無傷の3連勝で2歳女王へ名乗り

 

2016年デイリー杯2歳S(GⅡ)

タイム:1分34秒6(良)
レース上がり3ハロン:34秒1
勝ち馬上がり3ハロン:33秒6
 
ジューヌエコール(牝2歳)

ジューヌエコール(牝2歳)

父:クロフネ
母:ルミナスポイント
母の父:アグネスタキオン
調教師:安田隆行(栗東)
通算成績:3戦3勝
主な勝鞍:'16デイリー杯2歳S
via google imghp
 
少しバラついたスタートから押し出されるようにしてボンセルヴィーソがハナに立つ展開の中、ジューヌエコールは先行集団でレースを進める。

淀みのない流れでボンセルヴィーソが後続9頭を従えて直線に向くと、ジューヌエコールがジワジワと差を詰めにかかる。外からディーパワンサ、サングレーザーが迫ってくるが、その差はなかなか縮まらず、最後は逃げ粘るボンセルヴィーソとの競り合いをクビ差振り切ってゴール。
 
勝ったジューヌエコールは、新馬戦→ききょうSに続いて3連勝で重賞初制覇を達成。デビュー戦は好位から、前走は出遅れて後方から差し切って連勝を飾ったが、今回は好位の正攻法できっちり前を捕える会心の勝利。次走は暮れの2歳女王決定戦・阪神JFが濃厚。ソウルスターリング、ミスエルテ、ヴゼットジョリー、リスグラシューといった同世代のライバルと初めて顔を合わせることになる。
 

レース結果を振り返ってのベスト予想

 
◎ジューヌエコール
◯ディーパワンサ
△タイセイスターリー
△サングレーザー
×リナーテ
×ベルカプリ
×ボンセルヴィーソ
 
本命は、前走のききょうSで着差以上の強い勝ち方を見せたジューヌエコール。対抗に、ジューヌエコール同様デビューから無傷のディーパワンサ。単穴は無しで、連下に、デビュー戦を快勝して臨むタイセイスターリー、メンバー唯一のディープインパクト産駒サングレーザー。あとは、良血馬リナーテ、前に行って残りそうなベルカプリとボンセルヴィーソまで押さえられれば理想的な予想と言えるのではないか。
 

全着順

 
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 単勝オッズ
1 6 ジューヌエコール 54.0 福永 ---- 1:34.6(良) 3.6
2 3 ボンセルヴィーソ 55.0 松山 ---- クビ 54.5
3 8 サングレーザー 55.0 武豊 ---- 1/2 × 5.8
4 7 ディーパワンサ 54.0 ルメール ---- クビ 4.6
5 9 ベルカプリ 54.0 池添 ---- 1/2 × 13.4
6 2 リナーテ 54.0 浜中 ---- 1.1/2 × 8.4
7 5 ビーカリー 54.0 国分恭 ---- 1.3/4 97.2
8 1 タイセイスターリー 55.0 川田 ---- 1/2 2.9
9 10 サンライズソア 55.0 ---- 2.1/2 53.3
10 4 ユノディエール 55.0 四位 ---- 1/2 82.2


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ①⑥⑦ 計3点 不的中
単勝 6 360円 枠連 3-6 7,700円
複勝 6 160円 ワイド 3-6 1,740円
3 820円 6-8 470円
8 190円 3-8 3,210円
馬連 3-6 7,580円 馬単 6→3 10,680円
三連複 3-6-8 15,710円 三連単 6→3→8 88,490円


 

編集部内の回顧

 
ジューヌエコールの前走はやはり非凡だったのでここの本命は、ジューヌエコールにするべきだった。反省。ディーパワンサはこんなもんなんだろう。2着は逃げねばってベルカプリで想定してたのにボンセルヴィーソにやられた。リナーテはこの程度だろう。サングレーサーはここまでやれるとは思わなかった。タイセイスターリーはまだ見切るには早いかも。(大川)
 
個人的な本命はジューヌエコールだったので見立てとしては正解。しかし、ここまで他馬の有力どころが一気に崩れるとは思わなかった。リナーテはあれくらいの馬だったとして、タイセイスターリーは気性的な不安があったもののここまでだらしなくなるとは…やはり、2歳戦は2戦以上続けてしっかりと自分のパフォーマンスを出せている馬を中心にして考えた方が良い。休み明け以上に2走目のポカが多いのは予想する側としてはかなり難解なレース。
 
期待していたタイセイスターリーが案外だったが、一回立て直して次回に期待。勝ったジューヌエコールは、距離が微妙だと思っていたものの、あのパフォーマンスなら相当地力があるのだろう。ボンセルヴィーソは鞍上の好騎乗が光ったし、サングレーザーはやはりディープインパクト産駒といったところ。ディーパワンサもまだまだこれからだと思うが、リナーテはさすがに血統人気している印象。(小野寺)

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