クィーンズベスト|土曜中山9R|野島崎特別
昨年のチューリップ賞では勝ち馬で後のオークス覇者シンハライトから0秒3差の4着と健闘したクィーンズベスト。4歳で迎えた今年2走は2着→2着と惜しい競馬が続いており、今回こそはきっちり勝ち切って難なく昇級を決めたいところ。何にせよ、2歳時には現役屈指の実力馬サトノダイヤモンド相手に0秒6差の2着に詰め寄るなど能力は高く、得意の先行力を武器にここから巻き返せるか。
アンタラジー|土曜阪神10R|心斎橋S
昨年6月の多摩川S(3着)から手術明け&初西下で復帰戦を迎えるアンタラジー。今年で5歳を迎えたが、体質の弱さが影響してここまで僅か8戦と底を見せておらず、伸び代はまだ大いにありそう。以前は控える競馬で終い勝負に徹していたが、近4走は先行して3勝しており、今回もすんなり好位を確保できれば上位争いは濃厚だ。鞍上に3戦3勝と好相性のC.ルメール騎手を配して復活Vとなるか。
イチダイ|土曜中山10R|湾岸S
一昨年に北海道門別でデビューし、11戦2勝の成績で昨年中央へ移籍してきたイチダイ。移籍後は芝の中距離を中心に使われ、ここまで12戦して「2-7-3-0」と抜群の安定感を見せている。今回は500万下→1000万下を連勝して初の昇級戦となり相手も強化されるが、得意の中山ならチャンスはあるはず。若干気の悪い面もあるが、そこは手の内に入れている内田博幸騎手なら心配ない。
ドロウアカード|日曜阪神9R|忘れな草賞
フラワーC3着の実績を引っ提げ、オークスへ向けて賞金加算を狙うドロウアカード。その前走のフラワーCは好スタートを決めて先手を奪ったが、直線ではファンディーナに5馬身以上も突き離され完敗。それでも直線はしぶとい粘りを見せており、ただ単に相手が悪かったとしか言いようがない。今回のメンバーなら地力・実績ともに上位で、オークス参戦を確実なものにするためにも落とせない一戦になる。
エアワイバーン|日曜福島10R|燧ケ岳特別
叔父に国内屈指の名馬キングカメハメハがいるエアワイバーン。前走は1番人気に支持されながらも12着の大敗を喫したが、速い脚が使えない本馬にとって鋭い切れ味が要求される京都コースは合わなかった印象。今回、舞台は小回りでアップダウンが多い福島に変わり、距離も得意の2600mに延長される。極端に後ろ過ぎず、中団でレースができれば消耗戦になりそうなここなら十分に巻き返せるはず。
母:ラスティングソング
母父:フジキセキ
調教師:大久保龍志(栗東)
馬主:林正道
生産者:ノーザンファーム
通算成績:13戦2勝