レース傾向&展開
東京競馬場・芝1600m
3コーナーまで続く600m弱の直線と、スタート直後にしばらく下り坂が続くことも相まって前半から時計が早くなりやすく、高速決着になりやすいのが東京マイルの最大の特徴。中距離を走れるスタミナを要求される上にスピードと鋭い切れ味を持った馬が好走するレースになる。基本的に先行・差しが有利だが、マイペースで主導権を握れれば逃げ切りも十分に可能だ。
種牡馬ではディープインパクトが他を圧倒して断然のトップ。次いでダイワメジャー、ハーツクライ、キングカメハメハ、メイショウサムソン、ステイゴールド、デュランダルが好成績を残している。
種牡馬ではディープインパクトが他を圧倒して断然のトップ。次いでダイワメジャー、ハーツクライ、キングカメハメハ、メイショウサムソン、ステイゴールド、デュランダルが好成績を残している。
レース展開予想
先手を奪いそうなのがミュゼエイリアン、マイネルアウラートの2頭。先行勢にテイエムイナズマ、ブラックスピネルが続いて、中団にブラックムーン、ヤングマンパワー、イスラボニータ、フルーキー、ガリバルディ。さらに後方にダノンプラチナ、ロードクエストが最後の爆発力にかけるとみる。
独自予想
◎ロードクエスト(牡3歳、美浦・小島茂之厩舎)
芝1600mの重賞では2勝(新潟2歳S・京成杯AH)を挙げ、今年のNHKマイルCでもメンバー最速となる上がり3ハロン33秒8の末脚を繰り出して勝ち馬メジャーエンブレムから0.1秒差の2着とマイル戦では抜群の実績を誇る。
秋初戦となった前走の京成杯AHでは古馬との初対戦ながらも大外から豪快に差し切って勝利。ひと夏を越して心身の成長が窺え、休み明けをひと叩きされたことで状態はさらに上向いている。
秋はマイルCSを最大目標に掲げており、トップマイラーの座へまずは前哨戦のこのレースで良い結果を出したい。
秋初戦となった前走の京成杯AHでは古馬との初対戦ながらも大外から豪快に差し切って勝利。ひと夏を越して心身の成長が窺え、休み明けをひと叩きされたことで状態はさらに上向いている。
秋はマイルCSを最大目標に掲げており、トップマイラーの座へまずは前哨戦のこのレースで良い結果を出したい。
◯イスラボニータ(牡5歳、美浦・栗田博憲厩舎)
一昨年のセントライト記念以来、勝ち星から遠ざかっているものの、前走の安田記念で0.3秒差の5着の入るなど能力の大きな衰えは感じられない。夏場は休養に充てて帰厩後はこのレースに照準に合わせて入念に乗り込んでおり、休み明けでも高いパフォーマンスを発揮できる状態。歳を重ねるごとにマイラー色が濃くなった印象で、今は中距離よりもこの条件が一番適しているのだろう。
3歳時に皐月賞制覇、日本ダービー2着、古馬相手の天皇賞(秋)3着など輝かしい実績を誇り、地力はこのメンバーでもトップレベルであることは間違いなく、G1馬として無様な競馬はできない。まずは2つ目のビッグタイトルへ好発進を決めたい。
3歳時に皐月賞制覇、日本ダービー2着、古馬相手の天皇賞(秋)3着など輝かしい実績を誇り、地力はこのメンバーでもトップレベルであることは間違いなく、G1馬として無様な競馬はできない。まずは2つ目のビッグタイトルへ好発進を決めたい。
▲ダノンプラチナ(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎)
2歳時にはデビュー2戦目の未勝利戦から3連勝で朝日杯FSを制覇。さらに翌年の富士Sではメンバー最速となる上がり3ハロン32秒8の末脚を繰り出して外から差し切って優勝しているいるようにマイルでは抜群の適性を発揮している。4歳になって迎えた今年の東京新聞杯では、後方から一頭だけ追い込んで4着、前走の京成杯AHでは、約7ヶ月ぶりの実戦ながらもトップハンデ58kgを背負っての3着と負けて強しの内容。久々を一度使われた今回は、さらなる前進が見込めるし、このレースを連覇してG1の舞台へ進みたい。
△フルーキー(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)
今年の中山記念では、ドゥラメンテ、アンビシャス、リアルスティールに次いで0.4秒差の4着と健闘。重賞では菊花賞(6着)を除く全てのレースで掲示板を確保している堅実派で、地力が強化された今なら昨年(5着)以上の好勝負が期待できる。
今年の中山記念では、ドゥラメンテ、アンビシャス、リアルスティールに次いで0.4秒差の4着と健闘。重賞では菊花賞(6着)を除く全てのレースで掲示板を確保している堅実派で、地力が強化された今なら昨年(5着)以上の好勝負が期待できる。
△ヤングマンパワー(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)
3歳時の昨年はアーリントンCで重賞初制覇を達成し、関屋記念、京成杯AHで共に3着と好走。その後は低迷が続いたが、4歳の今年は目下2連勝で関屋記念を制してようやく本格化した印象。今回も相手は強力だが、どこまで通用するのか注目の一戦になる。
3歳時の昨年はアーリントンCで重賞初制覇を達成し、関屋記念、京成杯AHで共に3着と好走。その後は低迷が続いたが、4歳の今年は目下2連勝で関屋記念を制してようやく本格化した印象。今回も相手は強力だが、どこまで通用するのか注目の一戦になる。
出馬表&レーティング&予想オッズ
レーティングはイスラボニータが頭一つ抜けているが、トップハンデ58kgがどのくらい影響するか。相手はダノンプラチナ、フルーキー、ガリバルディ、ハンデ込みでロードクエストまでだろう。
馬番 | 出走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 | 本印 | 大川 | 田中 | 小野寺 | 予想オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ブラックムーン | 牡4 | 56.0 | 川田将雅 | 97.0 | - | ☆ | - | - | 43.2 |
2 | ダノンプラチナ | 牡4 | 57.0 | 蛯名正義 | 109.8 | ▲ | ◯ | ▲ | ◯ | 2.8 |
3 | ヤングマンパワー | 牡4 | 57.0 | 戸崎圭太 | 106.4 | △ | × | △ | △ | 6.5 |
4 | イスラボニータ | 牡5 | 58.0 | C.ルメール | 112.6 | ◯ | ◎ | ◯ | ▲ | 3.5 |
5 | テイエムイナズマ | 牡6 | 56.0 | 古川吉洋 | 101.7 | - | - | - | - | 74.5 |
6 | マイネルアウラート | 牡5 | 56.0 | 柴田大知 | 98.8 | - | - | - | - | 115.4 |
7 | フルーキー | 牡6 | 57.0 | M.デムーロ | 110.2 | △ | ▲ | × | △ | 7.4 |
8 | ガリバルディ | 牡5 | 57.0 | 福永祐一 | 109.0 | × | × | △ | × | 14.2 |
9 | ミュゼエイリアン | 牡4 | 56.0 | 横山典弘 | 106.8 | - | ☆ | - | - | 96.7 |
10 | ブラックスピネル | 牡3 | 54.0 | 大野拓弥 | 101.5 | - | - | - | - | 28.8 |
11 | ロードクエスト | 牡3 | 55.0 | 池添謙一 | 108.6 | ◎ | △ | ◎ | ◎ | 2.3 |
母:マツリダワルツ
母の父:チーフベアハート