鳴尾記念2017の結果

 

鳴尾記念2017の動画

 

レース回顧

 
ステイインシアトルが外枠からスッと先頭へ立ちハナへ。各馬も競りかける事なく淡々としたペースでレースは進み、前半1000mが61秒台と重賞にしてはスローな流れで馬群が固まり直線コースに入る。逃げたステイインシアトルが更にもうひと伸びして後続を突き放すと、先行外差しで迫ったスマートレイアーの追撃も僅かにクビ差届かず鮮やかに逃げ切って重賞初勝利を飾った。3着には先行したマイネルフロストが入り、典型的な前残りの展開となった。
 

勝ち馬ステイインシアトル

 
ステイインシアトル 牡6歳

ステイインシアトル 牡6歳

父馬:ステイゴールド
母馬:シアトルサンセット
母父:Belong to Me
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:青芝商事

通算成績:10戦5勝 (5-2-0-3)
主な戦績:鳴尾記念など
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池江泰寿厩舎の遅れて来たオールドルーキー、ステイインシアトル。新馬戦快勝時には将来を嘱望される程の期待を背負っていたが、長期休養などでこれまで順調な競走馬生活を送れてはいなかった。それでも厩舎がゆっくり焦らず育て続け徐々に成長。6歳の春にしてようやくオープン入りを果たし、その2戦目で重賞を制覇する活躍に至る。武豊騎手の絶妙な騎乗もあったが、元々の馬の地力があってこその勝利だっただろう。ステイゴールド産駒だけに今後の成長にも期待したい。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎スマートレイアー
○スズカデヴィアス
▲デニムアンドルビー
△ラストインパクト
マイネルフロスト
×バンドワゴン
ステイインシアトル
 

予想回顧

 
勝ち切れなかったとは言え、本命はスマートレイアー。先行して1頭だけステイインシアトルに肉薄した競馬は素直に1番強かった。その次に地力を示したスズカデヴィアスが対抗。後方から押し上げた末脚は展開次第でスマートレイアーも逆転出来るだけの余地はあった。単穴にハマれば阪神での一発がありそうだったデニムアンドルビー。結果、年齢によるズブさがネックで今後頭を想定する事はないだろうが実績を重視して。連下にラストインパクトとマイネルフロスト、そして3着想定に飛ぶ気配満々だったバンドワゴンとステイインシアトルを入れての展望がベストと言える。正直、ステイインシアトルは武豊騎手の神騎乗で勝てているだけで、実力的にはかなり足りない馬という見解は変わりない。
 

全着順結果

 

RR:105.6 ※想定RR:105.1

 
武が上手くペースをコントロールしたので、地力差が全くわからない団子決着となったがステイインシアトルが楽逃げだったとは言え、このメンツと十分やれるのは証明できた。
 
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 大川 小野寺 田中 単勝オッズ
1 9 ステイインシアトル 56.0 武豊 106.0 1:59.4(良) × 7.9
2 8 スマートレイアー 54.0 M.デムーロ 107.9 クビ 2.3
3 3 マイネルフロスト 56.0 丹内祐次 106.4 1.3/4 13.8
4 4 スズカデヴィアス 56.0 横山典弘 104.5 クビ 9.2
5 2 スピリッツミノル 56.0 幸英明 101.9 クビ 56.4
6 6 デニムアンドルビー 54.0 福永祐一 109.6 ハナ 8.6
7 5 バンドワゴン 56.0 C.ルメール 103.0 1.1/2 4.0
8 1 ラストインパクト 56.0 四位洋文 109.9 クビ 12.5
9 10 ミュゼエイリアン 56.0 松山弘平 105.0 1/2 43.1
10 7 レッドソロモン 56.0 岩田康誠 100.3 3/4 29.4


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ③④⑤⑧-①⑥⑦ 不的中
単勝 9 790円 枠連 7-8 600円
複勝 9 200円 ワイド 8-9 360円
8 120円 3-9 1,120円
3 250円 3-8 500円
馬連 8-9 850円 馬単 9→8 2,220円
三連複 3-8-9 2,570円 三連単 9→8→3 14,460円


 

危険な人気馬結果 バンドワゴン→7着(2番人気)

 
血統的に考えても少頭数からのヨーイドン競馬では速い上がりの無いバンドワゴンにとって最低最悪のレース。ホワイトマズルの良さが活かせなかった。但し、パドックでは他の競合にも見劣りしない馬体。自分の型にさえハメる事が出来れば、追々はこのクラスでも戦えるだけの器ではあるだろう。
 

穴馬予想結果 レッドソロモン→10着(8番人気)

 
スタートで1頭だけ出遅れ。最後方からの競馬で前はスローペースの展開。この2点で既に道中から競馬に参加出来ていなかった為、ノーカウント。本来なら重賞でも好勝負出来る馬なのだが現状では致した方あるまい。京都などの平坦なコースですんなりと先行出来た時に大駆けがあるかもしれない。
 

編集部の回顧

 
ステイインシアトルは、前々走までのパフォーマンスが良かったとはいえ、勝ったとは言えこのメンツでは人気しすぎていたので買えない。予想としは、本命対抗それ以外これで良かったと思う。(大川)
 
正直、ステイインシアトルはレース前に『どうしてこんな人気になっているんだろう??』と思う程に飛ぶ気配しかしなかったが、結果を見てみれば全国の競馬ファンの認識が正しかった。マイネルフロストに本命を打てているのは良いが、ここでステイインシアトルを無印にしている様では展望も何もない。激しく反省して次に活かしたい。(田中)
 

鳴尾記念2017の予想

 

◎スマートレイアー

 
スマートレイアー 牝7

スマートレイアー 牝7

父馬:ディープインパクト
母馬:スノースタイル
母父:ホワイトマズル
所属:大久保龍志厩舎(栗東)
生産:岡田スタッド
馬主:大川徹

通算成績:25戦8勝(8-4-2-11)
主な勝鞍:東京新聞杯、阪神牝馬ステークスなど
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前走のヴィクトリアマイルではキレ味勝負となって少し分が悪い内容での4着敗退。それでも先行してしっかりと見せ場を作ったあたりは自力が高い証拠だ。今回、少頭数で競馬もしやすく且つ54kgという事から頭はかなり堅い印象のスマートレイアー。それこそ一線級の牡馬相手に同斤量でも互角の戦いが出来るレベルの馬が、メンバー的に楽になった上で更に軽い斤量と来れば負ける要素が見当たらない。ここを楽勝して宝塚記念に向かいたい。
 

◯スズカデヴィアス

 
スズカデヴィアス 牡6歳

スズカデヴィアス 牡6歳

父馬:キングカメハメハ
母馬:スズカローラン
母父:サンデーサイレンス
所属:橋田満厩舎(栗東)
生産:辻牧場
馬主:永井啓弍

通算成績:24戦4勝 (4-1-1-18)
主な戦績:白富士ステークスなど
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さすがに大阪杯では11着大敗と奮わなかったが、レース内容としては自ら動いて行ってのものだけに悲観する必要はない。むしろあの競馬がコンスタントに出来ればGⅢクラスでは十分胸を張って良いレベルだろう。脚質転換してからの充実ぶりは目を見張るものがあり金鯱賞は特に強かった。今回、横山典弘騎手が志願して乗るという経緯も非常に心強いポイントだ。一気の逆転まであると見て対抗に推す。
 

▲バンドワゴン

 
バンドワゴン 牡6歳

バンドワゴン 牡6歳

父馬:ホワイトマズル
母馬:ピラミマ
母父:Unbridled's Song
所属:石坂正厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:馬場幸夫

通算成績:8戦4勝(4-1-0-3)
主な勝鞍:但馬ステークスなど
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前走の但馬ステークスではこれまでの競馬から一転、後方に控えて直線勝負に賭けたバンドワゴン。それが見事に功を奏し、上がり最速の脚を使って好タイムでの差し切り勝ちを収める。ルメール騎手の好騎乗もあってか一皮むけた印象で、元々はクラシック候補にまで挙がった逸材だ。ここに来て遂に覚醒し堂々と重賞へ駒を進めた。ここを連勝出来る様なら秋以降のGⅠ戦線でダークホースとして注目される存在となるだろう。
 

▲マイネルフロスト

 
マイネルフロスト 牡6歳

マイネルフロスト 牡6歳

父馬:ブラックタイド
母馬:スリースノーグラス
母父:グラスワンダー
所属:高木登厩舎(美浦)
生産:競優牧場
馬主:サラブレッドクラブ・ラフィアン

通算成績:30戦4勝 (4-2-2-22)
主な勝鞍:毎日杯など
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新潟大賞典ではサンデーウィザードとの一騎打ちで競り負け2着。しかし、先行して抜け出す競馬で3着以下を突き放している事からも負けて尚強しの内容だった。完全に復調して来た気配が見られ、しかもここで唯一の重賞勝ちである毎日杯以来となる数年ぶりの阪神競馬場。この巡り合わせは完全なる好走フラグと見て良いだろう。少頭数で明らかに先行有利となりそうな展開も味方している。久々の勝利と重賞2勝目のタイトルを狙う。
 

▲デニムアンドルビー

 
デニムアンドルビー 牝7歳

デニムアンドルビー 牝7歳

父馬:ディープインパクト
母馬:ベネンシアドール
母父:キングカメハメハ
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:23戦3勝 (3-5-1-14)
主な戦績:ローズステークスなど
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実績なら断トツで最上位のデニムアンドルビー。故障明けから結果は出ていないが、そもそもがダートやマイルなどの適正外でのレースがほとんどだ。阪神競馬場では前走を除く6戦2勝5連対とほぼパーフェクトな成績。一度の着外も宝塚記念の5着という内容でまさに庭といった感じ。今回、54kgでの出走とあって直線大外から全頭ゴボウ抜きのシーンがあっても何ら不思議ではない。故に若干人気している印象だが、それでも逆らう手はないだろう。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:105.1

 
レーティング上位は、ラストインパクトだがダートとはいえ近走安定していないので、続くスマートレイアーとデニムアンドルビーが斤量込で上位ではないだろうか。安定感もあわせるとスマートレイアーから差ないほぼ全頭でのBOX推奨なので穴狙うか見学かというレースだろう。
 
 
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 大川 小野寺 田中 予想オッズ
1 ラストインパクト 牡7 56.0 四位洋文 110.1 10.9
2 スピリッツミノル 牡5 56.0 幸英明 99.7 36.7
3 マイネルフロスト 牡6 56.0 丹内祐次 105.4 12.6
4 スズカデヴィアス 牡6 56.0 横山典弘 103.4 7.3
5 バンドワゴン 牡6 56.0 C.ルメール 106.0 3.2
6 デニムアンドルビー 牝7 54.0 福永祐一 107.7 9.2
7 レッドソロモン牡5 56.0 岩田康誠 98.0 24.6
8 スマートレイアー 牝7 54.0 M.デムーロ 107.8 2.4
9 ステイインシアトル 牡6 56.0 武豊 90.0 × 8.2
10 ミュゼエイリアン セ5 56.0 松山弘平 101.0 32.1


 

危険な人気馬 バンドワゴン(想定2番人気)

 
鞍上がルメール騎手という事もあり過剰人気している雰囲気も感じるバンドワゴン。そもそもがまだ1600万クラスを勝ち上がって来たばかりで、重賞クラスのレースというのはほぼ未経験に等しい。故障前のきさらぎ賞はただぶっ飛ばして逃げただけで、一線級相手に揉まれながらの競馬となればさすがに1戦は様子を見た方が良いと判断する。
 

穴馬予想 レッドソロモン(想定8番人気)

 
レッドソロモン 牡5歳

レッドソロモン 牡5歳

父馬:メイショウサムソン
母馬:アドマイヤリッチ
母父:サンデーサイレンス
所属:庄野靖志厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:東京ホースレーシング

通算成績:19戦5勝 (5-0-2-12)
主な戦績:アンドロメダステークスなど
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元々はマイネルフロストを強引にねじ伏せれるだけの競馬が出来るレッドソロモン。外目をスンナリと走れなければ脆い部分もある両極端な馬だが、今回は枠も頭数的にも上手く立ち回れる可能性が高い。加えて、昨年の五稜郭ステークスで騎乗した岩田康誠騎手が鞍上となり、1戦1勝のコンビがまた新たな新味を引き出してくれるのではないだろうか。
 

編集部の展望

 
本命はスマートレイアー、対抗デニムアンドルビー。54キロはさすがに地力からすると楽。デニムアンドルビーは結果出した宝塚と同じ阪神なのでそろそろ復活してくれないかなと。芝戻りのラストインパクト、調子戻したマイネルフロスト、勢いのスズカデヴィアスまで大混戦って感じ。バンドワゴンは買わされ感いなめないが一応これで外したくないので。(大川)
 
◎バンドワゴン。スタートさえ切れればトゥザワールドやヴォルシェーブに圧勝したこの馬の能力が一番高い。前回に引き続きルメール騎手の手綱も心強い。◯スズカデヴィアス。GⅠでは足りないがGⅢなら上位。最近すっかり奇策家になりつつある横山典弘騎手の騎乗も気になる所。▲スマートレイアー。年齢による勝率データと前走がメイチの仕上げだった事を考えると買いづらいが、実績は上位でアッサリ勝っても驚かない。(小野寺)
 
本命はマイネルフロストを指名したい。前走の競馬を見る限り完全復調した様子で、毎日杯以来となる阪神競馬場とのコース相性と競馬のしやすさを考えて厚めに印を打った。日本ダービー3着の実績はダテではない筈。対抗にはスマートレイアー。さすがにサトノクラウンなどを相手に互角の勝負が出来る馬が54kgでこのメンバー相手。普通なら確勝レベルなのだがヴィクトリアマイルでの反動を考えて印を一つ落としてみた。単穴にスズカデヴィアス。これは単に横山典弘騎手が自ら騎乗を志願したという噂を嗅ぎ付けてかなり不気味な印象を受ける。(田中)

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