回復の見込みなく無念の引退

 
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サンデーレーシングがクラブ会員向けの公式サイトで発表
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先週26日の宝塚記念(G1)で2着に入線後、減速した際に脚を滑らせて左前脚を負傷し、鞍上のミルコ・デムーロ騎手が下馬。
幸いなことに大事には至らなかったが、ドゥラメンテは1コーナー付近から馬運車で運ばれた。左前脚のハ行と診断され、その後経過を観察したが、日が経つにつれて症状は悪化し、精密な検査で靱帯と腱の部分に内出血と損傷があることが判明した。
それでも復帰へ向けて希望を見いだそうとしていたが、良化の見込みは限りなく低く、競走能力喪失という判断が下されて引退が決定した模様。
 
「レース直後に馬運車に乗せられた時は予後不良という最悪の事態も想定しました。競走馬としては無理だけど、種牡馬にするメドは立ちました。素晴らしい血統で種牡馬入りは義務だと思っていました。まだ痛みがあるので、ノーザンファームしがらきで様子を見ることになると思います」(吉田俊介代表)
 
「競走馬としての完成はまだまだ先であると感じておりましたので、このようなアクシデントで競走馬生命を絶たれてしまったことは、大変残念に思います。今後は種牡馬として活躍してくれることと思います。これまでドゥラメンテ号に多大なる応援をいただきましてありがとうございました」(堀宣行調教師)
 

強烈な末脚で制したクラシック二冠

 
ドゥラメンテ(牡4歳)

ドゥラメンテ(牡4歳)

父:キングカメハメハ
母:アドマイヤグルーヴ
母父:サンデーサイレンス
母母:エアグルーヴ
所属:堀宣行厩舎(栗東)
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム(安平町)
通算成績:9戦5勝
主な勝鞍:皐月賞・東京優駿(日本ダービー)
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2015年 皐月賞(G1)

 

1着②ドゥラメンテ(M.デムーロ)
2着⑤リアルスティール(福永祐一)
3着⑦キタサンブラック(浜中俊)
4着①ブライトエンブレム(田辺裕信)
5着⑭クラリティスカイ(横山典弘)

勝ちタイム:1分58秒2(良)
 
道中は後方から追走し、勝負所でポジションを上げて行くと、4コーナーで大きく外に膨れながら直線では一頭だけ別次元の末脚を発揮し、前のリアルスティールを一瞬で置き去りにして1馬身半差でゴール。強引で荒削りなレースだったが、インパクトのある勝ち方で一躍世代の主役に浮上。
 

2015年 東京優駿(日本ダービー)

 

1着⑭ドゥラメンテ(M.デムーロ)
2着①サトノラーゼン(岩田康誠)
3着⑪サトノクラウン(C.ルメール)
4着⑬リアルスティール(福永祐一)
5着③コメート(嘉藤貴之)

勝ちタイム:(R)2分23秒2(良)
 
単勝オッズ1.9倍の断然人気を集めて二冠を狙った日本ダービー。皐月賞からの距離延長とスタンド前発送のため、レースでの折り合いが心配されたが、中団の外でぴったりと折り合う。直線では抜群の瞬発力を武器に一気に先頭に立ち、2分23秒2のレースレコードで勝利。父であるキングカメハメハとディープインパクトが持つタイムを0.1秒更新した。
 

種牡馬としての期待

 
残念ながらレースでのアクシデントで引退を余儀なくされたドゥラメンテだが、これからは種牡馬として日本競馬を牽引していってもらいたいし、キングカメハメハやサンデーサイレンスをはじめ、ドゥラメンテの体内に宿る血は今の日本競馬の礎を築いてきた宝でもあり、一生語り継いでいかなければならないものだと思う。

まだまだこれからの馬で二度とあの走りを見られないのは寂しいが、命に別条がなかったのはせめてもの救いだろう。まずは怪我をしっかり治して第2の人生を歩んでほしい。本当にお疲れ様でした。

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