエストに騎乗することが決まっている。どちらもデビューからの期待馬で当然勝ち負けを争う。最後の叩き合いを期待したい。
日本ダービー2勝(ネオユニバース・ドゥラメンテ)、ジャパンカップ(スクリーンヒーロー)、有馬記念(ヴィクトワールピサ)などG1レース16勝を誇る名手。
2015年から日本を拠点に騎乗し、今年はすでにリーディングトップを独走。
ラッキーアイテムはテントウムシで、イタリアでは「幸運を呼んでくれる虫」と言われていることから、自分の馬具にもテントウムシの刺繍を施している。
日本で騎乗するために日本語を猛勉強、今ではレース前に競馬新聞をみて作戦を立てているようだ。