2019年 グランアレグリア

 

2019年12月21日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=⑤グランアレグリア 牝3 54 (C.ルメール) 1番人気
2着=⑩フィアーノロマーノ 牡5 57 (C.スミヨン) 3番人気
3着=⑥メイショウショウブ 牝3 54 (松山弘平) 10番人気

タイム=1:19.4(良)
レース上がり3ハロン=34.2
勝ち馬上がり3ハロン=33.5

3連複=12,060円
3連単=35,220円
 
好スタートからメイショウショウブが単騎でハナを奪い平均ペースでレースを引っ張る展開。道中、競りかける馬もおらず淡々と進み、ようやく4コーナーでグランドボヌールが仕掛けるも逆に余裕の手応えでメイショウショウブが更に加速し押し切り態勢へ。直線に入りその間を馬なりで割って抜け出したグランアレグリアが一気に突き抜け、最後は2着フィアーノロマーノに5馬身差を付けてあっさりと復帰戦を勝利で飾った。3着にはメイショウショウブが逃げ粘り、これが引退レースだったレッツゴードンキは僅差の4着に入線している。
 

2018年 ダイアナヘイロー

 

2018年12月22日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=③ダイアナヘイロー 牝5 55 (菱田裕二) 11番人気
2着=②ミスターメロディ 牡3 56 (C.デムーロ) 2番人気
3着=⑤スターオブペルシャ セ5 57 (杉原誠人) 12番人気

タイム=1:21.1(稍重)
レース上がり3ハロン=34.9
勝ち馬上がり3ハロン=34.9

3連複=50,850円
3連単=345,820円
 
好スタートを切ったダイアナヘイローが楽に逃げを打って、マイペースの先行策。後続を引き連れゆったりとした流れで主導権を握ると、そのまま絶好の手応えで直線コースへ。更に後続を突き放して勝利を確定させると、最後は迫るミスターメロディを振り切って重賞3勝目を飾った。上位人気馬が出遅れなどでこぞって後方待機となった分、1~3着には内枠の先行馬での決着となった。3連単は30万円オーバーの波乱決着の1戦。
 

2017年 イスラボニータ

 

2017年12月23日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=②イスラボニータ 牡6 57 (C.ルメール) 2番人気
2着=⑫ダンスディレクター 牡7 57 (武豊) 7番人気
3着=⑩サングレーザー 牡3 56 (福永祐一) 3番人気

タイム=1:19.5(良)※レコード
レース上がり3ハロン=34.7
勝ち馬上がり3ハロン=33.9

3連複=3,890円
3連単=24,440円
 
アポロノシンザンとトウショウピストがやり合いながらレースが進むハイペースの展開。少し離れた先行集団でベストポジションを取ったダンスディレクターが直線早めに抜け出す。そこへ外から1番人気モズアスコットが並びかけようとするも、間を割って来たイスラボニータが最後のひと伸びでダンスディレクターをハナ差かわしてゴール。見事に引退レースを自ら華を添えた。3着にはサングレーザーが入線。
 

2016年 シュウジ

 

2016年12月24日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=②シュウジ 牡3 56 (川田将雅) 7番人気
2着=⑥イスラボニータ 牡5 57 (C.ルメール) 2番人気
3着=⑮フィエロ 牡7 57 (M.デムーロ) 5番人気

タイム=1:21.9(稍重)
レース上がり3ハロン=35.4
勝ち馬上がり3ハロン=34.8

3連複=11,220円
3連単=80,280円
 

レース回顧

 
マイルチャンピオンシップ覇者のミッキーアイルが逃げ、2着イスラボニータが番手追走。直線に入ってイスラボニータが抜け出し単独先頭に立つも、後続からフィエロなどが迫って際どい上位争いに。坂上で一気に脚を伸ばしたシュウジが最後のゴール前で僅かに突き抜けて10年ぶりとなる3歳馬による制覇を達成。
 

2015年 ロサギガンティア

 

2015年12月26日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=⑬ロサギガンティア 牡4 57 (M.デムーロ) 3番人気
2着=⑮ダンスディレクター 牡5 57 (浜中俊) 5番人気
3着=①ビッグアーサー 牡4 57 (藤岡康太) 1番人気

タイム=1:21.4(稍重)
レース上がり3ハロン=34.8
勝ち馬上がり3ハロン=34.5

3連複=6,830円
3連単=49,650円
 

レース回顧

 
ペースは淡々と流れて直線での末脚勝負へ。絶好のポジションで先に抜け出したロサギガンティアと、後方待機策から一気に伸びて来たダンスディレクターとの壮絶な叩き合い。一旦は外から前に出られたものの、最後は持ち前の勝負根性で差し返したロサギガンティアがハナ差の辛勝でスプリングステークス以来の二つ目の重賞タイトルをゲット。圧倒的1番人気のビッグアーサーは内から伸びるも3着までが精一杯だった。
 

2014年 リアルインパクト

 

2014年12月27日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=⑧リアルインパクト 牡6 57 (W.ビュイック) 8番人気
2着=⑱コパノリチャード 牡4 57 (武豊) 3番人気
3着=③ダイワマッジョーレ 牡5 57 (C.デムーロ) 5番人気

タイム=1:20.7(良)
レース上がり3ハロン=35.2
勝ち馬上がり3ハロン=34.7

3連複=31,640円
3連単=213,360円
 

レース回顧

 
1番人気のミッキーアイルが番手からレースを引っ張る展開で、各馬がそれを目標にして4コーナーで一気に進出。直線に入ると早くもミッキーアイルが力尽き、そこへ伸びて来たのはコパノリチャードとリアルインパクトのGⅠ馬2頭だった。が、貫禄の競馬でリアルインパクトが最後はハナ差かわしての連覇を達成。更に内から伸びて来たダイワマッジョーレが3着に入線し、3連単は20万円を超える中波乱となった。
 

2013年 リアルインパクト

 

2013年12月23日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=⑩リアルインパクト 牡5 57 (R.ムーア) 8番人気
2着=⑭ガルボ 牡6 57 (岩田康誠) 10番人気
3着=⑦クラレント 牡4 57 (川田将雅) 7番人気

タイム=1:21.4(良)
レース上がり3ハロン=34.8
勝ち馬上がり3ハロン=34.8

3連複=47,050円
3連単=328,560円
 

レース回顧

 
マイペースの逃げで先手を打ったリアルインパクト。番手には重賞の常連ガルボ。後続にはびっしりと詰まった馬群から各馬が虎視眈々と前を伺う展開に。しかし、直線に入っても前2頭の脚色は衰えず行った行ったの展開で最後まで態勢は変わらず。結果、天才ムーア騎乗のリアルインパクトが逃げ切り安田記念以来となる2年ぶりの重賞を勝利。3着にはクラレントが入線し、3連単は30万円を超える大万馬券決着。
 

2012年 サンカルロ

 

2012年12月24日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=⑬サンカルロ 牡6 57 (吉田豊) 3番人気
2着=⑩ガルボ 牡5 57 (石橋脩) 14番人気
3着=⑮ファイナルフォーム 牡3 56 (R.ムーア) 2番人気

タイム=1:21.0(良)
レース上がり3ハロン=35.5
勝ち馬上がり3ハロン=34.4

3連複=39,050円
3連単=284,680円
 

レース回顧

 
決して後方有利の展開ではない中で、1頭別次元の脚で飛んで来たサンカルロ。お得意の阪神1400では負けられないと言った様相でアッサリと番手から抜け出したガルボを差し切って見せた。これで前年から2年連続の優勝。3着にはファイナルフォームが突っ込んだ。2着のガルボが14番人気だった為、3連単は30万円弱の波乱となった。
 

2011年 サンカルロ

 

2011年12月17日 阪神C 芝1400m 阪神競馬場

1着:⑬サンカルロ 牡5 57 (吉田豊) 4番人気
2着:⑯グランプリボス 牡3 56 (デムーロ) 5番人気
3着:⑧フラガラッハ 牡4 57 (武豊) 13番人気

タイム=1.20.5(良)
レース上がり3ハロン=35.1
勝ち馬上がり3ハロン=34.4

3連複=89650円
3連単=490330円
 

レース回顧

 
中団から直線で弾けたグランプリボス。セーフティリードを取って勝利を確信した矢先、馬群を縫って飛んで来たのがサンカルロだった。最後は馬体を併せて入線するも、勢い的に外のサンカルロが優勢でハナ差かわしての勝利を飾った。3着には最後方から猛追した13番人気のグランプリボスが入線し、3連単は50万円にも届きそうな大万馬券。1番人気にのリアルインパクトは失速し10着に敗退した。
 

2010年 キンシャサノキセキ

 

2010年12月18日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=⑭キンシャサノキセキ 牡7 57 (C.スミヨン) 2番人気
2着=⑬レッドスパーダ 牡4 57 (横山典弘) 5番人気
3着=④マイネルフォーグ 牡6 57 (C.ルメール) 15番人気

タイム=1:20.3(良)
レース上がり3ハロン=34.5
勝ち馬上がり3ハロン=34.3

3連複=131,400円
3連単=438,250円
 

レース回顧

 
逃げるレッドスパーダが直線でも勢いそのままに脚を伸ばして快走する。その内々を追走していたキンシャサノキセキが上手くスペースを見つけて追走し、ゴール直前でクビ差かわしての勝利。前走のマイルCSから凡走から巻き返して見事な連覇を達成した。離れた3着に15番人気のマイネルフォーグが入線し、3連単は40万円超えと大きく荒れた。
 

2009年 キンシャサノキセキ

 

2009年12月20日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=②キンシャサノキセキ 牡6 57 (M.デムーロ) 1番人気
2着=⑬プレミアムボックス 牡6 57 (幸英明) 7番人気
同着=⑰サンカルロ 牡3 56 (吉田豊) 11番人気

タイム=1:20.4(良)
レース上がり3ハロン=35.3
勝ち馬上がり3ハロン=34.7

3連複=123,100円
3連単=146,420円
 

レース回顧

 
逃げたドラゴンファングがハイペースで引っ張り、展開は後方有利な流れに。1番人気キンシャサノキセキは最後方待機から4コーナーで進出し、外に持ち出すとそのペースに乗じて一気に前を差し切った。2、3着にも同様に最後方に位置した2頭が同着で入線し、3連単は2通りの決着。それにしてもキンシャサノキセキは強い競馬だった。
 

2008年 マルカフェニックス

 

2008年12月21日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=③マルカフェニックス 牡4 57 (福永祐一) 8番人気
2着=⑭ファリダット 牡3 56 (四位洋文) 1番人気
3着=⑮リザーブカード 牡5 57 (川田将雅) 7番人気

タイム=1:21.6(良)
レース上がり3ハロン=35.8
勝ち馬上がり3ハロン=35.4

3連複=15,920円
3連単=121,970円
 

レース回顧

 
淡々とペースが流れる中、中団のベストポジションでレースを進めたマルカフェニックス。直線に入りその流れから絶好のタイミングで脚を伸ばした結果、勝つという全てが上手く行った快勝劇だった。2着には外から強引に上がって伸びた1番人気のファリダット。3着には内から驚異的な追い込みで何とか滑り込んだリザーブカードが入線。3連単は10万円を超える中波乱決着。
 

2007年 スズカフェニックス

 

2007年12月16日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=⑰スズカフェニックス 牡5 57 (武豊) 1番人気
2着=④ジョリーダンス 牝6 55 (秋山真一郎) 10番人気
3着=⑯ブルーメンブラット 牝4 55 (C.ルメール) 5番人気

タイム=1:20.6(良)
レース上がり3ハロン=34.6
勝ち馬上がり3ハロン=34.1

3連複=21,650円
3連単=111,090円
 

レース回顧

 
1番人気のスズカフェニックスが目の覚める様な豪脚で直線一気の差し切り勝ち。前走マイルチャンピオンシップ惜敗の無念を気持ち良く晴らした気分だ。2、3着にも後方から猛追したジョリーダンスとブルーメンブラットの牝馬2頭が入りやや荒れた決着に。逃げたローレルゲレイロが展開的に1番強い競馬内容ではあった。
 

2006年 フサイチリシャール

 
2006年12月17日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

2006年12月17日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着=⑩フサイチリシャール 牡3 56 (福永祐一) 8番人気
2着=⑦プリサイスマシーン 牡7 57 (安藤勝己) 6番人気
3着=⑬マイネルスケルツィ 牡3 56 (武豊) 4番人気

タイム=1:20.6(良)
レース上がり3ハロン=35.5
勝ち馬上がり3ハロン=35.2

3連複=12,450円
3連単=82,650円
via google imghp
 

レース回顧

 
厳しい流れの中、先行勢からいち早く抜け出したマイネルスケルツィに襲いかかるフサイチリシャールの3歳両頭。何とか外から差したフサイチリシャールがかわしきった所がゴールインで、2歳チャンピオンが1年ぶりの美酒に酔いしれた。2着にはラストでその2頭に割って入った古豪のプリサイスマシーン。3連単は10万円を切る程良い荒れ加減での決着となった。
 

まとめ

 
以上、阪神カップの過去14年分レースまとめ。

2009、2010年のキンシャサノキセキ。2011、2012年のサンカルロ。2013、2014年のリアルインパクトと、6年にも渡り3頭連続でリピーターの勝利となってた珍しいレース。

いずれにせよ、10番人気以下の馬が平気で突っ込んで来る荒れるレースのイメージでしか無い。この理由には秋のGⅠを好走して来た馬たちが人気になるものの、それらでピークに仕上げた分下がり目での出走が多く凡走してしまうというパターンが要因かと思われる。諸々を頭に叩き込みつつ波乱傾向での展望と行きたい。

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