今週の新馬レーティング順位

 

①ベストアプローチ 100 ★★★

 

②パッポーネ 99 ★★★

 

②リカビトス 99 ★★★

 

④メイショウベルボン 98 ★★

 

④レッドルチア 98 ★★

 

⑥ジョーストリクトリ 97 ★★

 

パッポーネ 土曜京都5R

 

2016年10月22日 芝1600m 京都競馬場

父馬:ハーツクライ
母馬:パッションローズ
母父:アフリート
所属:吉田直弘(栗東)
生産:下河辺牧場(日高町)
馬主:金子真人ホールディングス

レースタイム:1.36.8(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.2
 
【パッポーネ】
道中はほぼ最後方に位置し、3~4コーナーにかけて一気に進出。直線入り口では先頭に並びかけそのままセーフティリードを保ちながら1着でゴールイン。レースを見る限り、1頭だけかなり長い脚を使っているだけに着差は僅かだが能力的には1枚上の馬だろう。ハーツクライ産駒でデビューからこれだけ動ければ成長次第では将来も有望である。
 

レッドルチア 土曜東京4R

 

2016年10月22日 芝1600m 東京競馬場

父馬:ディープインパクト
母馬:サセッティ
母父:Selkirk
所属:鹿戸雄一(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:東京ホースレーシング

レースタイム:1.36.6(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
【レッドルチア】
如何にもディープインパクト産駒らしいキレの持ち主。中団で前を見据えつつ、ジッと動かず直線勝負に賭ける。アルミレーナが先に動いてレースを作りに行った所を狙いすましたかの様に差し切ってのデビュー戦勝ちはなかなか大人びた競馬だった。以後も同じ競馬が出来れば安定感のある成績を残せるだろう。但し、1級線とやるならもう少し馬体に厚みは欲しい。
 

コマノインパルス 土曜東京5R

 

2016年10月22日 芝2000m 東京競馬場

父馬:バゴ
母馬:コマノアクラ
母父:フジキセキ
所属:菊川正達(美浦)
生産:新井牧場(むかわ町)
馬主:長谷川芳信

レースタイム:2.05.7(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
【コマノインパルス】
能力的に抜けている事と、鞍上の田辺騎手の立ち回りの上手さが上手く噛み合ってデビュー戦勝ちを果たした。本来なら2着のブリッツシュラークの勝ちパターンのレース。まだまだ粗い部分もあるが、身体の使い方が良く450kg前後の馬体よりも大きく見せる点は非常に好印象である。今後の伸びシロ次第では上に上がっても。
 

リカビトス 日曜新潟5R

 

2016年10月23日 芝1600m 新潟競馬場

父馬:ディープブリランテ
母馬:エンシェントヒル
母父:エンドスウィープ
所属:奥村武厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:キャロットファーム

レースタイム:1.37.5(良)
レース上がり3ハロン:33.4
勝ち馬上がり3ハロン:32.8
 
【リカビトス】
新潟の長い直線を目一杯駆け抜けたリカビトス。他馬よりも1秒以上長い脚を使い差し切ったパフォーマンスはかなりの衝撃度だ。姉に今年のクラシックで有力候補だったコルコバードがいる血統で、勝つ時は派手なレースをするのは血が成せる業か。父がディープブリランテに変わり、走りが安定すれば上のクラスを目指せる馬だろう。
 

メイショウベルボン 日曜京都4R

 

2016年10月23日 芝1400m 京都競馬場

父馬:ディープブリランテ
母馬:メイショウフェーヴ
母父:フレンチデピュティ
所属:南井克巳(栗東)
生産:富田牧場(浦河町)
馬主:松本好雄

レースタイム:1.22.6(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
【メイショウベルボン】
道中は中団のインを追走。4コーナーで上手く外に持ち出すと、そこから矢のような伸びを見せ前を行く2頭を一気に差し切った。ディープブリランテ産駒らしく、瞬時の爆発力は相当なもの。後はそれを継続してレースで発揮出来るかという点が課題となって来るだろう。距離はマイルまでか。
 

ベストアプローチ 日曜京都5R

 

2016年10月23日 芝2000m 京都競馬場

父馬:NewApproach
母馬:SantElena
母父:Efisio
所属:藤原英昭(栗東)
生産:Car Colston Hall Stud(英)
馬主:H.H.シェイク・モハメド

レースタイム:2.02.1(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
 
【ベストアプローチ】
伝説の新馬戦を制したのは外国産のベストアプローチ。道中折り合いもスムーズで鞍上の意のままに動く操縦性の高さは古馬の様な雰囲気。直線でも余裕の手応えで前をかわし、ラストは抑えてゴールする圧巻の内容だった。派手さこそないものの安定感抜群の走りは上のクラスでも十分やれる手応えを感じる。
 

ジョーストリクトリ 日曜東京5R

 

2016年10月23日 芝1400m 東京競馬場

父馬:ジョーカプチーノ
母馬:ジョーアラマート
母父:キングヘイロー
所属:清水久詞(栗東)
生産:山際牧場(新ひだか町)
馬主:上田けい子

レースタイム:1.24.1(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
 
【ジョーストリクトリ】
道中は先頭集団の直後へつけ直線でその前をかわす優等生の競馬で、父のジョーカプチーノと全く同じ走りのタイプをする馬。但し、スピードのノリはまだ完全ではなかったので父よりは距離適性が広く2000mまでなら走れる様に感じる。500kgを超える大型馬だけにもう少し絞れれば能力も全開されるだろう。
 

まとめ

 
今週は『伝説の新馬戦』が行われた。

トゥザ一族の1番馬とも言われたトゥザクラウンに、メイショウベルーガの子メイショウテンシャなど有力馬があつまったが、勝ったのはベストアプローチという伏兵だった。内容的にも完勝で、まだまだ伸びシロも感じられる走りだっただけに次走のレースに注目したい。逆に大敗したトゥザクラウンの巻き返しはあるのか??

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