レインボージャージ|土曜阪神3R|3歳新馬
母に2002年のオークス馬スマイルトゥモローを持つレインボージャージ。3番手の好位追走から向正面で早くも先頭に立つと、最後まで脚色が鈍ることなく後続を4馬身突き放して初陣を飾った。すでに芝の新馬戦が終了しているためダートでのデビューとなったが、レース後に管理する中内田師が「いずれは芝を試したい」と話すように血統から見ても芝へ替わるのはプラスになるはず。次戦は不明だが、じっくり成長過程を踏んでゆくゆくは重賞まで進んでもらいたい。
シュペルミエール|土曜中山10R|サンシャインS
目下2連勝で挑んだ昨年の菊花賞で二強を崩す伏兵として期待されたシュペルミエールが年明け初戦を1番人気に応えて4勝目を挙げた。今回、前走からプラス22kgと大幅増だったが、太め感はなくより身が入っていた。レースは後方3番手から徐々にポジションを上げて行くと、最後は前で粘るサトノエトワールを差し切ってゴール。4歳になり自慢の末脚に一層磨きがかかった印象で地力強化された今年は大飛躍を期待したい。
ジュールポレール|土曜阪神10R|うずしおS
オルフェーヴル世代の半兄サダムパテックは、2012年マイルCSなど重賞5勝を挙げた実績馬。その妹となるジュールポレールは、昨年4月にデビューを果たした咲きタイプでクラシック参戦こそ叶わなかったが、今回3連勝で念願のオープン入り。前走で下したアドマイヤリードは、その後2連勝で準オープンを卒業しており、本馬も牝馬限定ならさらに上のクラスでも好走が期待できる。次戦は初の重賞となる阪神牝馬Sが有力で、ここで好勝負できればヴィクトリアマイルでも中心視したい。
グレーターロンドン|日曜中山10R|東風S
”遅れてきた怪物”グレーターロンドンが初のオープン戦を難なく突破。レースはスローペースで逃げたダイワリベラルが2着に食い込む展開だったが、後方から大外を回って底力で捻じ伏せた。この勝利で連勝を「5」とし、待望の重賞制覇もようやく視界に入ってきた。同世代のキタサンブラック、リアルスティール、サトノクラウンからはかなり先を行かれてしまっているが、秘めたポテンシャルは同期のGⅠウイナーにも引けを取らない。ここから怒涛の快進撃を期待する。
オウケンビリーヴ|日曜阪神12R|4歳上1000万下
キャリア11戦目で初ダートとなったオウケンビリーヴが抜群の適性を見せた。レースは7番手追走から最後は馬場の真ん中から鋭い末脚を発揮して2着馬を2馬身離して快勝。鞍上の福永祐一騎手とのコンビでは2勝目となった。一昨年のデビュー戦では後のオークス馬シンハライトに0秒2差まで詰め寄った実力の持ち主であり、クロフネ×サンデーサイレンスという血統構成からも今後ダート路線で大化けする可能性は高い。
まとめ
以上、3月第2週の結果を受けての次走注目馬5頭をピックアップ。
やはりグレーターロンドンにはGⅠ制覇の期待をせざるを得ない。モーリスが引退して手薄なマイル路線の主役になれるだけの力はあるはずだ。
あとはサダムパテックの半妹ジュールポレールだろう。デビュー前から期待されながらもクラシック参戦は叶わなかったが、昨年4月にデビューしてからは高いパフォーマンスを発揮してようやくオープン入りを果たした。好位でレースができる器用さは魅力で、もしヴィクトリアマイルまで来るようなら面白い存在になる。
やはりグレーターロンドンにはGⅠ制覇の期待をせざるを得ない。モーリスが引退して手薄なマイル路線の主役になれるだけの力はあるはずだ。
あとはサダムパテックの半妹ジュールポレールだろう。デビュー前から期待されながらもクラシック参戦は叶わなかったが、昨年4月にデビューしてからは高いパフォーマンスを発揮してようやくオープン入りを果たした。好位でレースができる器用さは魅力で、もしヴィクトリアマイルまで来るようなら面白い存在になる。
母:スマイルトゥモロー
母父:ホワイトマズル
調教師:中内田充正(栗東)
馬主:山紫水明
生産者:千代田牧場