若きイタリアの天才

 
アンドレア・アッゼニ騎手

アンドレア・アッゼニ騎手

生年日:1991年3月26日
出身地:イタリア・サルデーニャ
所属国:イギリス

昨年成績:477戦88勝(英リーディング3位)
日本成績:104戦9勝(重賞0勝)
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イギリスの拠点に活躍し、昨年度はリーディング3位に入るなど頭角を現して来ているアッゼニ騎手。

スミヨンやムーアなどの名騎手を相手に、関係者からは高い評価を受けている。その最たる例が、今年の凱旋門賞で敗れたものの堂々の1番人気に支持されたポストポンドの主戦という実績である。今年は特にこのコンビでドバイシーマクラシックなどを制しているので、日本の競馬ファンにもお馴染みの名前となっているのではないだろうか。
 

ポストポンドの主戦

 
ポストポンドに騎乗するアッゼニ騎手

ポストポンドに騎乗するアッゼニ騎手

父馬:Dubawi
母馬:Ever Rigg
母父:Dubai Destination
生産:アイルランド

通算成績:18戦10勝
主な勝鞍:キングジョージ&クイーンエリザベス2世S、ドバイシーマクラシック、コロネーションC、インターナショナルSなど
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一度は主戦を離れたポストポンドだったが、再度騎乗する様になったキッカケが昨年のキングジョージだった。そこで勝利すると、10月の凱旋門賞で敗れるまで破竹の6連勝と今年1番の快進撃を見せていた名コンビ。

日本で凱旋門賞の馬券が発売される様になった今年、この人馬の名前を何度も目にしたのではないだろうか。レースぶりを見る限り、先行させて馬を目一杯追ってゴールまで持たせるという海外騎手の王道を行くスタンス。勿論、日本では様々な戦法を試みるとは思うが、それでもズブい馬に乗った際にはヒモ穴で抑えておきたい騎手だろう。
 

2016年3月26日 ドバイシーマクラシック 芝2400m メイダン競馬場

1着:ポストポンド(アッゼニ)
2着:ドゥラメンテ(デムーロ)
3着:ラストインパクト(モレイラ)

レースタイム:2.26.97(レコード)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
春のドバイシーマクラシックでは、当時の日本最強馬ドゥラメンテを押さえて堂々のレコードタイムでポストポンドを優勝に導いたアッゼニ騎手。スタートからやや立ち遅れ気味の同馬をしっかりと追って良いポジションに押し上げ道中はジッと我慢。4コーナー手前で除々に進出し直線では早めに先頭に立って、ドゥラメンテ以下の追撃を難なく振り切るという競馬をしている。陣営からしても安心して見ていられる騎手という認識で構わないだろう。
 

身元引受調教師&契約馬主

 
中内田充正調教師

中内田充正調教師

生年:1978年12月18日
出身:滋賀県信楽
所属:栗東

主な管理馬:ヴゼットジョリーなど
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吉澤克己氏

吉澤克己氏

吉澤ステーブル代表兼馬主

主に競走馬の育成・調教を手掛ける名門の施設。タニノギムレットやゴールドシップなどを輩出しており、競馬関係者からの信頼も厚い。本人も馬主として活躍している。
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まとめ

 
以上の事から、関西を主戦として年末まで騎乗する予定。

昨年度も有馬記念ではアルバートに騎乗するなど重賞以上のレースでも有力馬で参戦しているので、早めにアッゼニ騎手の傾向を掴んでおいた方が良い。特に平場の人気薄で穴を開けた時にはその乗り方をチェックしておこう。

とにかく若手ながら顔はMr.ビーンそっくりの憎めない顔をしているだけに、どこかでGⅠでも制する様なら人気も出て来そうな感じがする。個人的には久々に愛嬌のある外国人騎手が来てくれたと思ってワクワクしているので、今年は昨年以上の活躍をして一気にブレイクを果たしてもらいたいものである。

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