バルダッサーレ 牡3歳

バルダッサーレ 牡3歳

父馬:アンライバルド
母馬:メイルリフト
母父:フジキセキ
所属:中道啓二厩舎(大井)
生産:サンシャイン牧場
馬主:伊達敏明

通算成績:14戦3勝(3-0-2-9)
主な勝鞍:東京ダービーなど
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昨年の6月に中央でデビュー。その後は芝で暫く惜敗が続いていたが、年明けの3月にダート戦に転向してから怒涛の快進撃を見せた。前走の500万下戦で快勝して大井に所属を変更し、転厩初戦の東京ダービーで大仕事をやってのけた。鞍上は吉原寛人騎手は一昨年のハッピースプリント以来、2勝目。
 

レース映像

 

2016年06月08日 東京ダービー ダ2000m

1着:バルダッサーレ(吉原寛) 3番人気
2着:プレイザゲーム(左海誠) 14番人気
3着:タービランス(森泰斗)  1番人気
4着:トロヴァオ(本田正)   2番人気
5着:ジャーニーマン(真島大) 11番人気

レースタイム:2:06.9
レース上がり3ハロン:38.8
勝ち馬上がり3ハロン:38.8

3連複:73600円
3連単:705810円
 
【レース回顧】
バルダッサーレは出遅れて後方から。道中はディーズプリモが引っ張る形で流れるが、番手につけた1番人気のタービランスが早めに押し上げるタフな展開に。道中、向上面から徐々に進出したバルダッサーレが4コーナー手前でタービランスに競りかけて直線へ入る。そこからは1頭だけ違う脚で伸び、見る見ると後続を突き放して余裕のゴールイン。見事に転厩の1戦目で東京ダービー制覇という偉業を達成した。

2着には14番人気のプレイザゲームが入線し、3連単は70万円オーバーの大波乱決着となった。
 

レース後のコメント

 
口取り式の様子

口取り式の様子

管理する中道調教師は実質、開業2年目にして東京ダービーを制覇するという偉業を達成。吉原騎手も一昨年に続く2勝目で、フレッシュな陣営と名手のエスコートにより見事バルダッサーレが南関東No.1の称号を手に入れた。
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吉原寛人騎手

吉原寛人騎手

【コメント】
「本当に強かったですね。直前に一度乗っただけでしたが、その時に操縦性の高い落ち着いた気性の馬だなという印象で、レースには安心して臨めました。2コーナー過ぎからハミを取って自らグングン上がって行きましたが、何の心配も要らないくらいの完勝でした」
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中道啓二調教師

中道啓二調教師

【コメント】
「自分でも驚いています。本当に最高の一日。後方から追い込むのかと思っていたんですがスルスルと先行集団まで上がって行くのを見て、ちょっと早いけど大丈夫かなと思っていました。でも、こちらが想像していたよりも力がありましたね」
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鉄人は悲願成就ならず

 
的場文男騎手のアンサンブルライフは13着

的場文男騎手のアンサンブルライフは13着

鉄人の東京ダービー35回目の挑戦は無惨にも散ってしまった…。

レース前は「アンサンブルライフで勝てなかったら騎手人生を辞める」とまで豪語していただけに、この着順は本人も納得の行く結果ではなかっただろう。大井競馬の七不思議とまで言われる現象は一体いつまで続くのか。来年は遂に60歳の大台で迎える事になるが、筆者としてはそこでドラマチックな結末を期待したい。奇しくも彼の勝負服は還暦を祝う赤。まさに打ってつけのトレードカラーとなる。
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まとめ

 
今回のバルダッサーレの勝利には色々な視点からの意見がある。

そもそもが4月までは列記としたJRA所属馬で、前走を勝利して来たとは言え500万下の下級戦。しかも、その内容が11番人気だった事から胸を張って実力馬と言える程でもない実績だった。そんなノーマークの所から突如参戦して来たバルダッサーレが地方の名だたる強豪馬を相手にブッチぎりの勝利を飾った事で、地方競馬関係者やファンは一気に冷ややかなムードでお祭りを締める事となる。
 
それもそうだろう。我々、中央競馬を主に楽しんでいるファンからしても同じ感覚に成り得る。

仮に、海外の下級条件馬が日本に移籍して来た初戦で、日本ダービーに出走して大差で勝つ様なもの(そんなシステムは存在しないが…想定での話である)。その時、デビューから日本所属の各馬を追いかけて来た生粋のファンがどういう感情を抱くかは容易に想像が出来るのではないだろうか。

別にバルダッサーレに対してどうこう言うつもりはない。無論、これから地方競馬を牽引して行って欲しいくらいである。その前段階の話で、地方競馬そのものの仕組みにやや問題があると思っているのだ。

ましてや、大井で最も歴史と格のある競走なのだから、出走する際の条件をもっと厳格化するべきではないか??今回の様な転厩初戦でフラッと参戦出来るというのはどうも味気ない。もし、近々またバルダッサーレが中央に戻る様な事があれば、それは実質JRA所属の馬たちがその他の競馬場の重賞なりそれ相当のレースをただ荒らしているだけに他ならないのである。
 
これでは、本当の意味で競馬の普及という事には繋がらないと筆者は声を大にして言いたい。

あくまで、中央と地方というカテゴリーは別枠のもので、それぞれの最強馬達が交流戦で激突するからこそそのレースの盛り上がりがピークに達し、引いては競馬の人気が上がるものと考える。しかし、今回の様な事態はその本質を全く無視し、中央馬の自由な行き来を暗に承認した地方競馬を舞台としたJRA主体のエゴ的イベントの様に感じてしまったのが非常に残念である。

この結果を受けて各主催者が潤滑且つ建設的な話し合いの元、どうかベストな施策を講じてもらいたいと切に願うばかりだ。

もし以上に事に共感して頂けたなら、このいちファンの意見が少しでも上の方に届く様、個人のSNS等で拡散の協力をして頂きたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。

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