独自予想
◎カフジテイク(牡5歳)
昨年6月の夏至S(1600万下)を制して再びオープンクラスへ返り咲くと、初重賞挑戦となったプロキオンSは7着に敗れたが、勝ち馬ノボバカラに0秒5差まで追い込み、続くグリーンチャンネルCでは、4角後方2番手から豪快に突き抜けて6勝目を挙げた。前々走の武蔵野Sでは、メンバー最速となる上がり34秒2の末脚をマークして3着に好走し、前走のチャンピオンズCでも直線で鋭く追い込んで勝ち馬サウンドトゥルーから0秒2差の4着に健闘。レース毎に力を付けており、鋭い末脚にも日に日に磨きがかかっている。今回、全6勝中5勝しているダート1400mへ舞台が戻り、末脚の活きる展開になれば突き抜けるシーンは十分にある。
◯ベストマッチョ(牡4歳)
昨年2月のデビュー以降、ここまで5戦4勝2着1回と能力の底を見せていない素質馬。唯一黒星を喫した3走前の三浦特別は、キャリアがまだ浅かった上に、勝ち馬ブラゾンドゥリスがそこからオープンクラスまで上り詰めたことを考えれば全く悲観する内容ではなく、本馬も前走の神無月Sを好位追走から残り100mで難なく抜け出してオープン入りを果たした。今回、初の重賞挑戦で相手関係は一気に強くなるが、ここで好勝負できれば今後の活躍が楽しみになる。3戦3勝の東京ダート1400mを舞台に度肝を抜くレースを期待したい。
出馬表&レーティング&予想オッズ
レーティングはベストウォーリアが単独で抜けているが中央競馬久々の高齢馬で注意が必要かなと。カフジテイクが続くので近走の調子も踏まえてこちら中心で良いだろう。ノボバカラ、キングズガード、モンドクラッセ等々その後は差がないのでカフジテイクから手広くが理想的か。
馬番 | 出走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 | 本印 | 大川 | 小野寺 | 田中 | 予想オッズ |
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1 | ブルミラコロ | 牡5 | 56.0 | 秋山真一郎 | 100.0 | × | × | × | △ | 44.8 |
2 | ラストダンサー | 牡6 | 56.0 | 田辺裕信 | 97.0 | △ | - | × | △ | 19.9 |
3 | カフジテイク | 牡5 | 56.0 | 福永祐一 | 106.7 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 3.3 |
4 | ニシケンモノノフ | 牡6 | 57.0 | 横山典弘 | 103.8 | △ | △ | △ | △ | 8.0 |
5 | ベストウォーリア | 牡7 | 58.0 | 戸崎圭太 | 108.4 | × | × | × | - | 3.7 |
6 | グレープブランデー | 牡9 | 58.0 | 柴田善臣 | 104.3 | - | - | - | - | 93.4 |
7 | モンドクラッセ | 牡6 | 56.0 | 丸山元気 | 105.5 | - | ☆ | - | - | 72.3 |
8 | (地)ラブバレット | 牡6 | 56.0 | 山本聡哉 | 90.0 | - | - | - | - | 167.2 |
9 | コーリンベリー | 牝6 | 56.0 | 松山弘平 | 101.6 | - | ☆ | - | △ | 29.6 |
10 | グレイスフルリープ | 牡7 | 57.0 | 蛯名正義 | 94.0 | - | - | - | - | 118.3 |
11 | タールタン | 牡9 | 56.0 | 北村宏司 | 102.3 | - | - | - | - | 27.1 |
12 | ブライトライン | 牡8 | 56.0 | 石川裕紀人 | 97.8 | - | - | - | - | 199.4 |
13 | エイシンバッケン | 牡5 | 56.0 | 岩田康誠 | 103.0 | △ | ◯ | △ | △ | 10.1 |
14 | キングズガード | 牡6 | 56.0 | 藤岡佑介 | 105.5 | △ | △ | ▲ | △ | 8.4 |
15 | ベストマッチョ | 牡4 | 55.0 | C.ルメール | 103.0 | ◯ | △ | ◯ | ◯ | 5.5 |
16 | ノボバカラ | 牡5 | 57.0 | 柴田大知 | 105.8 | △ | △ | △ | - | 15.4 |
編集部内の見解
本命カフジテイクは説明不要だろう。前走一番強かったと言っても良い位だった。相手は既存メンバーではなく新規メンバーからエイシンバッケンを選択、馬のタイプ的に岩田と合うはず。あとは実績馬に手広くいけば意外にかたくおさまるのではと考えている。(大川)
◎カフジテイクは強烈な末脚で突き抜ける可能性十分。◯ベストマッチョは重賞未経験だが5戦4勝と全く底を見せていない。▲キングズガードはプロキオンS3着、武蔵野S4着と重賞でも十分。右周りの方が成績良いが地力でカバーする。(小野寺)
本命はカフジテイク。この距離&コースは今の調子ならズドンと差しきれるだろう。万が一、飛ぶような事があればそこでカバーするのが対抗のベストマッチ。この2頭のいずれかが勝つと踏んで、後は連下に手広く流すのみ。薄い所に行ってくれれば有り難いが果たして。古豪ベストウォーリアは古豪故に掲示板に入線程度と判断、大外枠のノボバカラは柴田大知に乗り替わりを嫌って共に無印とした。(田中)
母:テイクザケイク
母父:スキャン
調教師:湯窪幸雄(栗東)