レース映像

 

2016年10月10日 ダート1600m 盛岡競馬場

1着:コパノリッキー(田辺)
2着:ベストウォーリア(戸崎)
3着:ホッコータルマエ(幸)

レースタイム:1.33.5(稍重)
レース上がり3ハロン:計不
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
 
【レース回顧】
全馬スタートから一斉にスピードアップする厳しい流れ。大外からロイヤルクレストがハナを主張するもその内からホッコータルマエも果敢に先行する。そこからやや離れた3番手にコパノリッキーとベストウォーリアがちょうど前を伺う隊列となった。4コーナーでは内からレーザーバレットが奇襲をかけ一旦は先頭に立つも、余力のあるコパノリッキーが外から抜け出して更に突き放す完勝劇。2着にベストウォーリア、3着にホッコータルマエとお馴染みのメンバーが上位に顔を揃えた。
 
1分33秒5のスーパーレコードで勝利

1分33秒5のスーパーレコードで勝利

従来のレコードタイムを1秒3も更新する破格の時計で快勝したコパノリッキー。稍重馬場でスピードが出やすいとは言え、この数字は驚異的だ。それだけ、コパノリッキー自体が完成の域に達して来ているという事だろう。
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久々のタッグで美酒

 
2014年のフェブラリーS優勝時の田辺騎手と馬主のDr...

2014年のフェブラリーS優勝時の田辺騎手と馬主のDr.コパ。

今でこそ武豊騎手のお手馬となっているが、元を辿れば2014年の初GⅠは田辺騎手騎乗によるものだった。その後、かしわ記念とJBCクラシックのGⅠ計Ⅲ勝をあげる名パートナーだったがいつの間にか以来が来なくなってしまう…。しかし、今回約2年ぶりのタッグで見事勝利へと導いたのだった。
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田辺騎手のコメント

 
豊さんがキタサンブラック(同日の京都大賞典出走)と被ったという事で、オーナーのコパさんから声を掛けて頂き嬉しかったです。依頼が来てから今日まで本当に待ち遠しかったですね。約2年ぶりに乗りましたが、凄く成長していて折り合いにも苦労せずいつでも動ける様な感じでした。勝てて本当に良かったです。
 

Dr.コパ氏のコメント

 
JBCの後、チャンピオンズCに東京大賞典も勝ってGⅠ11勝の日本記録を打ち立てたい。
 
タイム、内容と示す様に今のコパノリッキーの勢いは誰にも止められない。

前走の帝王賞もかなりの強さだっただけに、当初予定されていたBCクラシック挑戦もあながち無くはないと思っていた程だ。体調面などを考慮して遠征は断念したが、ここで立て直しての圧勝を見ると余程のアクシデントが起こらない限り、今後日本では負けないのではないだろうか。

既に今回負かしたベストウォーリアやホッコータルマエなどとは勝負付けが済んでいると見て良い。唯一のライバルは、次走のJBCクラシックで激突しそうなアウォーディーくらいか。奇しくも、先日の日本盃で主戦の武豊騎手が『アウォーディーでJBCに行く』と宣言している為、仮にクラシックへ駒を進めた場合は引き続き田辺騎手が手綱を取る事が予想される。

この強敵を倒せば、コパ氏が掲げる壮大な目標も年内に達成出来る可能性は十分に高い。
 

次走はJBCクラシック??スプリント??

 
そもそもの問題がここだ。

先も書いてある通り、主戦の武豊騎手は既にアウォーディーでJBCクラシック参戦が濃厚との事。距離適性的に見るとクラシックでもスプリントでも、今のコパノリッキーなら対応出来る事を考えればGⅠというタイトルだけ狙う意味でスプリントの方が楽なメンバー構成だろう。

但し、コパ師の発言にもある様にJBC後のローテーションは中距離のチャンピオンズC→東京大賞典となる。ただでさえ、今回の南部杯で速いペースを経験しているのに2走続けて短距離に出走してしまえば、その後のレースで折り合い面がまた危うくなってしまうリスクも考えなくてはなるまい。

武豊騎手鞍上+目先のGⅠタイトルを取るか、田辺騎手鞍上+強敵との対決を取るか…悩ましい選択に陣営は頭を抱える事となる。
 

まとめ

 
今回のレースで確信したが、1600~2000mではコパノリッキーに勝てる日本馬は他にいない。そう言い切れる程に、南部杯のパフォーマンスは圧巻だった。

クロフネのマイル=1分33秒.3で駆け抜けた武蔵野Sも衝撃だったが、盛岡競馬場で叩き出した1分33秒5の方が個人的には価値が高いとさえ思ってしまう。勿論、馬場状態の差異もあるが、それでもこのタイムはなかなかお目にかかれない驚愕の数字だ。それをいとも簡単に、まだ幾分余裕残しの状態で出すのだからコパノリッキーには恐れ入ったとしか言い様が無い。

これまでのキャラクターから余り信用性の低い同馬だが、今後はそうポカをする事も無いと思われる。コパノリッキーは間違いなく第二の覚醒期に突入した。

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