キロハナ|土曜阪神7R|4歳上500万下
ディープインパクト×キングカメハメハという国内屈指の良血キロハナが格の違いを見せキャリア3勝目を挙げた。デビューから2連勝でクラシックでの活躍が期待されたものの、その後は2度の骨折を発症し足踏み状態が続いていた本馬。今回、昨年6月以来となる実戦だったが、中団追走から最後は外から鋭く差し切りスランプを感じさせないパフォーマンスを披露。5歳ながらキャリアは僅か6戦と全く底を見せておらず、伸び代はまだまだありそう。脚元に不安はあるが能力は疑いようもなく高い。
カワキタエンカ|土曜阪神9R|君子蘭賞
好スタートから押し出されるようにハナに立ったが、鞍上が手綱を抑え込んでスローペースに持ち込む。直線半ばで一旦はヤマカツグレースに並ばれたものの、そこから盛り返して最後は1馬身1/4差つけてゴール板を駆け抜けた。初コンビとなった池添謙一騎手は「道中はハミが抜けて最後も差し返してくれた。良いものを持っているし、もっとリラックスできれば距離は持つ」と振り返った。次走は桜花賞に登録するが、現時点で除外の可能性が高い。そうなればオークストライアルから府中の舞台を目指すことになる。自慢の先行力を武器にダークホースとしての期待がかかる。
ルヴォワール|土曜中山9R|ミモザ賞
4番手追走から鞍上が手綱を持ったまま最後の直線へ入ると、軽く追い出しただけで抜群の末脚を発揮。前で粘るウォーブルをあっさりと交わして余力十分でゴールした。これでデビュー2連勝を飾ったルヴォワールに鞍上の石川裕紀人騎手は「強かった。競馬がとても上手。使ったことで反応と行きっぷりが良くなっていた」と秘めたポテンシャルに太鼓判を押す。今回無事に賞金加算に成功したことでクラシックもようやく視野に入ってきた。次走はオークストライアルのフローラSに進むことも決まっており、権利を勝ち取って世代No.1を目指す。
カイザーバル|土曜阪神10R|天神橋特別
母に桜花賞馬ダンスインザムードを持つカイザーバルがキャリア3勝目とともに年明け初戦を難なく快勝。道中は好位3番手でしっかり折り合い、直線では馬場の真ん中から力強く伸びて圧巻の走りを披露した。3歳時の昨年はローズSでシンハライトから0秒1差の3着、秋華賞ではヴィブロスから0秒2差の3着と一線級相手にも好走しており、4歳になった今年は更なる活躍が期待される。次走は福島牝馬Sが有力で、ここで重賞初制覇といきたい。
レインボーライン|土曜中山11R|日経賞
昨年の菊花賞2着の実績を引っ提げて臨んだ今年初戦の日経賞。道中は中団のインで脚を溜める理想的な展開だったが、直線で前が壁になってスムーズさを欠いたぶん結果は4着。それでもゴール前での伸び脚は目立っており、不運がなければ更に着順を上げていたはず。鞍上のM.デムーロ騎手も「ついてなかった」と嘆いていることからも決して力負けではなさそうだ。何にせよ、昨年は菊花賞2着をはじめ、札幌記念3着、ジャパンカップ6着と一線級の古馬相手にも肉薄してきた馬。秘めた能力は言うまでもなくあとはちょっとした運があればタイトルにも手が届く。
まとめ
以上、3月第4週の結果を受けての次走注目馬5頭をピックアップ。
注目は”金子ブランド”の結晶「キロハナ」だろう。ここまで2度の骨折を乗り越え、5歳ながらキャリアは浅く底を見せていない。長期休養明けながら好パフォーマンスを出せるのは能力が高い証。このまま順調に勝ち星を重ねてゆくゆくは重賞まで進んでもらいたい。
あとは日経賞で惜しくも4着に敗れた「レインボーライン」。勝負所で前が壁になったのが痛かったが、これも競馬には付きもの。決して力勝負で屈したわけではなく、仕切り直して次回再度期待したい。
注目は”金子ブランド”の結晶「キロハナ」だろう。ここまで2度の骨折を乗り越え、5歳ながらキャリアは浅く底を見せていない。長期休養明けながら好パフォーマンスを出せるのは能力が高い証。このまま順調に勝ち星を重ねてゆくゆくは重賞まで進んでもらいたい。
あとは日経賞で惜しくも4着に敗れた「レインボーライン」。勝負所で前が壁になったのが痛かったが、これも競馬には付きもの。決して力勝負で屈したわけではなく、仕切り直して次回再度期待したい。
母:ハウオリ
母父:キングカメハメハ
調教師:池江泰寿(栗東)
馬主:金子真人ホールディングス
生産者:社台ファーム