馬体診断

 
シェリール2014 ♂ (馬名:ヒシマサル)

シェリール2014 ♂ (馬名:ヒシマサル)

父馬:ルーラーシップ
母馬:シェリール
母父:サンデーサイレンス
所属:角田晃一厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:阿部雅英
via google imghp
 
先ず、特筆すべきは取材時点での馬体重が525kgとかなりの大型馬。にも関わらず、画像での立ち姿は非常に均整の取れた好馬体で走る馬の雰囲気を漂わせている。元々、ルーラーシップ産駒は筋骨隆々のガッチリした体型が多く出ている様だが、本馬に関しては実もしっかり付きながら、母父サンデーサイレンスの柔らかみのある馬体も程良く受け継がれており、全体的なバランスが抜きん出ている印象だ。
 

血統構成

 
ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
エアグルーヴ トニービン カンパラ
Severn Bridge
ダイナカール ノーザンテースト
シャダイフェザー
シェリール サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ジェドゥーザムール Top Ville High Top
Sega Ville
Pollenka Reliance
Polana


 

兄弟馬

 
ムスカテール 牡

ムスカテール 牡

父馬:マヤノトップガン
母馬:シェリール
母父:サンデーサイレンス
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:吉田勝己

通算成績:32戦7勝(7-3-2-20)
主な勝鞍:目黒記念など
via google imghp
 

近親馬

 
ダイワカーリアン 牡

ダイワカーリアン 牡

父馬:Caerleon
母馬:ジェドゥーザムール
母父:Top Ville
所属:二宮敬宇厩舎(美浦)
生産:Eric Puerari(仏)
馬主:大和商事

通算成績:42戦10勝(10-7-2-23)
主な勝鞍:東京新聞杯、札幌記念、富士Sなど
via google imghp
 

血統評価:3.5pt

 
デビューした兄弟がすべて勝ち上がっているのでPOG向きの母ではあるしキンカメ、エアグルーヴ、SSが血統にならぶバランス良い血統だけに注目の1頭ではあるだろう。重賞勝っている兄がムスカテールだけというのがやや心配ではあるが十分POG向きの馬だといえる。
 

前評判

 
話題性という点では、ある意味で2017年世代でもトップクラスだろう。何せ、その名前が三代目だからである。それは、後の項目で触れるとして…その注目度と同様に単純な馬体の良さでも十分に目を引く馬。正直、マヤノトップガンからムスカテールを出したという時点で母・シェリールの子出しが良い事は証明されている。加えて、産駒の評価が高いルーラーシップとの配合なら重賞級の馬が輩出されても何ら不思議はない。
 

馬名の由来

 

ヒシマサル

 
【意味】…先代、先々代の様な活躍を見込んで。

言わずもがな、92年のきさらぎ賞などを制覇したヒシマサルの後継。更に言えば、初代も59年の安田記念などを勝っており実質の三代目“ヒシマサル”となる。様々な経緯がありこの名前が付けられた訳だが、いずれにせよ3世代連続での重賞制覇という偉業を成し遂げて欲しいものである。
 

編集部内の評価

 
迷わず即座に指名。勿論そのトピック性に惹かれた事も一因だが、見た目も抜群に良い。これで走らなければどれが走るのかという程に魅力のある馬体と見ている。前述にもあるが、母・シェリールの子出しも悪くないし何より新種牡馬のルーラーシップ産駒も1頭は指名したかっただけに、全ての要素が噛み合った形だ。早期デビューを願うばかり。(田中)
 
重賞を勝った事がある馬名を裏ワザ使ったとしても何度も登録できるの微妙だな~とおもわてくれるのでデビュー前にして印象が悪い。馬には責任はないが。。。血統的には注目できるがもう1頭兄弟に重賞級がほしかった。(大川)

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