馬体診断
具体的な画像を引用出来なかったが、ギャロップのPOG本を見る限りではまだまだ全体的な線が細い。取材時点だと、牡馬の割には440kgとやや小柄でもある。但し、兄のディーマジェスティよりも更にスッとした手先の長い馬体をしており、距離適性に関しては長めのクラシックディスタンスに向きそうな印象を受ける。見た目とは裏腹に調整などは順調に進んでいるらしく、デビューも比較的早めになるかも知れない。
血統構成
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
エルメスティアラ | ブライアンズタイム | Roberto | Hail to Reason |
Bramalea | |||
Kelley's Day | Graustark | ||
Golden Trail | |||
シンコウエルメス | Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Doff the Derby | Master Derby | ||
Margarethen |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.5pt
祖母シンコウエルメスは、Generous、オースミタイクーンの下。日本ではあと一歩の馬が多かったがここにきて兄ディーマジェスティがG1タイトルをダッシュした。ファミリーとしてはある程度期待できるファミリーの出身で重ねられた血も評価できる内容だが、兄弟に当たり外れが目立つのは母父の影響か。ギャンブル要素が強いかもしれない。
前評判
育成牧場関係者曰く、「ディーマジェスティはどちらかと言うとブライアンズタイムの血が濃く出ていましたが、本馬はまさにディープインパクト産駒という感じ。手脚も長く、身のこなしがとにかく柔らかいです。反面、背中はしっかりとしていて既に調教もびっしりこなせて兄よりも順調にメニューが進んでいますよ」との事。偉大な兄と比べてもその期待に対するトーンは高い。
馬名の由来
ディーグランデ
【意味】…父名より+偉大(伊・ラテン語)
兄のマジェスティが威厳の意で、それが活躍した事からゲンを担いでのネーミングだろう。同オーナーのこれからのトレンドになる可能性はある。
兄のマジェスティが威厳の意で、それが活躍した事からゲンを担いでのネーミングだろう。同オーナーのこれからのトレンドになる可能性はある。
編集部内の評価
正直、ディーマジェスティの評価に迷う。皐月賞を勝ち、ダービーでも3着とかなりの好成績を残しているが…印象としては共同通信杯馬のイメージ程度。勿論、それでも十分なのだが何故かパッとせず、キャラクターが薄い。なので、弟も指名には至らない。(田中)
ディーマジェスティに続き、センスのある馬名。シンコウエルメスが重苦しい欧州タイプでそこにブライアンズタイムを重ねてさらに重い印象。ディーマジェスティもセイクレットレーヴもやはり重い印象なのでタイプでないし兄弟の安定感がないのでここは注目もパス(大川)
母馬:エルメスティアラ
母父:ブライアンズタイム
所属:二ノ宮敬宇厩舎(美浦)
生産:服部牧場(新ひだか町)
馬主:嶋田賢