マイティドリームとは??

 
マイティドリーム 牡

マイティドリーム 牡

父馬:ディープインパクト
母馬:ラグジャリー
母父:Storm Cat
所属:梅田智之厩舎(栗東)
生産:矢野牧場(新ひだか町)
馬主:矢野秀春
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現在、栗東・梅田厩舎にて管理されており、その調教で凄まじいタイムを記録しているとの事。関係者はおろか、Yahoo!のトップニュースでもトピックとして扱われる程に話題となっている。

単純に血統構成はかなり魅力的。今、最もトレンドの「ディープインパクト×Storm Cat」配合で、+母のラグジャリーはサンデー系のマンハッタンカフェでショウナンマイティを輩出している事から、既に父母系の相性は証明済みだ。
 

兄・ショウナンマイティ

 
ショウナンマイティ 牡

ショウナンマイティ 牡

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:ラグジャリー
母父:Storm Cat
所属:梅田智之厩舎(栗東)
生産:矢野牧場(新ひだか町)
馬主:国本哲秀

通算成績:22戦4勝(4-5-4-9)
主な勝鞍:産経大阪杯など
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兄はデビューから衝撃の2連勝を飾り、一躍クラシック候補に躍り出た逸材。不運にもそのクラシックとは縁がなかったが、驚異的な末脚で宝塚記念や安田記念などで馬券圏内に入線するなど、オールマイティーな距離で活躍した。

故障で2014年からの長い休養を経て、今年のAJCCで復帰するもレース中に再度故障を発生し引退。来年から種牡馬として繁用される予定との事である。
 

坂路 4F52秒5-1F12秒2

 
これまでは調整程度の軽い調教しかして来なかったが、初めて強めに追う目的でやった坂路でのタイムがこれ。この日のぶっちぎりの1番時計を叩き出したとして、トレセン内でも各関係者の間で話題となっているらしい。しかも、不良馬場。

管理する梅田調教師も、「こないだ初めて強い負荷をかけたら、さすがに動くね。性格も兄と比べて大分大人しいし、これから大切に育てて行きたい」と期待が大きさが伺い知れるコメントを残した。
 

セールに出せず自社で所有。馬名も公募。

 
ラムタラと共に映る矢野秀春氏

ラムタラと共に映る矢野秀春氏

マイティドリームを生産した矢野牧場の代表・矢野秀春氏は、あのラムタラを日本へ連れて来た時の生産者団体会長を務めた程に馬産地でも影響力のある人物だ。

今回は様々な流れで、自らマイティドリームを所有する事となった。
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これだけの血統で、何故自社売れずに自社所有となってしまったのか??

それはセール時期に本馬が怪我をしていた為だそう。そのせいで売るタイミングを逃してしまい、今日に至ったとか。なので、馬名も思い切りtwitterの自社アカウントで募集しれおられました。
 
 
家族・牧場スタッフの皆で相談して決めたっていうのが、何だか心温まるエピソードですよね。今や、ノーザンファームなどの大手全盛の時代にこういった経緯の馬が個人牧場名義で走るという事自体に凄くドラマを感じてしまいます。

それに、命名も「兄の果たせなかった夢を引き継いだ」的なネーミングで、ファンが何とも想い入れしやすい素敵な名前でございます。

命名者の味の素さん、筆者からも素晴らしい命名に対して心より感謝申し上げます。
 

ちなみに矢野氏の勝負服はこちら

 
アローキャリー 牝

アローキャリー 牝

父馬:ラストタイクーン
母馬:アロールーシー
母父:サンキリコ
所属:山内研二厩舎(栗東)
生産:矢野牧場(新ひだか町)
馬主:矢野秀春

通算成績:16戦3勝(3-3-3-7)
主な勝鞍:桜花賞など
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当時、13番人気で桜花賞を勝利して競馬ファンを驚かせたアローキャリーも矢野氏所有の馬。黒と黄色の配色が印象的な勝負服である。

筆者の記憶が正しければ、池添騎手の初GⅠ制覇だった筈。今思えば、当時から牝馬で穴を開けるのに長けていたという事だろう。オルフェーヴル・ドリームジャーニーの印象が強いが、元は牝馬の扱いの方が上手なジョッキーだ。
 

武豊騎手で7月デビュー決定

 
只今、絶好調の武豊騎手

只今、絶好調の武豊騎手

今年に入って無双状態に近い武豊騎手。

海外では、ラニでUAEダービー制覇と米3冠フル参戦。エイシンヒカリで仏イスパーン賞をぶっちぎりの勝利。国内では昨日のコパノリッキーで帝王賞を勝つなど、とにかく全盛期に近い活躍を見せている。
 
武騎手と言えば、先日も「サラフィナの2014」産駒に惚れ込んでいるという記事を上げたばかり。

今年デビュー予定の馬で、たくさん有力馬が集まるのは非常に素晴らしい事だが…それでも、やはり体は一つである。来年のクラシックをどの馬で挑むのか、これからの動向にも注目して行きたい。

マイティドリームのデビューは、7月17日の中京芝2000m戦が大筋で決定しているとの事。
 

まとめ

 
こうして記事を書いている内に、自分もマイティドリームを指名・応援したい気持ちに駆られて来たw

やはり競馬とはドラマでありブラッド・スポーツである事を再認識させられた想い。前述にもあるが、ショウナンマイティが1月のAJCCで長期休養明けで出走し、「さぁ、これから!!」という矢先にレース中の故障。その後、10時間もの大手術を終えようやく来年度からの種牡馬入りにメドが立ったという流れも非常に感慨深いものがある。

その兄の悲願を、「マイティドリーム」が果たした時には色んな方々が大歓喜される事と思う。自分も、その内の一人に仲間入りしようか、7月のデビュー戦まで熟考させて頂くとする。

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