12月17日(土)中山芝1800m

 

◆ディーグランデ(牡2歳、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)

 
ディーグランデ

ディーグランデ

父:ディープインパクト
母:エルメスティアラ
母の父:ブライアンズタイム
馬主:嶋田賢
生産者:服部牧場(新ひだか町)
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全兄に今年の皐月賞覇者で、日本ダービー3着、菊花賞4着という世代トップの実力馬ディーマジェスティがいる血統。どちらかと言えば、兄が母父ブライアンズタイムの血が濃く出ているのに対して、弟の本馬は手脚が長い上に身のこなしも柔らかく、まさにディープインパクト産駒といった印象。兄は2歳時の9月デビューだったが、弟の方は兄よりも調整に時間をかけられ12月デビューとなる。
 
陣営は「見た目の体つきも気持ちの面も兄とは違ったタイプ。気性的に前向き過ぎるところがあるけど、この血統らしく、いい素質を感じさせる」と大きな期待を込めている。デビュー戦の鞍上は兄の主戦でもある蛯名正義騎手。蛯名騎手悲願のダービー制覇へ向けてまずは初戦をものにしたい。
 

◆ダイワエトワール(牝2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)

 
ダイワエトワール

ダイワエトワール

父:エンパイアメーカー
母:ダイワスカーレット
母の父:アグネスタキオン
馬主:大城敬三
生産者:社台ファーム(千歳市)
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母ダイワスカーレットは有馬記念などG1・4勝を挙げた歴史的名牝。その産駒たちは、ダイワレジェンド(牝5・4勝)、ダイワミランダ(牝4・2勝)が中央で勝ち上がっており、ダイワウィズミー(牝3)も今年12月に大井で記念すべき初勝利を挙げている。一族からはまだG1どころか重賞級の馬が出ておらず、初のエンパイアメーカーとの配合で誕生した本馬にかかる期待は大きい。
 
ただ、管理する鹿戸師は「最初の頃に比べれば調教でも動けるようになっている。この血統は晩成気味なところもあるし、本当に良くなってくるのは先だと思う」とややトーンは低め。初戦から過度な期待はせず、長い目で見る必要がありそう。デビュー戦の鞍上は北村宏司騎手を予定している。
 

12月18日(日)阪神芝1800m

 

◆サトノクロニクル(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)

 
サトノクロニクル

サトノクロニクル

父:ハーツクライ
母:トゥーピー
母の父:Intikhab
馬主:里見治
生産者:ノーザンファーム(安平町)
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今年のサトノ軍団の2歳勢の中で一番馬と評判が高かったサトノアーサーは、新馬戦は勝ったものの同着決着という大苦戦を強いられたが、その後は12月のシクラメン賞を上がり最速の32秒7の末脚で突き抜けて快勝。新馬戦はやや期待外れだったが、2戦目のパフォーマンスでようやく大物ぶりを見せつけ、来年のクラシック有力候補へ名乗りを上げた。
 
そして、そのサトノアーサーに引けを取らない素質の持ち主で「サトノ軍団のもう一頭のエース格」と言われているのが、今週デビューを迎えるサトノクロニクルだ。半兄に去年の日本ダービー2着馬サトノラーゼン(父ディープインパクト)がいる血統で、本馬は初のハーツクライとの配合との配合で誕生した。ここまで順調に調整され、池江師は「能力は良いものがありそう。初戦から期待している」とサトノアーサーと共に厩舎の二枚看板として期待を寄せる。記念すべきデビュー戦に川田将雅騎手を迎え、来春に向けて大きな一歩を踏み出せるか。
 

◆バリオラージュ(牡2歳、栗東・角居勝彦厩舎)

 
バリオラージュ

バリオラージュ

父:ディープインパクト
母:ファーストバイオリン
母の父:Dixieland Band
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム(千歳市)
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サトノクロニクルの最大のライバルとなりそうなのが、名門・角居厩舎が送り出すバリオラージュ。半兄に菊花賞、有馬記念、ジャパンカップで共に2着と一線級で活躍するサウンズオブアース(父ネオユニヴァース)がいる血統で、本馬は父がディープインパクトに替わり、より一層期待度が増すはずだ。
 
陣営は「格上相手にも食らいつく動きで、高い素質を感じさせる」評価しており、調教では、同厩舎のフルーキーと併入するなど初戦から能力全開となりそう。鞍上にM.デムーロ騎手を配してサトノクロニクルに立ち向かう。
 

その他の注目馬

 
◆プラチナムバレット【牡2歳、栗東・河内洋厩舎、父マンハッタンカフェ、母スノースタイル(ホワイトマズル)】
半姉に秋華賞2着、重賞3勝のスマートレイアー(父ディープインパクト)がいる血統。新馬戦だけなく先々まで楽しみな一頭で、是非ともクラシック戦線に乗ってほしい逸材。デビュー戦は、サトノクロニクル、バリオラージュと強敵が揃ったが、ここで好走できれば可能性は大きく広がる。鞍上はC.ルメール騎手。
 
◆ミスパッション(牝2歳、栗東・角田晃一厩舎、父ディープブリランテ、母ウィルパワー(キングカメハメハ)】
母ウィルパワーは現役時代に短距離戦で4勝を挙げ、本馬はウィルパワーの初年度産駒にあたる。さらに母の弟には安田記念を制したリアルインパクト、今年の札幌記念でモーリスを下し、マイルCSでも3着に入ったネオリアリズムがおり、血統の下地も十分に揃っている。土曜阪神芝1200mを和田竜二騎手で予定している。

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