-フラガラッハ-

 
フラガラッハ(牡9)

フラガラッハ(牡9)

父:デュランダル
母:スキッフル
母の父:トニービン
馬主:キャロットファーム
調教師:松永幹夫(栗東)
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:41戦8勝
主な勝鞍:'12'13中京記念
獲得賞金:2億3592万円
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大外から全頭を撫で斬りにする切れ味鋭い強烈な末脚を武器に2003年スプリンターズステークスや2003年と2004年のマイルチャンピオンシップを連覇したデュランダルを父に持ち、母父に数多くの名馬を輩出した大種牡馬トニービンという超良血馬でデビュー前から”デュランダルの後継者”として大きな期待を集めた。
 

2012年中京記念(G3)

 

1着フラガラッハ(高倉)
2着ショウリュウムーン(小牧)
3着トライアンフマーチ(池添)
4着ミッキードリーム(和田)
5着ゴールスキー(尾島)
 
スタートで出遅れて道中は馬群の最後方を追走し脚を溜める形に。直線に入ると外からグングン加速し、メンバー最速の上がり3ハロン34.7秒の末脚を繰り出して前で粘るショウリュウムーンをあっさりと交わして1馬身半差つけてゴール。この勝利でフラガラッハと鞍上の高倉稜騎手は重賞初制覇を達成。
 

2013年中京記念(G3)

 

1着フラガラッハ(高倉)
2着ミッキードリーム(太宰)
3着リルダヴァル(福永)
4着ドナウブルー(内田)
5着ワイズリー(松山)
 
昨年とは違いスタートをしっかりと決めて道中は一つに固まった馬群の後ろを外から追走。直線では大外に持ち出して好位からレースを進めたミッキードリームとの叩き合いに。最後は先に抜け出したミッキードリームを大外から追い込んできたフラガラッハがメンバー最速の上がり3ハロン34.2秒の末脚で捕らえて半馬身差つけて勝利し、見事に連覇達成。
 

-アズマシャトル-

 
アズマシャトル(牡5)

アズマシャトル(牡5)

父:ゼンノロブロイ
母:ブレッシング
母の父:マルゼンスキー
馬主:東哲次
調教師:加用正(栗東)
生産者:下河辺牧場
通算成績:18戦4勝
主な勝鞍:'15小倉記念
獲得賞金:1億4595万円
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2013年秋の新馬戦で勝利すると3戦目のラジオNIKKEI賞(G3)では8番人気ながら勝ち馬ワンアンドオンリーの2着と好走し、日本ダービーへ駒を進めた。結果は15着と大敗を喫したが、馬主孝行の価値ある出走だった。4歳になると成績が安定し、鳴尾記念(G3)では勝ち馬ラブリーデイの3着と接戦を演じた。
 

2015年小倉記念(G3)

 

1着アズマシャトル(松若)
2着ベルーフ(Z.パートン)
3着ウインプリメーラ(和田)
4着クランモンタナ(浜中)
5着マローブルー(川田)
 
外枠スタートから道中は中団の後ろを追走。4コーナーから徐々に追い上げると直線に入っても手応えは抜群で、勢いよく内の馬を交わしてゴール。
前走のマレーシアカップ(1600万以下)は道悪に苦しんで切れ味を生かせなかったが、小倉記念ではパンパンの良馬場が味方して最大限の末脚を発揮して快勝。この勝利でアズマシャトルと鞍上の松若風馬騎手は重賞初制覇を達成した。
 
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松若風馬騎手重賞初制覇!!
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まとめ

 
個人的にフラガラッハには今は亡きデュランダルの血を残すためにも種牡馬の道を期待していたが、やはり実績的に種牡馬入りは厳しかったか。今後は繋養先は未定だが、乗馬として第2の人生を歩むようで余生を元気に過ごしてほしいと願っている。

アズマシャトルはまだ5歳でこれからの活躍を期待していただけに引退はとても残念。小倉記念の後から脚元に不安を抱えていたので、大事に至らずに引退できたのは良かった。今後は滋賀県甲賀市の甲賀ファームで乗馬になるようなので、元気に頑張ってもらいたい。

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