独自予想
◎レーヌミノル(牝2歳、栗東・本田優厩舎)
前走の小倉2歳Sでは、前半600m通過タイム33秒3とハイペースのなか、逃げるナムラアイドルの2番手を追走。3コーナー過ぎで早め先頭に立つと、最後の直線は一度もムチを使われることなく後続を6馬身突き放し、無傷の2連勝で重賞タイトルを手にした。高いレースセンスに加えて、圧倒的なスピード能力を兼ね備えていることから先々まで楽しみな逸材だ。今回は約2ヶ月の休み明けになるが、中間は入念に乗り込まれており、動きに一層鋭さが増した印象。200mの距離延長と初の東京コースが懸念されるが、秘めた高いポテンシャルでこなしてくれるはず。
◯コウソクストレート(牡2歳、美浦・中舘英二厩舎)
前走の500万以下・くるみ賞では、好位のインで折り合い、最後は軽く仕掛けられただけでメンバー最速の上がり3ハロン34秒4の末脚を繰り出して快勝し、デビューから無傷の2連勝を達成した。鞍上の戸崎圭太騎手は『前半はハミを噛んでいましたが、直線では狭いところから上手く伸びてくれました』と能力の高さを評価している。キャリアが浅い2歳馬同士のレースだけに、今回と同舞台で勝てたことは大きなアドバンテージになる。前走から中一週での参戦というのが鍵になるが、状態をキープできていればここでも引けを取らない
▲レヴァンテライオン(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)
前走の函館2歳Sでは、好スタートから前半600m通過タイム33秒5と厳しい流れのなか、抑えきれないほどの手応えで3番手を追走。直線の入口で先頭に立つと、後ろから迫ってきたモンドキャンノを半馬身振り切り、2歳コースレコードの1分09秒2の時計で同世代初の重賞ウイナーになった。その後は休養で成長を促し、10月からここを目標に乗り込まれており、非凡なスピードにより磨きがかかっている印象。血統背景からも距離延長は問題なさそうで、高いレースセンスを生かしてデビュー3連勝を飾りたい。
出馬表&レーティング&予想オッズ
馬番 | 出走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 | 本印 | 大川 | 田中 | 小野寺 | 予想オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | タイセイブレーク | 牡2 | 55.0 | 柴山雄一 | ---- | × | △ | ☆ | - | 72.5 |
2 | ダノンハイパワー | 牡2 | 55.0 | 横山典弘 | ---- | × | ◯ | - | - | 36.7 |
3 | ジョーストリクトリ | 牡2 | 55.0 | 松岡正海 | ---- | - | ☆ | - | - | 102.4 |
4 | ドウディ | 牡2 | 55.0 | 蛯名正義 | ---- | - | ☆ | - | - | 25.6 |
5 | マテラスカイ | 牡2 | 55.0 | 山本聡哉 | ---- | - | ☆ | - | - | 125.7 |
6 | ダイイチターミナル | 牡2 | 55.0 | 嘉藤貴行 | ---- | - | × | - | - | 46.8 |
7 | タイムトリップ | 牡2 | 55.0 | 田辺裕信 | ---- | - | × | - | - | 17.4 |
8 | レーヌミノル | 牝2 | 54.0 | 浜中俊 | ---- | ◎ | ◎ | ◯ | ◎ | 2.5 |
9 | ディバインコード | 牡2 | 55.0 | 柴田善臣 | ---- | △ | × | × | ▲ | 9.4 |
10 | スズカゼ | 牝2 | 54.0 | 大野拓弥 | ---- | - | - | - | - | 174.6 |
11 | コウソクストレート | 牡2 | 55.0 | 戸崎圭太 | ---- | ◯ | × | ◎ | ◯ | 3.6 |
12 | レヴァンテライオン | 牡2 | 55.0 | 内田博幸 | ---- | ▲ | ▲ | ▲ | △ | 5.2 |
13 | モンドキャンノ | 牡2 | 55.0 | C.ルメール | ---- | △ | △ | ▲ | △ | 4.0 |
編集部内の見解
絶対的な馬はいないと判断。一番安定して信用出来るという意味でレーヌミノルを本命に。対抗は前走のフォームからダノンハイパワーを推す。函館組はレーヌミノルと比較すると格下かと。コウソクストレートとディバインコードはあんまりパッとしないのでそれよりは前走のフォームが良かったタイセイブレークを推す。(大川)
◎はコウソクストレート。2走のパフォーマンスがまだ全くの本気でなく、加えて同舞台を一度経験している強みは大きい。◯はレーヌミノル。小倉2歳Sのパフォーマンスが圧倒的だったし、函館組よりは強いと判断。本来なら本命にしても良かったが、距離延長と東京が初という点でやや割り引いた。▲には函館2歳Sの2頭を推す。レヴァンテライオン、モンドキャンノ共に夏からの成長次第では負かせる可能性もあるが、いずれも1400mが向くとは思えず期待値込みでの印。但し、この4頭で決まる公算が強く他に3着に入るとすれば×のディバインコード位なものだろう。(田中)
レーヌミノルとコウソクストレートの一騎打ちだと思うが、前走の小倉2歳Sで圧巻のパフォーマンスを見せたレーヌミノルを◎。◯コウソクストレートは同舞台で勝鞍があり、戸崎騎手が手の内に入れていることは強みだろう。あとは中一週のローテーションがどうか。▲ディバインコードはスタート抜群で先行好位からレースができるのは大きな魅力。血統的にも1400m~1600mが一番合うだろうし、目下2連勝と勢いもある。あとは函館2歳S組のレヴァンテライオンとモンドキャンノを押さえる。(小野寺)
母:ダイワエンジェル
母の父:タイキシャトル