23日、京都競馬場を舞台して行われた安田記念の前哨戦・マイラーズC。今年は、メンバー唯一のGⅠ馬イスラボニータを筆頭に、最強世代と言われる4歳勢からエアスピネル、ブラックスピネル、プロディガルサンといった上半期のマイル王者を狙う好メンバーが集結した。

そしてこの一戦に8歳の古豪フィエロが待望の重賞初制覇を果たすべく参戦。鞍上には過去に2勝を挙げる他、マイルCS2着と抜群の相性を誇る福永祐一騎手と約2年ぶりの再タッグ結成となった。

レース当日はイスラボニータや勢い確かな4歳勢に人気を譲る形となり5番人気だったが、能力や実績はこのメンバーでも見劣りせず、重賞での豊富な実績からフィエロを本命視する競馬ファンもかなりいた。
 
フィエロ(牡8歳)

フィエロ(牡8歳)

父:ディープインパクト
母:ルビー
母父:デインヒル
調教師:藤原英昭(栗東)
馬主:金子真人HD
生産者:社台ファーム
通算成績:25戦5勝
via google imghp
 

終始チグハグな競馬...福永騎手にバッシングの嵐

 
ところが3番枠からスタートしたフィエロは、道中外へ逃げるようにスムーズさを欠くと、直線に向いても勝負どころで2度も挟まれる不利。最後は鞍上が追うのを完全にやめてしまい、終始見せ場なくチグハグな競馬になってしまった。

レース後に神妙な面持ちで引き揚げてきた福永騎手は「左に行って操縦が利かなかった。2番手の馬の後ろに入ろうとして脚が引っかかりそうになった。全く競馬にならなかった」と反省を口にした。

ただ8歳のフィエロがこれまでには見せなかった面だけに今後がかなり気がかりだが、力を出し切っていないことは確かだろう。
 

2017年マイラーズC(GⅡ)

1着=イスラボニータ(ルメール) 2人気
2着=エアスピネル(武豊) 1人気
3着=ヤングマンパワー(松岡) 7人気
       ¦
6着=フィエロ(福永) 5人気
 

ネットではバッシングの嵐

 
「ある意味、福永にしかできない騎乗ではあったよ
もう現役が長くないであろうフィエロでアレをやられちゃうとね・・・もうねぇ・・・」

「京都外周り少頭数あのポジションで直線向いて行き場無くなる騎乗はこの先2度と見ることはできないだろう。そういう騎乗だった」

「なんでずっとジェットスキーやってんだよ」

「勝負所で追わずに内から外から進路奪われて情けないったらありゃしない。
結局どこまで行っても甘ちゃんなんだよ」

「福永買った自分悪いが中途半端なレースが一番腹立つ。かかったなら4角先頭で垂れた方が納得する。無理に抑えて前詰まってスピード乗れないのは一番辛い」

「何回観てもやっぱり納得いかない。
まるでルメールに進路あげたようにしか見えない」

「前に行ってた福永に主導権あったのにね。百歩譲って横にいた豊さんに蓋されるのは分かるが、斜め後ろにいたルメールに蓋される意味が分からない」

「ほんとに怒りが収まらない。操縦がきかなかったとか言ってるけど、それならそのまま行けば良い。4角でブレーキかけるなよ。早めに外に出してそのまま走らせれば勝てただろ」
 

まとめ

 
レース前に管理する藤原英昭師が「56kgで出れるここは大きなチャンス」と期待を込めていただけにこの結果には厩舎関係者もかなり落胆しているに違いなく、今までにない面を見せたことに今後がかなり不安になる内容だった。
フィエロもすでに8歳と現役生活も限られており、オーナーも厩舎関係者も誰もが重賞タイトルを獲らせてあげたいと思っているだろうが、果たして”善戦マン”を抜け出せる日はくるのだろうか・・・。
 
そしてまたしても多くの反感を買ってしまった福永騎手。スタートから果敢に好位を取りに行ったのもののこれが裏目で出てしまった印象だ。当然、勝ちに行くための作戦であり、あれほどスムーズさを欠くのは福永騎手にとっても想定外だっただろう。騎乗していた本人にしかわからないことだが、せめてゴール前ではしっかり追っていればこれほどバッシングされることもなかったのではないだろうか。

さらに今回の件で次の安田記念では乗り替わりが避けられない状況となったが、これで人気を落とすようなら大きく狙ってみたい。

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