破天荒ラニが年下のチンピラに絡まれる
15日、昨年のUAEダービー馬ラニが、今年初戦となるマクトゥームチャレンジラウンドⅢ(3月4日・GⅠ・メイダン競馬場・ダート2000m)に向け、新たにコンビを組むR.ムーア騎手を背に栗東Eコースに登場した。
このマクトゥームチャレンジラウンドⅢを経て招待された場合には、ドバイワールドカップ(3月25日・GⅠ・メイダン競馬場・ダート2000m)への参戦が濃厚となっている。
このマクトゥームチャレンジラウンドⅢを経て招待された場合には、ドバイワールドカップ(3月25日・GⅠ・メイダン競馬場・ダート2000m)への参戦が濃厚となっている。
この日は10年ぶりに栗東トレセンを訪問したノースヒルズ代表・前田幸治氏が愛馬の状態を間近で見ようと熱視線を送っていたが、追い切り直前にアクシデントが発生した。
なんと、放馬した空馬がコースを逆走し、馬場入り直後のラニに向かって勝負を挑んだ。はじめは相手にしなかったラニだったが、あまりにもしつこい絡みにとうとう我慢できずブチギレた。
結局、ラニが空馬に3度のキックを食らわした後に厩舎スタッフが仲裁に入って喧嘩は収束したが、一歩間違えれば怪我をする事態になっていただけに両陣営はホッとしたに違いない。
結局、ラニが空馬に3度のキックを食らわした後に厩舎スタッフが仲裁に入って喧嘩は収束したが、一歩間違えれば怪我をする事態になっていただけに両陣営はホッとしたに違いない。
乗る前には押さなきゃ、と言っていたムーア騎手ですが、自分でペースアップするからわざわざ押す必要ないねと言っていました。
— 丸内永舟 (@eishumaruuchi) February 15, 2017
分かってもらえて良かったね、ラニ。
それにしても、今日はヒヤヒヤした…。
ラニの調教助手を務める丸内永舟さんのツイート。
ラニに絡んだチンピラはGⅠ馬の弟だった!!
破天荒なラニに喧嘩を売ったものの見事に返り討ちに遭ったチンピラ3歳馬。この馬がどんな馬か気になる人は多いようだが、なんとあのGⅠ馬の弟だったことが判明。
このトラヲサイゴニという馬。血統を見て気付くかと思われるが、半兄に2011年の天皇賞(春)を制したヒルノダムールがいる血統だ。
ヒルノダムールは気性の悪いイメージはないが、エンパイアメーカー産駒はやや気性がキツくなる傾向があるらしい。きっと父の血が濃く出た感じかもしれない。
ヒルノダムールは気性の悪いイメージはないが、エンパイアメーカー産駒はやや気性がキツくなる傾向があるらしい。きっと父の血が濃く出た感じかもしれない。
母:ヘヴンリーロマンス
母父:サンデーサイレンス
調教師:松永幹夫(栗東)
馬主:前田葉子
生産者:North Hills Co. Limited
通算成績:12戦3勝(3-1-2-6)
主な勝鞍:16'UAEダービー(GⅡ)