独自予想
◎ガリバルディ
マイル戦では安定して上位に顔を出すガリバルディを本命に。京都金杯はさすがに大外枠でチグハグな競馬が続き大敗を喫したが、それ以外は基本的にGⅠからオープンクラスまで自分のパフォーマンスを出せるタイプだけにそこまで大崩れは考えにくい。今回のメンバー構成なら池添謙一騎手がしっかりと結果を出してくれるだろう。ここを勝って安田記念に弾みを付けたい所だ。
◯グランシルク
2015年NHKマイルCの1番人気グランシルク。その後は重賞で幾度も接戦を演じるが、勝つまではもう一歩足りないツメの甘さもある。しかし、その末脚は十分に重賞馬のそれであり、展開と騎乗次第では勝ち切れるレベルの馬と言うのも間違いない。乗り慣れた名手戸崎圭太がグランシルクに待望の初タイトルをもたらす可能性は大だ。今回はハンデも恵まれ一気に突き抜けるシーンが見られるかもしれない。
▲マイネルアウラート
昨年末、年明けのオープン戦を連勝し前走の東京新聞杯では4着と善戦。以前はムラのある不安定な馬と言う印象だったが、ここ数戦の走りを見る限りでは重賞でも十分に上位争いが見込める馬に成長している。先行して粘り強い脚はハンデ戦の様なレースでは持って来いのタイプ。前が楽な展開となれば、いの一番に抜け出し馬券に絡む可能性が最も高い馬と判断した。柴田大知騎手も同馬を知り尽くしているだけに下手な競馬はしないだろう。
出馬表&レーティング&予想オッズ
想定RR:104.2
レーティングでいくとクラレント、グランシルク、サンライズメジャーと続くが、クラレントとサンライズメジャーは、斤量も背負っている。グランシルクの斤量が楽に見えるのでグランシルクを中心にほぼ全馬差がないので手広く攻めるのがよいだろう。
馬番 | 出走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 | 本印 | 大川 | 小野寺 | 田中 | 予想オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | シェルビー | 牡8 | 54.0 | 田辺裕信 | 100.7 | - | - | - | - | 255.7 |
2 | クラリティシチー | 牡6 | 55.0 | 松岡正海 | 101.3 | - | - | - | - | 55.6 |
3 | ロジチャリス | 牡5 | 56.0 | 内田博幸 | 101.3 | △ | × | △ | - | 12.5 |
4 | ショウナンアデラ | 牝5 | 53.0 | 蛯名正義 | 92.0 | × | × | - | ▲ | 42.8 |
5 | キャンベルジュニア | 牡5 | 55.0 | A.シュタルケ | 101.5 | △ | △ | ◯ | - | 3.4 |
6 | コスモソーンパーク | 牡9 | 54.0 | 丹内祐次 | 102.2 | - | - | - | - | 204.2 |
7 | ガリバルディ | 牡6 | 57.0 | 池添謙一 | 104.4 | ◎ | ◎ | △ | ◯ | 7.5 |
8 | グランシルク | 牡5 | 55.0 | 戸崎圭太 | 106.7 | ◯ | ▲ | ◎ | △ | 3.4 |
9 | シベリアンスパーブ | 牡8 | 54.0 | 田中勝春 | 99.7 | - | - | - | - | 155.4 |
10 | ダイワリベラル | 牡6 | 56.0 | 北村宏司 | 102.0 | △ | × | △ | ◎ | 17.1 |
11 | マイネルアウラート | 牡6 | 57.0 | 柴田大知 | 102.5 | ▲ | ◯ | ▲ | △ | 5.2 |
12 | ロイカバード | 牡4 | 55.0 | 横山典弘 | 101.3 | × | × | × | - | 6.5 |
13 | ショウナンバッハ | 牡6 | 54.0 | 柴山雄一 | 99.7 | - | - | - | - | 237.3 |
14 | サンライズメジャー | 牡8 | 56.5 | 柴田善臣 | 105.3 | - | × | - | - | 66.0 |
15 | ダンツプリウス | 牡4 | 56.0 | 丸山元気 | 103.0 | △ | × | △ | △ | 21.4 |
16 | クラレント | 牡8 | 57.5 | 岩田康誠 | 107.7 | △ | △ | - | △ | 35.9 |
編集部内の見解
本命はガリバルディ、池添がどうにか素質を出し切ってくれると考えると信用できる。マイネルアウラートは確実に粘れるようになっているので対抗。グランシルクは一瞬おいしそうだが重賞では凡走する可能性があり単穴まで。(大川)
◎グランシルクは凡走の可能性も高いが中山でステイゴールドならここしかない。◯キャンベルジュニアは昨年より馬が良くなっている。▲マイネルアウラートは得意の先行力で粘り込みに期待。(小野寺)
本命はダイワリベラル。荒れる前提で上位人気馬が飛ぶとすると、中山コースと相性抜群の前目で競馬が出来る同馬に食指が動いた。ハンデ戦の北村宏司騎手も仕事をやってくれそう。一応の対抗にガリバルディ。これは能力的に抜けていると判断したが、それでも信用は置けない。単穴に復活を期すショウナンアデラ。53kgでこのメンバーなら一発はないだろうか。後は連下候補に4頭程忍ばせておいて、1番人気想定のキャンベルジュニアには2年連続で飛んで頂く。(田中)
母馬:シェンク
母父:Zafonic
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:社台レースホース
通算成績:21戦6勝(6-3-4-8)
主な勝鞍:2016年中京記念など