独自予想(本印)
◎コマノインパルス(牡3歳)
10月に行われた東京メイクデビューでは、好スタートを決めて好位のインを追走すると、最後は内ラチ沿いから鮮やかに抜け出して見事に初陣を飾った。続く前走の葉牡丹賞(500万下)は、逃げ馬が作った淀みのないペースを後方で末脚勝負にかけると、直線では外から先行勢をまとめて交わして一旦先頭に立つ見せ場を作り、3着以下を3馬身半差突き放して2着に入った。さらにこの時の勝ち馬レイデオロが続くホープフルSを制したことから、本馬も重賞で勝ち負けできるだけの力があると考えていいだろう。脚質に幅があって展開に左右されにくく、前走と同じ舞台なら好勝負が期待できる。
◯マイネルスフェーン(牡3歳)
前々走の東京未勝利では、淀みのない流れで先行馬有利な展開の中、後方から豪快に差し切って快勝。続く前走のホープフルSは、後方のインで末脚を温存すると、直線の狭いスペースを縫うように伸びて勝ち馬レイデオロから0秒2差の2着に好走した。鞍上の好騎乗もあったが、重賞初挑戦での2着は立派なもので、レース毎に地力を強化している印象。唯一不安材料を挙げるとすれば、昨年7月のデビュー戦からコンスタントに使われて今回が8戦目ということだが、前走の状態を維持できていれば、ここでも上位争いは必至だろう。
出馬表&レーティング&予想オッズ
過去レーティングがない全馬なので仮設定になるが内枠2頭を上位と評価した。参考程度に考えてほしい。
馬番 | 出走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 | 本印 | 大川 | 小野寺 | 田中 | 予想オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | サーベラージュ | 牡3 | 56.0 | 柴山雄一 | 100.0 | ▲ | ◯ | △ | ▲ | 4.3 |
2 | マイネルスフェーン | 牡3 | 56.0 | 柴田大知 | 100.0 | ◯ | ◎ | ▲ | △ | 3.8 |
3 | イブキ | 牡3 | 56.0 | 柴田善臣 | 94.0 | △ | × | - | ◯ | 6.7 |
4 | ポポカテペトル | 牡3 | 56.0 | 戸崎圭太 | 94.0 | × | × | × | × | 6.1 |
5 | ジュニエーブル | 牡3 | 56.0 | 吉田豊 | 90.0 | - | - | - | - | 162.7 |
6 | ニシノアモーレ | 牝3 | 54.0 | 大野拓弥 | 94.0 | ▲ | ▲ | - | ▲ | 70.3 |
7 | サンティール | 牝3 | 54.0 | 内田博幸 | 91.0 | - | ☆ | - | - | 81.6 |
8 | コマノインパルス | 牡3 | 56.0 | 田辺裕信 | 97.0 | ◎ | ▲ | ◎ | ◎ | 5.0 |
9 | アダマンティン | 牡3 | 56.0 | 横山典弘 | 90.0 | - | ☆ | - | - | 113.4 |
10 | アダムバローズ | 牡3 | 56.0 | 蛯名正義 | 91.0 | × | ☆ | △ | × | 16.2 |
11 | ガンサリュート | 牡3 | 56.0 | 北村友一 | 90.0 | × | ☆ | - | △ | 24.3 |
12 | アサギリジョー | 牡3 | 56.0 | 石川裕紀人 | 94.0 | - | × | - | - | 28.9 |
13 | メリオラ | 牡3 | 56.0 | 吉田豊 | 97.0 | × | ▲ | - | ☆ | 60.2 |
14 | ベストリゾート | 牡3 | 56.0 | 北村宏司 | 97.0 | ▲ | ▲ | ◯ | △ | 7.0 |
15 | バリングラ | 牡3 | 56.0 | 石橋脩 | 91.0 | - | × | - | - | 52.7 |
編集部内の見解
本命はマイネルスフェーン、2歳戦の中では一番高いレベルのレースで上位だったのでここから。対抗はサーベラージュ。新馬戦のパフォーマンスは本物のそれだったので小粒揃いの今回なら上位評価してもよいと判断。あとはレイデオロに負けたが上位だった馬を相手に。+ニシノアモーレは久々だが新馬のパフォーマンスは夏レベルとはいえかなり高かったので一発期待したい。(大川)
◎コマノインパルスは前走の葉牡丹賞を0.2秒差2着。勝ったレイデオロがクラシック級だとすればこの馬もこのメンツなら上位だろう。ハービンジャー産駒が近2勝しているように◯ベストリゾートはコース・距離が合う。▲マイネルスフェーンはやや使いすぎ感あるが地力高く大崩れはないはず。(小野寺)
本命はコマノインパルス。前走の葉牡丹賞では、自らレースを動かして行っての2着。勝ったレイデオロよりは間違いなく厳しいレースをしていただけにあの着差ならここでは大威張りだろう。対抗は奥村武厩舎の勢いを買ってイブキを抜擢。2週連続で重賞をかっさらう可能性も有り得る。単穴には共に新馬戦が強かったサーベラージュとニシノアモーレ。前者は内枠がどう出るか、後者は休養明けでどこまで仕上がっているかが焦点だが、普通に走れれば上位争いも可能な素材。後は連下にマイネルスフェーン、ベストリゾート、ガンサリュートの3頭をピックアップした。(田中)
母:コマノアクラ
母父:フジキセキ
調教師:菊川正達(美浦)
馬主:長谷川芳信
生産者:新井牧場
通算成績:2戦1勝
主な勝鞍:16'2歳新馬