全馬揃ってゲートを出たレースは武豊騎手騎乗のキタサンブラックがハナを主張。続く2番手にアンビシャス、その後ろでマイネルラクリマが追走。中団やや前目ではヌーヴォレコルトとショウナンパンドラ、ラブリーデイ、イスラボニータといった有力馬がレースを進めた。スローペースで逃げるキタサンブラックをアンビシャスが終始2番手でマークし、中団にいたショウナンパンドラが直線手前でじわじわと3番手までポジションを上げていった。
直線に入っても後続との差は縮まらず、前にいた3頭の競り合いになった。ゴール手前で逃げるキタサンブラックをアンビシャスがクビ差でとらえ勝利。3着にはメンバー中最速の上がり33.3秒の末脚を発揮したショウナンパンドラが入った。勝ったアンビシャスは重賞2勝目。もともと追い込みを得意としていた馬だが、この日は2番手でレースをする形に。名手に導かれ見事に新境地を開拓した。
今回から新コンビを組んだ横山典弘騎手は「デビュー時から見ていてとてもいい馬だと思っていました。騎乗依頼が来たときは嬉しかったです。乗り難しい馬ですが、僕も長年の経験がありますからね。ゴールドシップよりは全然楽でした(笑)直線でヨタヨタするところがありますが、改善できればG1でも活躍できる馬です」と太鼓判。管理する音無秀孝調教師は「先行するレースは、昼にジョッキーから相談されました。オーナーに了解を得たので、任せました。今後は宝塚記念か休養して天皇賞・秋を考えています」とコメント。
惜しくも2着に終わったキタサンブラックの武豊騎手は「思い通りの競馬は出来ました。調教よりも競馬に行った方が良かったです」最後には「せっかくまつりを練習したのに(笑)」と得意のジョーク。管理する清水久詞調教師は「負けはしましたが、いいリズムでレースが出来ました。次は天皇賞・春に向かいます」とコメント。
3着ショウナンパンドラの池添謙一騎手は「休み明け(プラス14キロ)でしたが、上手にレースをしてくれました。次走のヴィクトリアマイルを意識して前目で競馬をしました。全体的に前残りの中で、自分から動いての結果なので悪い内容ではなかったです」とコメント。
昨年G1を2勝し、1番人気に支持されたラブリーデイは折り合いを欠き4着。馬場もペースも合わなかったようだ。5着には2014年の皐月賞馬イスラボニータ、6着には香港遠征を予定しているヌーヴォレコルトが入った。
この結果に対してネットでは
「ラブリーは走り過ぎだから危ないと思ってたわ アンビをもう一方の軸にして正解だった」
「競馬あるあるだったな メンツが揃うとクソペースのクソレースになる」
「イスラの空気ぶりが酷い」
「とりあえず今日走ってた中だとパンドラが一番強いってことだけはわかった」
「ヌーヴォ伸びなかったなぁ…。 調教の反動なのか、岩田が駄目なのか。」
「なんか見どころなくあっさり終わったレースだったな」
「とりあえず今日確定したこと。 ショウナンパンドラ>>>>>>>>ヌーボレコルト」
「とりあえず天皇賞もキタサン軸確定 どんなレースもそつなく走る」
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母:カーニバルソング
母父:エルコンドルパサー
通算成績:10戦5勝
主な勝鞍:2015年ラジオNIKKEI賞(G3)・2016年産経大阪杯(G2)