昨年の記録をあっさりと更新

 

1歳馬:71億450万円(2015年)→81億3000万円(2016年)

 

当歳馬:60億7000万円(2015年)→68億1000万円(2016年)

 
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昨年のセレクトセール2015では二日間合わせて過去最高の落札総額130億円を叩き出し、世界のホースマンたちの注目を一気に浴びたが、今年は昨年の数字を約20億円上回る150億円という破格の売り上げを記録し、一頭あたりの平均価格も過去最高の3747万円という大盛況ぶり。今年は昨年以上に海外からの来客も増え、年々世界中から熱視線が送られるビッグマーケットとなっている。この勢いだと恐らく来年もまた記録が更新されるだろう。
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ノーザンファーム代表・吉田勝己氏

ノーザンファーム代表・吉田勝己氏

”経済が良くなくて悪いかなと予想していたが、下見の段階から来られる方が多かった。この落札額は凄い数字。世界一だと思います。”
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毎年恒例 大御所馬主が爆買い

 

里見治オーナー

 
イルーシヴウェーヴの2016♂(2億8000万円)

イルーシヴウェーヴの2016♂(2億8000万円)

父:ディープインパクト
母:イルーシヴウェーヴ
母父:Elusive City

母イルーシヴウェーヴはフランス1000ギニー覇者で、里見オーナーが「一番欲しかった馬。シルエットから何からすべていい。」と大絶賛した逸材だ。
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マルペンサの2016♂(2億8000万円)

マルペンサの2016♂(2億8000万円)

父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母父:Orpen

全兄は今年のダービー2着馬サトノダイヤモンドで、母マルペンサのラストクロップにあたる。里見オーナーが「これは絶対に譲れない」と意地で勝ち取った馬。
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金子真人オーナー

 
ミラクルレジェンドの2015♂(1億4000万円)

ミラクルレジェンドの2015♂(1億4000万円)

父:キングカメハメハ
母:ミラクルレジェンド
母父:フジキセキ

近親にダートで活躍したローマンレジェンドとアーバンレジェンドがいる血統。この馬もダート戦線で活躍しそうだ。
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ランニングボブキャッツの2015♂(1億4000万円)

ランニングボブキャッツの2015♂(1億4000万円)

父:ヘニーヒューズ
母:ランニングボブキャッツ
母父:Running Stag

全兄は2013年の2歳王者アジアエクスプレスという良血馬。この馬も早い時期からの活躍が期待される。
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岡田繁幸総帥(ビッグレッドファーム)

 
ホエールキャプチャの2016♂(1億7000万円)

ホエールキャプチャの2016♂(1億7000万円)

父:オルフェーヴル
母:ホエールキャプチャ
母父:クロフネ

2010年の芙蓉ステークス1、2着配合を相馬眼の天才こと岡田総帥がまさかの落札。これに対して場内はどよめきに包まれた。総帥は「バランスが良く柔らかさもある」と大絶賛しており、順調にいけばかなり楽しみな存在になるはず。
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まとめ

 
ノーザンファーム代表の吉田勝己氏が語っているように年々日本のセールが大繁盛しているのは、日本のみならず世界中からも日本競馬のレベルの高さが認められている証拠だろう。
今年は世界最大級の競走馬生産団体「クールモア」が初参戦したことで注目を集めた。グループの御曹司であるマグナー氏は「日本のセレクトセールは世界のどこに比べても引けをとらない。また来たいね。」と高評価で、来年も海外からの来客がさらに増えれば、今年以上に大激戦必至のセレクトセールになるに違いない。

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