コース見解

 
京都競馬場・芝2200mコース図

京都競馬場・芝2200mコース図

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スタート後の1コーナーまでが400mと長く、そこで各馬の配列も決まり流れが落ち着きやすい。そこから向こう正面まで淡々とレースは進み、3コーナー後の下り坂で一気にペースアップ。その
まま直線に入る為、如何にスピードを維持出来るかが勝負の分かれ目となる。比較的上がり自体も早くはなるが、瞬発力というよりは持続力の有無が大きく結果に左右される。
 

タイム・ラップ見解

 
施行レース数が少なく数値をアテに出来ない部分は否めないが、一つ言える事は両極端な競馬になりやすい。タイム・ラップ云々より、如何に前有利か追い込み有利かを見極める事前の展開予想が肝。比較的、少頭数だとスローペース傾向で多頭数だとその逆のパターンとなりやすいのは覚えておきたいポイントか。いずれにせよ、逃げ馬の出方次第で来る脚質も大きく変わって来る。
 

血統見解

 
ディープインパクト

ディープインパクト

不動のトップサイアー。どのコースにおいても先ずは拾わなければいけない血統だ。人気する事は当然で馬券的妙味は少ないが、それでも当てる為には絶対に無視出来ないマストブラッドである。
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【ディープインパクト】‥芝の中距離においてディープインパクトを外すのは危険行為である。複勝率は40%に迫り、連対率も30%を超える。即ち、如何にディープ産駒を上手く扱うかが馬券そのものの回収率にも大きく影響して来るという訳だ。当コースでも同様の事が言え、ここは先ずおさえておくべき。
 
ジャングルポケット

ジャングルポケット

現役時代は日本ダービーとジャパンカップを制した生粋の中距離馬。瞬発力と豊富なスタミナを武器に、産駒もクラシックディスタンスでその能力を遺憾無く発揮する。
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【ジャングルポケット】‥特注種牡馬はこれ。ディープインパクトのお株を奪う凄まじい数値を残している。勝率は何と25%と出走の4回に1回は勝つというハイアベレージ。しかも、単勝の回収値は500になろうかというデータで、超穴血統と言えるだろう。もちろん複勝率も優秀で、人気に関わらず馬券の頭・軸候補に最も適した種牡馬には間違いない。
 
ハーツクライ

ハーツクライ

中長距離が主戦のスピード・スタミナ兼備タイプ。ある程度の瞬発力勝負にも対応出来、その能力は2000m以上の舞台でこそ発揮される。同じサンデー系でもディープ産駒より人気になりにくく、傾向を掴めば美味しい血統である。
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【ハーツクライ】‥勝利は1桁台だが、複勝率は30%記録。人気もしにくく単複の回収値は共に100を超えているので、どちらかと言えば3連複系のヒモ候補に入れておきたい。傾向としては距離が伸びれば伸びるほど、自身の能力が発揮される。2000mよりも2200m、2200mよりも2400mという具合に覚えておくと良いだろう。
 
ステイゴールド

ステイゴールド

現役時代は、G1の2着が続き「シルバーコレクター」と言われた名バイプレーヤー。特徴として条件を問わず相手なりに走るタイプだったが、産駒はその反面で勝ち切るか惨敗かの極端な競馬をする。走って来るコツを知れば非常に面白い血統である。
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【ステイゴールド】‥ハーツクライよりも出走頭数が少なく、それ以上の数値を叩き出しているのがステイゴールドだ。特に単勝回収値は200を超え、キャラクター的にもかなり美味しい配当が望める血統。こちらもハーツ同様、豊富なスタミナがあるので距離が長いレースでの活躍を見込める。
 

脚質見解

 
基本、セオリー通りに先行・差しから買うべき。但し、タイム・ラップ見解でも書いてある様に大逃げが決まるレース展開も十分に有り得る。なので、先ずは展開予想を慎重に行ってから各馬のピックアップを行った方が良いだろう。枠に関してもコースが広く展開がバラけやすいので、さほど内外の要素を参考にする必要は無い。
 

まとめ

 
全体として、逃げ馬の活躍が顕著なコース。イメージとしてはブエナビスタが負けた時のクイーンスプマンテの競馬か。結果、スローペースになる方が圧倒的に多いので前残りを想定した印を付けて行きたい。追い込みに関してはよっぽど展開がハマった時でないと決まりづらいので、軽視しても良さそう。いずれにせよ、一筋縄では終わりそうにないコースである。
 
☆ポイント☆

・中〜大波乱もあるコース。
・枠は内枠がやや優勢。大外も活躍顕著。
・ジャングルポケット産駒は黙って買い。

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