無傷の3連勝で2歳女王へ名乗り
2016年デイリー杯2歳S(GⅡ)
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少しバラついたスタートから押し出されるようにしてボンセルヴィーソがハナに立つ展開の中、ジューヌエコールは先行集団でレースを進める。
淀みのない流れでボンセルヴィーソが後続9頭を従えて直線に向くと、ジューヌエコールがジワジワと差を詰めにかかる。外からディーパワンサ、サングレーザーが迫ってくるが、その差はなかなか縮まらず、最後は逃げ粘るボンセルヴィーソとの競り合いをクビ差振り切ってゴール。
淀みのない流れでボンセルヴィーソが後続9頭を従えて直線に向くと、ジューヌエコールがジワジワと差を詰めにかかる。外からディーパワンサ、サングレーザーが迫ってくるが、その差はなかなか縮まらず、最後は逃げ粘るボンセルヴィーソとの競り合いをクビ差振り切ってゴール。
勝ったジューヌエコールは、新馬戦→ききょうSに続いて3連勝で重賞初制覇を達成。デビュー戦は好位から、前走は出遅れて後方から差し切って連勝を飾ったが、今回は好位の正攻法できっちり前を捕える会心の勝利。次走は暮れの2歳女王決定戦・阪神JFが濃厚。ソウルスターリング、ミスエルテ、ヴゼットジョリー、リスグラシューといった同世代のライバルと初めて顔を合わせることになる。
レース結果を振り返ってのベスト予想
◎ジューヌエコール
◯ディーパワンサ
△タイセイスターリー
△サングレーザー
×リナーテ
×ベルカプリ
×ボンセルヴィーソ
◯ディーパワンサ
△タイセイスターリー
△サングレーザー
×リナーテ
×ベルカプリ
×ボンセルヴィーソ
本命は、前走のききょうSで着差以上の強い勝ち方を見せたジューヌエコール。対抗に、ジューヌエコール同様デビューから無傷のディーパワンサ。単穴は無しで、連下に、デビュー戦を快勝して臨むタイセイスターリー、メンバー唯一のディープインパクト産駒サングレーザー。あとは、良血馬リナーテ、前に行って残りそうなベルカプリとボンセルヴィーソまで押さえられれば理想的な予想と言えるのではないか。
全着順
着順 | 馬番 | 出走馬 | 斤量 | 騎手 | 評価 | タイム(着差) | 本印 | 単勝オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | ジューヌエコール | 54.0 | 福永 | ---- | 1:34.6(良) | ▲ | 3.6 |
2 | 3 | ボンセルヴィーソ | 55.0 | 松山 | ---- | クビ | - | 54.5 |
3 | 8 | サングレーザー | 55.0 | 武豊 | ---- | 1/2 | × | 5.8 |
4 | 7 | ディーパワンサ | 54.0 | ルメール | ---- | クビ | ◯ | 4.6 |
5 | 9 | ベルカプリ | 54.0 | 池添 | ---- | 1/2 | × | 13.4 |
6 | 2 | リナーテ | 54.0 | 浜中 | ---- | 1.1/2 | × | 8.4 |
7 | 5 | ビーカリー | 54.0 | 国分恭 | ---- | 1.3/4 | - | 97.2 |
8 | 1 | タイセイスターリー | 55.0 | 川田 | ---- | 1/2 | ◎ | 2.9 |
9 | 10 | サンライズソア | 55.0 | 幸 | ---- | 2.1/2 | - | 53.3 |
10 | 4 | ユノディエール | 55.0 | 四位 | ---- | 1/2 | - | 82.2 |
配当&本印予想結果
馬連予想 | ①⑥⑦ 計3点 不的中 | ||||
---|---|---|---|---|---|
単勝 | 6 | 360円 | 枠連 | 3-6 | 7,700円 |
複勝 | 6 | 160円 | ワイド | 3-6 | 1,740円 |
3 | 820円 | 6-8 | 470円 | ||
8 | 190円 | 3-8 | 3,210円 | ||
馬連 | 3-6 | 7,580円 | 馬単 | 6→3 | 10,680円 |
三連複 | 3-6-8 | 15,710円 | 三連単 | 6→3→8 | 88,490円 |
編集部内の回顧
ジューヌエコールの前走はやはり非凡だったのでここの本命は、ジューヌエコールにするべきだった。反省。ディーパワンサはこんなもんなんだろう。2着は逃げねばってベルカプリで想定してたのにボンセルヴィーソにやられた。リナーテはこの程度だろう。サングレーサーはここまでやれるとは思わなかった。タイセイスターリーはまだ見切るには早いかも。(大川)
個人的な本命はジューヌエコールだったので見立てとしては正解。しかし、ここまで他馬の有力どころが一気に崩れるとは思わなかった。リナーテはあれくらいの馬だったとして、タイセイスターリーは気性的な不安があったもののここまでだらしなくなるとは…やはり、2歳戦は2戦以上続けてしっかりと自分のパフォーマンスを出せている馬を中心にして考えた方が良い。休み明け以上に2走目のポカが多いのは予想する側としてはかなり難解なレース。
期待していたタイセイスターリーが案外だったが、一回立て直して次回に期待。勝ったジューヌエコールは、距離が微妙だと思っていたものの、あのパフォーマンスなら相当地力があるのだろう。ボンセルヴィーソは鞍上の好騎乗が光ったし、サングレーザーはやはりディープインパクト産駒といったところ。ディーパワンサもまだまだこれからだと思うが、リナーテはさすがに血統人気している印象。(小野寺)
レース上がり3ハロン:34秒1
勝ち馬上がり3ハロン:33秒6