阪急杯2018の結果

 

阪急杯2018の動画

 

レース回顧

 
ニシノラッシュが一旦前に出るものの、途中から外のダイアナヘイローがハナを奪って先頭へ。隊列は各馬持ち前のポジションで進め、馬群が団子状態のまま直線コース。しかしダイアナヘイローが粘り腰を見せ、迫る人気2頭の追撃他を振り切っての重賞タイトルを手にした。管理する福島調教師の引退レースを飾るドラマチックな勝利。一方、展開不向きの中追い込んだモズアスコット、レッドファルクスはさすがのひと言で次走では更に前進が見込めそう。いずれもトップクラスで争えるだろう。シュウジは前が詰まり通しで不完全燃焼、カラクレナイの走り時が非常に掴み辛い1頭と言える。1~17着までが1秒内にひしめく大混戦で、王者不在の短距離戦線を象徴する様な1戦となった。
 

勝ち馬ダイアナヘイロー

 
ダイアナヘイロー

ダイアナヘイロー

牝馬

父馬:キングヘイロー
母馬:ヤマカツセイレーン
母父:グラスワンダー
所属:福島信晴厩舎(栗東)
生産:大西ファーム
馬主:駒秀

通算成績:19戦7勝 (7-4-1-7)
主な戦績:阪急杯、北九州記念など
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昨年の北九州記念までの4連勝とは一転、スプリンターズステークスとシルクロードステークスでは極端な惨敗でトップクラスとの壁にぶつかったダイアナヘイロー。しかし決して得意とは言えない1400mの舞台で鮮やかな逃げ切り勝ちを収め2つ目の重賞タイトルを手にして見せた。道中も途中からハナを奪う攻める競馬で果敢な先行策、普通に自分のスタイルへ持ち込めばこのレベルの走りが出来るのだろう。同じ様なパフォーマンスを発揮すれば次の高松宮記念でも好走可能な1頭。いずれにせよ、今回はまさに人馬一体となってもぎ取った勝利だ。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎レッドファルクス
◯モズアスコット
△カラクレナイ
ディバインコード
シュウジ
モーニン
ダイアナヘイロー
×アポロノシンザン
ヒルノデイバロー
ペイシャフェリシタ
ニシノラッシュ
ムーンクレスト
ミッキーラブソング
 

馬連:想定11点:◯勝利、三連単:想定132点:×不的中

 
結果展開関係なくレッドファルクスとモズアスコットが抜けていた結果なので順番も固定で本命レッドファルクス対抗モズアスコットとするべきだっただろう。単穴はなしが理想も何頭か想定してもよかった。連下は単勝16倍台以下で紐は単勝60倍台以下あたりが理想だっただろう。ニシノラッシュ、ペイシャフェリシタあたりまで網羅出来ているべきだった。
 

全着順結果

 

RR:104.9 ※想定RR:105.4

 
                                          
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 田中 清水 大川結城 単勝オッズ
1 13 ダイアナヘイロー 54.0 武豊 101.8 1:20.1 16.8
2 17 モズアスコット 56.0 Cルメ 108.5 クビ 2.6
3 6 レッドファルクス 58.0 川田 111.4 ハナ 3.8
4 1 ニシノラッシュ 56.0 103.0 クビ × 31.3
5 4 ペイシャフェリシタ 54.0 松田 103.0 クビ 27.0
6 2 シュウジ 56.0 福永 103.9 クビ 12.2
7 9 マイネルバールマン 56.0 和田 101.0 ハナ 204.2
8 12 ディバインコード 56.0 岩田 105.0 ハナ × 12.0
9 18タイムトリップ 56.0 加藤 104.0 3/4 325.9
10 10 ユキノアイオロス 56.0 川島 98.0 クビ 377.0
11 5 コスモドーム 56.0 国分恭 100.0 ハナ 375.0
12 16 アポロノシンザン 56.0 津村 100.0 クビ × × 18.4
13 7 ムーンクレスト 56.0 荻野極 103.1 クビ × × 57.5
14 3 ミッキーラブソング 56.0 松山 100.7 ハナ 58.7
15 15 カラクレナイ 54.0 池添 101.9 3/4 8.9
16 14 モーニン 57.0 浜中 105.3 1/2 × 16.4
17 8 ヒルノデイバロー 56.0 四位 103.2 クビ × 21.7
18 11 コロマンデル 56.0 高倉 90.0 3.1/2 409.5


 

危険な人気馬結果 レッドファルクス→3着(2人気)

 
やはり道中はお決まりの最後方定位置。直線外に持ち出して最後はきっちりと追い込んでの3着、さすがのGⅠ馬といった走りで休養明け初戦としては格好を付けた形だ。とは言え、やはりこの脚質は常に差し届かない想定もしておくべきで頭固定では非常に買い辛いタイプの1頭だ。しかしながら、ひと叩きされた高松宮記念では更に上昇が見込める。
 

穴馬予想結果 アポロノシンザン→12着(8人気)

 
期待した出脚もニシノラッシュ、ダイアナヘイローに制されて3番手からの競馬となったアポロノシンザン。好走の条件としてすんなりハナに立つ事がポイントだったが、いきなりの後手に回ってジ・エンド。さすがに重賞クラスでは自分の競馬をそう安々とはさせてもらえない。それでも能力は高くまたオープン戦で仕切り直しと行きたい。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑥⑰-②④⑧⑫⑭⑮ 不的中
単勝 13 1,680円 枠連 7-8 560円
複勝 13 480円 ワイド 13-17 1,350円
17 130円 6-13 1,720円
6 150円 6-17 290円
馬連 13-17 2,840円 馬単 13→17 7,520円
三連複 6-13-17 4,270円 三連単 13→17→6 32,160円


 

編集部の回顧

 
全くもって論外の展望。印ごと記憶から消し去りたい1戦となってしまった。とりあえずダイアナヘイローは好走の余地すら無いと思っていただけに根本から的中不可のレースだろう。モズアスコットは想像以上に強く、レッドファルクスは距離条件関係なく突っ込んで来るという感覚で良いのかもしれない。(田中)
 
なんとも煮え切らない予想になってしまいました。舞台設定によりモーニンに期待をかけましたが、撃沈!!結果的に連下でよかった。実は予想の組み立てに使っているファクターではダイアナヘイローが抜けていて、まして調教師は引退当日、そしてゆかりのジョッキーが主戦とすべてが揃っていたのにこのザマです。こういう時に決めれるジョッキーは超一流こういう予想を外す私は5流以下です…涙。(清水)
 
う~ん、ダイアナヘイロー武、怪しさ満載の逃げ切りだがこれはおいておこう。結果後ろからでも本命対抗がつっこんできておりこの2頭を中心の予想自体に問題はなかった。4着5着の人気薄も想定出来ており予想としては問題なかった。結果は結果。(大川)
 
難なくハナに立てた時点でダイアナヘイローの、否、豊騎手の勝ちは決まり。福島師最後の重賞を見事勝利で飾るあたり、さすが役者が違うといったところか。自分は勝ち馬が無印で完敗。(結城)
 

阪急杯2018の予想

 

◎レッドファルクス

 
レッドファルクス

レッドファルクス

牡馬

父馬:スウェプトオーヴァーボード
母馬:ベルモット
母父:サンデーサイレンス
所属:尾関知人厩舎(美浦)
生産:社台ファーム
馬主:東京ホースレーシング

通算成績:24戦10勝(10-2-3-9)
主な戦績:スプリンターズステークス、京王杯スプリングカップなど
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スプリンター連覇と安田記念3着の実績から実力は完全に抜けている。今年は国内でステップをつかって本番へ向かうわけだが本番でも中心になるだろう。ここは完全な仕上げではないとしてもさすがにこの相手には完勝で本番を迎えるつもりだろう。
 

◯モズアスコット

 
モズアスコット

モズアスコット

牡馬

父馬:フランケル
母馬:India
母父:ヘネシー
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:Summer Wind Farm(米)
馬主:キャピタルシステム

通算成績:7戦4勝(4-0-0-3)
主な戦績:渡月橋ステークスなど
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マイル以下の条件戦を4連勝圧勝で迎えた前走の初重賞こそ簡単には連勝とはいかなかったもののそれまでのレースぶりからも十分重賞でも通用するのは証明済みなのでここで再度見直して本番を迎えたいところだろう。
 

▲カラクレナイ

 
カラクレナイ

カラクレナイ

牝馬

父馬:ローエングリン
母馬:バーニングレッド
母父:アグネスタキオン
所属:松下武士厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:吉田照哉

通算成績:10戦3勝(3-0-0-7)
主な戦績:フィリーズレビューなど
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前走は初のスプリントでペースに戸惑いありながら最後は脚をあまらせてゴールした印象があり、3勝全ての距離1400m、しかも2戦2勝で重賞勝ちのある阪神1400mで復活にかける。
 

▲シュウジ

 
シュウジ

シュウジ

牡馬

父馬:キンシャサノキセキ
母馬:カストリア
母父:Kingmambo
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
生産:浜本牧場
馬主:安原浩司

通算成績:19戦4勝(4-4-0-11)
主な戦績:小倉2歳ステークス、阪神カップなど
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地力は誰もが認める出走馬の中でも上位のシュウジだが直近はその走りが影をひそめている。阪神カップの完勝もあり条件的にはあっているので力さえだしきれればいつでも勝利まで考えておくべき馬だろう。
 

▲モーニン

 
モーニン

モーニン

牡馬

父馬:Henny Hughes
母馬:Giggly
母父:Distorted Humor
所属:石坂正厩舎(栗東)
生産:Empire Equines LLC(米)
馬主:馬場幸夫

通算成績:17戦6勝(6-2-2-7)
主な戦績:フェブラリーステークスなど
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2016年の頭に一気にダートの頂点を極めるもその後、勝利がないまま前走、初芝で最初はスピードについていけてないように見えたが最後はすごい走りでつっこんできておりペースなれさえすればさすがにG1馬。ここは注目の芝2戦目となる。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:105.4

 
実績実力ともにレッドファルクスが完全にぬけている。ただ前哨戦のこの時期の差し馬という事をかんがえると完全には信用はできないがそれでも地力が抜けているので展開関係なく強いだろう。相手は、モーニン、ディバインコード、モズアスコットなどが続くが信用できる馬がいないのでそれもあわせてレッドファルクスのマルチ軸でいいだろう。そこを外すと大荒れまで十分狙えるので外して狙っていってもいいだろう。
 
                                                       
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 田中 清水 大川結城 予想オッズ
1 ニシノラッシュ 牡6 56.0 102.0 × 96.9
2 シュウジ 牡5 56.0 福永 103.8 20.9
3 ミッキーラブソング 牡7 56.0 松山 99.7 76.7
4 ペイシャフェリシタ 牝5 54.0 松田 100.0 70.7
5 コスモドーム 牡7 56.0 国分恭 99.0 721.4
6 レッドファルクス 牡7 58.0 川田 110.2 2.8
7 ムーンクレスト 牡6 56.0 萩野極 104.1 × × 73.0
8 ヒルノデイバロー 牡7 56.0 四位 103.3 × 17.2
9 マイネルバールマン 牡4 56.0 和田 96.0 395.9
10 ユキノアイオロス セ10 56.0 川島 94.0 395.9
11 コロマンデル 牡6 56.0 高倉 90.0 854.3
12 ディバインコード 牡4 56.0 岩田 106.0 × 6.5
13 ダイアナヘイロー 牝5 54.0 武豊 99.5 11.8
14 モーニン 牡6 57.0 浜中 106.4 × 15.0
15 カラクレナイ 牝4 54.0 池添 101.9 7.0
16 アポロノシンザン 牡6 56.0 津村 100.0 × × 35.8
17 モズアスコット 牡4 56.0 Cルメ 106.0 2.8
18 タイムトリップ 牡4 56.0 加藤 103.0 450.9


 

危険な人気馬 レッドファルクス(想定1人気)

 
当然ながら春の最大目標は高松宮記念と安田記念の2レース。そういう意味で、この前哨戦においては余裕残しの仕上げで臨むのは間違いない。もちろん、他馬と比べれば能力は一枚抜けているが、開幕週でスローペースとなった際には差し届かないケースは十分にあり得るだろう。ましてや、久々に騎乗する川田騎手が脚の使い所を間違えるシーンも想定しておきたい。
 

穴馬予想 アポロノシンザン(想定9人気)

 
前走の阪神カップは終始2番手のトウショウピストに絡まれて苦しい逃げとなったアポロノシンザン。能力的には足りていると見て、開幕週で有力馬は差しや追い込み脚質ばかりと来れば前残りを期待するほかあるまい。ニシノラッシュとの先行争いを早めに制する事が出来れば穴を開ける可能性は大きいのではないだろうか。
 

編集部の見解

 
レッドファルクス、モズアスコットの上位人気勢は信用せず連下まで。代わって本命に挙げるのはカラクレナイ。ここ2走でかなり本調子に戻って来ていると判断、今回は阪神フィリーズレビューで後の桜花賞馬レーヌミノルをあっさり差し切るパフォーマンスを見せた時と同舞台だ。完全復活を遂げるならここだろう。対抗は前走の阪神カップで初芝ながら最速の上がりを叩き出したモーニン。2走目で前進が見込めるし、何と言ってもGⅠ馬の意地で好走を見てみたい。単穴にはシュウジ、この手のタイプと手が合いそうな福永騎手の手腕に注目だ。(田中)
 
先週のノンコノユメに続けということで本命にモーニンを。近走ダートで振るわずも前走初芝参戦で感触をつかんでの再挑戦、芝替わり2戦目は狙い目とみて大抜擢。ただし、重賞なのでそんなに甘くはないと思いますが、めったにない好条件の阪神千四なので。△以下、ペイシャフェリシタ以外はリピーターです。それぐらい適性が大いに問われるコース形態。(清水)
 
本命は、レッドファルクス。地力が違いすぎる。さすがに負けようがここ。対抗はモズアスコット。クラスできていればここでも上位。単穴は距離なれしていればでカラクレナイ。あとは手広く狙っていく。(大川)
 
本命モズアスコット。ここはGⅠ馬が休み明けの本番前、勝って大舞台へ。対抗レッドファルクス。この面子相手ならこれ以上は印を下げられない。単穴にシュウジとカラクレナイ。どちらも頭まであっていい。(結城)

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