金子真人の所有馬一覧
全姉に1つ上の1勝馬ステラローザがいるバニュルス。繁殖牝馬としては優秀な部類ピンクパピヨン一族の出自だ。近親にカフナやトウシンモンステラなど、息の長い活躍をするのが特徴でそのタフさは特筆モノと言える。ロードカナロア自体の資質が高く、余程の事が無ければ平均クラス以上の競走馬に成り得る1頭か。藤原英昭厩舎の腕の見せどころだろう。
今年のきさらぎ賞2着、京都新聞杯4着とクラシックの重賞戦線で活躍したグローリーヴェイズの下、カヌメラビーチ。その上がデビューする前のセレクトセールで既に金子氏が落札しているのだから凄い。しかも、初年度からアーモンドアイやステルヴィオなどの活躍馬を輩出したロードカナロア産駒である。預託先も栗東の雄、須貝尚介厩舎で環境も抜群。走って来ない訳が無いだろう。
2018年の日本ダービーを制したワグネリアンの全弟カントル。ザ・金子ブランドと言っても過言では無く、既にこの配合例で幾多の活躍馬が出ている安心感は何物にも代え難い。上は友道康夫厩舎だったが、カントルは藤原英昭厩舎。エポカドーロで皐月賞を制した関西屈指の名門だけに何の心配も要らないだろう。狙うは兄を超える春2冠か。
2017年ファルコンステークスを制したコウソクストレートの下、ジョニーズララバイ。上がヴィクトワールピサで短距離馬に仕上がっているのを見る限り、今回もマンハッタンカフェ産駒とは言えスピードが勝った仕上がり早の1頭になりそうな予感。どちらかと言うと、母父アドマイヤコジーンの影響力が強く遺伝しているのだろう。音無秀孝厩舎なので育成環境も文句なし。
不気味な存在なのがこのソークアップザサン。上のデビュー済み4頭はいずれも未勝利、しかも父に活躍馬が乏しいノヴェリスト…買う要素が見当たらないにも関わらず、金子氏がセレクトセールで3000万円もの額で落札している。まぁ、氏からすればそれくらいの額は捨てても良いレベルかもしれないが、それでも購入したのだから何か光るモノを感じたのだろう。要注目。
ご存知、白毛一族シラユキヒメの末裔ハヤヤッコ。母マシュマロは早期2勝目をあげるなど比較的競走能力が高く、それの初年度産駒は期待値は大きい1頭ではないだろうか。当然ながら馬体は白毛、単純にPOG目線で言えばレースでの応援で一目瞭然というメリットはある。預託は国枝栄厩舎、牝馬2冠のアーモンドアイやダービー3着コズミックフォースを仕上げた名伯楽だ。
母マンデュラの姉にワールドエースを輩出したマンデラ、兄にはジャックルマロワ賞やイスパーン賞などを制したマンデュロがいる世界的名血の出身。そこにマンハッタンカフェを掛け合わせて、恐らく見栄えのする好馬体の馬が出て来るのではないだろうか。管理するのが堀宣行厩舎で、金子真人氏との相性も良い。期待が出来る1頭だろう。
母ペイトンドーロはアメリカでGⅠで2着に入るなど活躍、メダグリアドーロ産駒でダート血統にはなるがこの手のパターンで爆発するディープインパクト産駒は案外多い。何より、金子真人氏がセレクトセールで7000万円もの額で落札しているのだからそれ以上の走りを期待する他無い。2018年5月末現在では、金子真人氏が唯一登録しているディープインパクト産駒。
まとめ
金子ブランドの馬は各媒体でも立ち姿などの画像が少なく、氏名の際に参考にする資料を探すのが一苦労。とは言え、毎年の様にクラシックで有力どころを出して来る辺りはさすが。それだけの労力をかけてでもチェックするだけの価値はある。
各有力サイトなどの情報を総合的に加味しつつ、最終的には感覚で1頭か2頭くらいを自身の指名馬に入れておきたいところだ。もしかすると、来年は本人の自己記録更新となる5頭以上のダービー出走だって有り得る人なのだから。
各有力サイトなどの情報を総合的に加味しつつ、最終的には感覚で1頭か2頭くらいを自身の指名馬に入れておきたいところだ。もしかすると、来年は本人の自己記録更新となる5頭以上のダービー出走だって有り得る人なのだから。
父馬:ロードカナロア
母馬:ビーチブローフィズ
母父:シンボリクリスエス
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス
主な兄弟馬:特になし