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出版されたディック・フランシスの競馬関連本をご存知だろうか

 
ディック・フィランシス (338)

via ディック・フィランシス
 
 9月です。来月からはGIです。メシも美味いです。
でも、食って寝る前には「読書の秋」です。
つーわけで、競馬ファンの必読書、ディック・フランシスなのであります。

 ご存じのように、英国・障害競走のリーディングジョッキーとして活躍した後に作家に転身。
競馬を舞台にした推理小説の大家で、英国推理作家協会賞やアメリカ探偵クラブ作家賞などを受賞しています。
日本では早川書房から出版され、『大穴』とか『興奮』とか『利腕』というように
「漢字2文字だけのタイトル」で有名です。

 しかし、1999年に出版されたディックの伝記『ディック・フランシス・ア・レーシングライフ』(グラハム・ロード著)によって、
ディック作品のほとんどが、実は、メアリー夫人によって書かれていたという衝撃の疑惑が発覚したのです
(メアリー夫人は2000年に逝去。その後の作品は息子との共著)。

 たとえば『飛越』という、競走馬の空輸をテーマにした作品があります。
この取材のためにディックはオックスフォード飛行訓練所に入学したことになっていますが、グラハム伝記によると、
入学したのはメアリー夫人だった。彼女はライセンスを取得し、航空機を買い、航空タクシー会社を設立するまでにいたったそうです。

 彼女が調査と編集を担当したことは確かで、ディックは「作品のほとんどは彼女の仕事だった」と語ったし、
メアリー夫人も、それを認めています。だが彼女は、競馬をテーマとしている以上、男性のイメージを壊さぬよう、
共著者になることを拒否したのです。

 何とも暖かい逸話ではありませんか。皆さん、メシ食って、ディック作品を読んだら、すぐに寝ないで、妻を抱いてあげましょう。
 
メアリー夫人 (340)

via メアリー夫人

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