昨年の事件から僅か4ヶ月...また斜行を繰り返す
12日に阪神競馬場で行われた桜花賞トライアル・フィリーズレビュー(GⅡ)は、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気カラクレナイが勝利し、管理する松下武士調教師は初重賞制覇、鞍上のM.デムーロ騎手は6週連続の日曜メインレース制覇となった。
2017年フィリーズレビュー(GⅡ)
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一方で、単勝オッズ1.8倍の断然人気に推され重賞2勝目がかかったレーヌミノルは2着に敗退。それでも1~3着までには桜花賞への優先出走権が与えられるため一応はひと安心だが、レーヌミノルは最後の直線で内側に大きく斜行してしまった。先頭に立った場面で後続の進路を妨害したため降着はなかったが、主戦である浜中俊騎手の騎乗には多くのバッシングと疑問が出ている。
それもそのはず、浜中騎手は昨年のマイルCSをミッキーアイルで制した時も今回と同じように先頭に立った場面で大きく斜行し、後続の多くの馬に被害を与えたままゴール。しかし、現在のルールでは降着にはならず、後味が悪いままGⅠを制した経緯がある。結果的に浜中騎手には23日間の騎乗停止という重い処分が下されたものの、あれから僅か4ヶ月で再び過ちを繰り返してしまった。浜中騎手はもう二度と同じミスは繰り返すまいと猛省したようだが、それでも繰り返す強引な騎乗に対して競馬ファンは『全く反省していない』『真面目にルールを見直すべき』などと怒りを露わにしている。
浜中騎手「もういいでしょう」→さらに反感買う
断然人気で敗れた上、斜行して騎乗停止処分を下された浜中騎手だが、記者の呼びかけや質問には終始口を閉じたままだったようだ。挙句の果てには『もういいでしょう』とひと言だけ残してその場を去って行ったらしく、競馬ファンからは『何様のつもりだ』『謝罪くらいしろ』『失望した』『もう二度と戻ってくるな』とさらに反感を買う羽目に・・・。
安藤勝己氏「酷かった」
レーヌミノルの乗り方は酷かった。あんな一瞬で仕掛けたら、前半ゆったりと行かせた意味がない。ジワッと追い出しとけば楽に勝てたレースだし、ジューヌエコールにも迷惑かけんかった。その点でミルコはメインを連勝しとる余裕があったね。カラクレナイの末脚を信じて、冷静に一番伸びる所を選んどる。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) March 12, 2017
これまでの先行策とは違いやや後ろで控えるレースとなった今回のレーヌミノル。おそらく先(桜花賞)を見据えた作戦だったと思われるが、アンカツ氏はせっかく理想的にレースを運べたにも関わらず、勝負所で全てを台無しにした浜中騎手の騎乗を問題視。確かにレーヌミノルの手応えは抜群だったわけで、直線入り口から強引に追い出す必要はなかったはず。もっと追い出しを我慢して素直に外を回していれば斜行することもなかっただろうし、結果は違ったのではと誰もが思うだろう。本来なら浜中騎手がやるべきレースをM.デムーロ騎手にやられた印象だ。
まとめ
昨年11月のマイルCSでの斜行から僅か4ヶ月で再び失敗を重ねてしまった浜中騎手。もちろん故意にやったわけではないだろうが、何故か今の浜中騎手からは冷静さが欠けている気がする。
何より、2012年には24歳の若さで史上3番目となるリーディングジョッキーに輝いているように腕前は確かなのだが、ここ最近は目立った活躍ができていない。本人も焦りがあるのかもしれないが、どんな状況でも冷静さを保ったままフェアなレースをしてもらいたいものだ。
とは言え、デビュー時は甘いルックスと確かな技術で「第二の武豊」とまで言われた浜中騎手。今回の件で競馬ファンや関係者からの風当たりがより強くなった感じだが、これを機に大いに反省してもらい、また華麗な騎乗を見せるべくターフに戻って来てほしい。生まれ変わった浜中騎手に期待したい。
何より、2012年には24歳の若さで史上3番目となるリーディングジョッキーに輝いているように腕前は確かなのだが、ここ最近は目立った活躍ができていない。本人も焦りがあるのかもしれないが、どんな状況でも冷静さを保ったままフェアなレースをしてもらいたいものだ。
とは言え、デビュー時は甘いルックスと確かな技術で「第二の武豊」とまで言われた浜中騎手。今回の件で競馬ファンや関係者からの風当たりがより強くなった感じだが、これを機に大いに反省してもらい、また華麗な騎乗を見せるべくターフに戻って来てほしい。生まれ変わった浜中騎手に期待したい。
2着=レーヌミノル(浜中俊) 1人気
3着=ゴールドケープ(丸山元気) 6人気
4着=ジューヌエコール(北村友一) 3人気
5着=ヤマカツグレース(国分優作) 11人気