杉本清アナウンサー

杉本清アナウンサー

言わずと知れた競馬界の伝説のアナウンサー。後世に語り継がれる名文句を数々残し、彼の実況無しでは成立しないレースが幾つも存在する。御年、80歳前だが出来る事ならばまた杉本清の実況付きで宝塚・有馬の両グランプリを見てみたいものである。
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①ミスターシービーの菊花賞

 

1983年・菊花賞(G1)

1着:ミスターシービー(吉永正)
2着:ビンゴカンタ(岡部)
3着:シンブラウン(岩元)

『大地が弾んでミスターシービーだ!!』
 
シンザン以来、19年振りに三冠馬が誕生した歴史的なレース。この時言い放った名文句は「大地が弾んでミスターシービーだ!!」です。…用意していたかどうかは分かりませんが、こんな言葉なかなか出て来ないですよね。何て言うか、杉本さんの独特の声質も重なって余計に深みのある文句に聞こえます。
 

②バンブービギンの菊花賞

 

1989年・菊花賞(G1)

1着:バンブービギン(南井)
2着:レインボーアンバー(加用)
3着:リアルバースデー(菅原泰)

『盾の無念を菊で晴らした南井克巳騎手!!バンブーアトラスの無念もこれで一気に晴れました!!』
 
この菊花賞の前の週に行われた天皇賞秋でオグリキャップに跨がり2着に敗退していた南井克巳騎手。そして、バンブービギンの父であるバンブーアトラスが現役時代にケガで菊花賞を回避した事も含めて『無念を晴らす』という言葉できっちりと表現する辺りが、もうファンとしては堪りません。騎手・血統のロマンをこの短文で見事に表してくれています。
 

③ダンスインザダークの菊花賞

 

1996年・菊花賞(G1)

1着:ダンスインザダーク(武豊)
2着:ロイヤルタッチ(岡部)
3着:フサイチコンコルド(藤田)

『武豊、珍しくガッツポーズー!!やったやったやった!!』
 
ダービー2着の悔しさを菊花賞で晴らしたダンスインザダーク&武豊騎手。武騎手には珍しく派手なガッツポーズをした事に対して『珍しくガッツポーズー!!やったやったやった!!』と、プライベートでも親交がある事も含めて、完全に私的な感情込みで実況していますwww…これも杉本清が故に許される専売特許みたいなものなんでしょうね。
 

④マヤノトップガンの天皇賞春

 

1997年・天皇賞春(G1)

1着:マヤノトップガン(田原)
2着:サクラローレル(横山典)
3着:マーベラスサンデー(武豊)

『トップガンだトップガンだトップガンだトップガンだー!!』
 
…ただ、勝馬の名前を連呼っていうあらわざwでも、杉本清さんだから成立しちゃうんですよねー。もちろん、他にも色々と実況しておられますが筆者にはもうここのシーンしか頭に残っていませんwwwそれくらい、氏の言葉は脳裏に焼き付いてしまう様です。
 

⑤テンポイントの有馬記念

 

1977年・有馬記念(G1)

1着:テンポイント(鹿戸明)
2着:トウショウボーイ(武邦)
3着:グリーングラス(嶋田功)

『中山の直線に流星が走りました!!』
 
かの有名なTTGによる有馬記念。中でも最も人気の高かったテンポイントが故障前に勝った最後のレースですが…この時もほとんどテンポイントの名前だけwでも、ゴール後の最後に『中山の直背に流星が走りました!!』という何ともロマンチックな言葉できっちりと終えています。このひと言だけでレースがギュッと締まりました。さすが、杉本清。
 

まとめ

 
こう見てみると、全体的に長距離が多いですね。他にももっともっとたくさんあるんですが、やっぱり杉本清さんの実況はスタートからゆっくりと全て聞きながら振り返りたいので自ずと長いレースになっちゃいますw

後、余談ですが…杉本清さんといえば宝塚記念の『私の夢は◯◯です』というレース前の自分の注目馬を伝えるアレ。実はこの実況については、一番最初に言った時はまだ関テレ所属だったので私的な注目馬を電波を通して全国に伝える行為を上からこっぴどく怒られた様ですよwww
 
ま、結果そういったタブー的な実況も最終的には板について杉本清さんのアイデンティティーに変わっちゃうのが凄い所ですよね。完全に杉本さんの独特のキャラクタが成せる業でしょうか。そういう意味では、実況云々よりもこの方の人徳・人格が大きく影響しているんだと思います。誰からも愛された稀有なアナウンサー、杉本清。またいつか、何かの機会に彼の実況が聞けることを心待ちにしたいですね。

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