GⅠのホープフルSが新しい年納めに
昨年末のレイデオロが勝ったレースを終え、近3年の平均レーティングが110をクリア。この事を受けて日本の格付委員会とアジアパターン委員会が申請を承認し、晴れてGⅠへの昇格を実現した。これで今年の競馬は有馬記念が最後のGⅠでは無くなり、12月28日開催の新GⅠホープフルSが年納めのイベントとなる。
勿論、ここには様々な賛否両論が生まれてはいるものの、単純に年の際まで競馬が楽しめると言うのは非常に嬉しい限りである。筆者も有馬記念こそ締めには相応しいと思う反面、これまでのあの競馬が無い年末の空虚感に苛まれる事から解消される喜びの方が遥かに上。きっと否定的なファン達も実際にその時を迎えて、GⅠとなって大盛り上がりしているホープフルSを見れば否が応でも興奮せざるを得なくなるに違いないのだから。
勿論、ここには様々な賛否両論が生まれてはいるものの、単純に年の際まで競馬が楽しめると言うのは非常に嬉しい限りである。筆者も有馬記念こそ締めには相応しいと思う反面、これまでのあの競馬が無い年末の空虚感に苛まれる事から解消される喜びの方が遥かに上。きっと否定的なファン達も実際にその時を迎えて、GⅠとなって大盛り上がりしているホープフルSを見れば否が応でも興奮せざるを得なくなるに違いないのだから。
実はギリギリセーフの昇格だった
上記にもあるが、2歳戦のGⅠ昇格条件として近3年の平均レーティングが110を超えておかなくてはならない。そして、その気になるレーティング値が2016年を終えて何と“”110.25”と言う奇跡の数字。これは詳しく見ておかなければならないだろう。
以下の各年度別詳細をご覧頂きたい。
以下の各年度別詳細をご覧頂きたい。
【2014年】 109.5
2014年12月28日 ホープフルS 芝2000m 中山競馬場
1着:シャイニングレイ(川田) 112
2着:コメート(嘉藤) 109
3着:ブラッグバゴ(戸崎) 109
4着:ソールインパクト(福永) 108
平均レーティング 109.5
2着:コメート(嘉藤) 109
3着:ブラッグバゴ(戸崎) 109
4着:ソールインパクト(福永) 108
平均レーティング 109.5
via youtu.be
【2015年】 110.75
2015年12月27日 ホープフルS 芝2000m 中山競馬場
1着:ハートレー(ボウマン) 114
2着:ロードクエスト(デムーロ) 112
3着:バティスティーニ(ルメール) 109
4着:ブラックスピネル(松若) 108
平均レーティング 110.75
2着:ロードクエスト(デムーロ) 112
3着:バティスティーニ(ルメール) 109
4着:ブラックスピネル(松若) 108
平均レーティング 110.75
via youtu.be
【2016年】 110.5
2016年12月25日 ホープフルS 芝2000m 中山競馬場
1着:レイデオロ(ルメール) 114
2着:マイネルスフェーン(シュミノー) 111
3着:グローヴシアター(福永) 109
4着:ベストリゾート(北村宏) 108
平均レーティング 110.5
2着:マイネルスフェーン(シュミノー) 111
3着:グローヴシアター(福永) 109
4着:ベストリゾート(北村宏) 108
平均レーティング 110.5
via youtu.be
審査内容を細かく分けて行くと以上の様な数値となる。
2016年の場合は出走メンバー中、既にレーティングを持っていた馬がアドマイヤウィナー(101)とサングレーザー(106)の2頭のみ。一応の判断基準となるこの両頭が、レート対象の4着以内に入線しなかったので非常に困難な値付けとなった様だ。そうなると勝ったレイデオロのパフォーマンスが主な目安となるのだがこれが114となり、そこから逆算した各上位入線馬もそれぞれ決定した結果、レースのレーティングが110.5となった。
そして、3年間の総合計から取った平均が110.25…これは非常に危なかった。ちなみに、このホープフルSの昇格問題については様々な利権が絡んでいると言われていて、今回のレーティングにも黒い憶測が飛び交っていたりするのだが…それはまた今度の話としておこう。めでたい話にケチは付けたくない。
と言う風に、今日に至るまでにもたくさんの経緯があり、やっとの想いでGⅠになったのである。これについては異論を挟む余地は無く、競馬ファンの我々が後押しして盛り上げなくてはならないだろう。
2016年の場合は出走メンバー中、既にレーティングを持っていた馬がアドマイヤウィナー(101)とサングレーザー(106)の2頭のみ。一応の判断基準となるこの両頭が、レート対象の4着以内に入線しなかったので非常に困難な値付けとなった様だ。そうなると勝ったレイデオロのパフォーマンスが主な目安となるのだがこれが114となり、そこから逆算した各上位入線馬もそれぞれ決定した結果、レースのレーティングが110.5となった。
そして、3年間の総合計から取った平均が110.25…これは非常に危なかった。ちなみに、このホープフルSの昇格問題については様々な利権が絡んでいると言われていて、今回のレーティングにも黒い憶測が飛び交っていたりするのだが…それはまた今度の話としておこう。めでたい話にケチは付けたくない。
と言う風に、今日に至るまでにもたくさんの経緯があり、やっとの想いでGⅠになったのである。これについては異論を挟む余地は無く、競馬ファンの我々が後押しして盛り上げなくてはならないだろう。
ターコイズSもこっそりGⅢに
ターコイズSは2年前に新設重賞として創設、日本の格付委員会の審査を経て今年からGⅢへ昇格した。これで平地のGⅢは合計で70レースとなった。
同レースについては、特筆すべき内容のニュースは無いもののいずれも暮れの中山開催における動きと言う事で、より年末の競馬が騒がしくなってくれればそれ以上の効果は無い。なので、今からでも年の瀬の馬券代をしこたま貯めておこう。
同レースについては、特筆すべき内容のニュースは無いもののいずれも暮れの中山開催における動きと言う事で、より年末の競馬が騒がしくなってくれればそれ以上の効果は無い。なので、今からでも年の瀬の馬券代をしこたま貯めておこう。
まとめ
以上、各レースのグレード変更についてのまとめでした。
正直、ホープフルSのGⅠ昇格と開催時期については実際にその開催を迎えてみないと分からない。もしかしたら、有馬記念までは行かなくとも他のGⅠ並に客も入場し売上が上がる可能性だって大いに有り得る。勿論、極端な日程だけにその反対のケースも考えられるのだが、それは新しく何かを始めるにあたってつきまとう当然のリスク。そこを懸念していちいち事を進めたら一向に前には動かないものだ。
なので、今回のJRAの英断を大きく支持したい。裏には色んな大人の事情がまとわりつこうとも、名誉あるGⅠ馬が例年よりも1頭多くなる事については関係者もファンもワクワクする筈。競馬=エンターテインメント、昔からそう思っているだけにエンタメはワクワクする事を提供し続けて何ぼなのだ。
『競馬ニュース.TV』はホープフルSを応援していますw
正直、ホープフルSのGⅠ昇格と開催時期については実際にその開催を迎えてみないと分からない。もしかしたら、有馬記念までは行かなくとも他のGⅠ並に客も入場し売上が上がる可能性だって大いに有り得る。勿論、極端な日程だけにその反対のケースも考えられるのだが、それは新しく何かを始めるにあたってつきまとう当然のリスク。そこを懸念していちいち事を進めたら一向に前には動かないものだ。
なので、今回のJRAの英断を大きく支持したい。裏には色んな大人の事情がまとわりつこうとも、名誉あるGⅠ馬が例年よりも1頭多くなる事については関係者もファンもワクワクする筈。競馬=エンターテインメント、昔からそう思っているだけにエンタメはワクワクする事を提供し続けて何ぼなのだ。
『競馬ニュース.TV』はホープフルSを応援していますw
時期:12月28日
距離:芝2000m
条件:2歳牡牝
賞金:7000万円