いざクラシックへ!!藤沢厩舎からまたしても主役候補が誕生!
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ニシノアップルパイがハナに立つ。サングレーザーが先行集団の外目、コスモスとグローブシアターが中団を並んで追走し、レイデオロは後方から3番手でレースを進める。4コーナーでサングレーザーが早くも先頭に並びかけ押し切りを図るが、直線の坂で失速。これに変わってギリギリまで脚を溜めたレイデオロが、残り100mで前を交わして先頭。内で粘るマイネルスフェーン、後方からグローブシアターが追い上げてくるが、これらの追撃を凌いでゴール。
勝ったレイデオロは、この勝利でデビューから無傷の3連勝。今回と同じ舞台で行われた前走の葉牡丹賞では、後方から強烈な末脚で勝利し、世代トップクラスのポテンシャルを見せた。牝系を辿るとディープインパクトの母ウインドインハーヘアがいる良血馬だけに、来春のクラシックが楽しみになる重賞初制覇となった。管理する藤沢師は、阪神JF→朝日杯FS→ホープフルSと2歳重賞3連勝となり、来春はソウルスターリング、サトノアレス、レイデオロの3頭の主役級を送り出す。名伯楽、悲願のダービー制覇へ向け、レイデオロにかかる期待は大きい。
レース結果を振り返ってのベスト予想
◎レイデオロ
◯グローブシアター
▲サングレーザー
×マイネルスフェーン
×アドマイヤウイナー
×メリオラ
×ベストリゾート
×エンドゲーム
◯グローブシアター
▲サングレーザー
×マイネルスフェーン
×アドマイヤウイナー
×メリオラ
×ベストリゾート
×エンドゲーム
レイデオロの一強ムードで、その他はほぼ横一線のレース。不動の本命はレイデオロ。対抗に血統魅力のグローブシアター。単穴に重賞3着のサングレーザー。これにマイネルスフェーン、アドマイヤウイナー、メリオラ、ベストリゾート、エンドゲームあたりを押さえれば十分な予想ではないだろうか。
全着順
着順 | 馬番 | 出走馬 | 斤量 | 騎手 | 評価 | タイム(着差) | 本印 | 単勝オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | レイデオロ | 55.0 | ルメール | --- | 2:01.3(良) | ◎ | 1.5 |
2 | 11 | マイネルスフェーン | 55.0 | シュミノー | --- | 1.1/4 | - | 47.3 |
3 | 6 | グローブシアター | 55.0 | 福永 | --- | 1.1/4 | ◯ | 5.3 |
4 | 13 | ベストリゾート | 55.0 | 北村宏 | --- | 1/2 | - | 22.1 |
5 | 5 | サングレーザー | 55.0 | 武豊 | --- | クビ | ▲ | 9.2 |
6 | 12 | メリオラ | 55.0 | 蛯名 | --- | クビ | △ | 37.8 |
7 | 7 | ビルズトレジャー | 54.0 | 田中勝 | --- | アタマ | - | 110.4 |
8 | 1 | ディアシューター | 55.0 | 大野 | --- | 2.1/2 | - | 152.5 |
9 | 14 | コスモス | 55.0 | 柴田大 | --- | クビ | - | 12.0 |
10 | 9 | ショワドゥロワ | 55.0 | バルザローナ | --- | 1/2 | - | 154.3 |
11 | 4 | アドマイヤウイナー | 55.0 | Mデムーロ | --- | 1/2 | △ | 12.7 |
12 | 3 | エンドゲーム | 55.0 | 戸崎圭 | --- | 3.1/2 | × | 57.1 |
13 | 8 | ニシノアップルパイ | 55.0 | 内田博 | --- | 2.1/2 | - | 114.9 |
14 | 10 | ミスディレクション | 55.0 | 浜中 | --- | 大差 | - | 117.8 |
配当&本印予想結果
馬単予想 | ②→④⑤⑥⑫ 不的中 | ||||
---|---|---|---|---|---|
単勝 | 2 | 150円 | 枠連 | 2-7 | 1,040円 |
複勝 | 2 | 110円 | ワイド | 2-11 | 750円 |
11 | 400円 | 2-6 | 230円 | ||
6 | 150円 | 6-11 | 2,120円 | ||
馬連 | 2-11 | 2,380円 | 馬単 | 2→11 | 2,670円 |
三連複 | 2-6-11 | 3,600円 | 三連単 | 2→11→6 | 15,250円 |
編集部内の回顧
本命レイデオロは当然って感じで2番手以降の混戦をわかっていたのにもっと手広くねらうべきレースだったそれもわかった上で対抗のPOG馬グローブシアターと心中したのでしょうがない。3着にきている事からもけして弱くはない。マイネルスフェーンは個人的には手がでても×までなのでこれは気にせずパスのレースでいいだろう。レイデオロを信用して単穴なしでよかったなと×を△で×を手広くがただしかったがどちらにせよ結果外れたレース。(大川)
◎レイデオロは完全に本物。前走と今回でしっかりと自分の能力を出し切っているが、まだギアは隠している感じ。底が知れない。◯のグローブシアターは現状こんなものだろう。馬体的にパンとしてくればもう少し戦える筈。▲サングレーザーとアドマイヤウィナーは成長力がいまひとつ。このメンバーで負けている様ではクラシックでは厳しい。2着のマイネルスフェーンはあれだけ器用な競馬が出来るとはおもっていなかった。シュミノー騎手が上手く乗っていた事も含めて反省せねばなるまい。コスモスは予想通り。(田中)
一応◎レイデオロ×マイネルスフェーン△グローブシアターの順で決まった。◯メリオラは少し評価をしすぎた感があり、▲サングレーザーはやはり距離が長いのかなという印象。レイデオロは間違いなく距離が延びてもOK。マイネルスフェーンは鞍上が上手く乗ったのもあるが、デビューから崩れていないし、もっと評価してもよかった。グローブシアターはどこまで行けるかだが、兄以上の逸材ではないはず。(小野寺)
母:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
調教師:藤沢和雄(美浦)
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム
通算成績:3戦3勝
主な勝鞍:'16ホープフルS(G2)