菊花賞2018の結果

 

菊花賞2018の動画

 

レース回顧

 
すんなりと先手を取れたジェネラーレウーノ、番手にカフジバンガードと意外な隊列となり1週目の1000mから62秒台のスローペースを形成。馬群もひと塊の状態で向正面に入ると、2000mでは更に遅い64秒台と完全な瞬発力勝負の展開で直線コースへ。早めの競馬でエタリオウがそのまま抜け出すと押し切る形に見えたが、内からフィエールマンが並びかけ最後のゴール前で壮絶な叩き合いに。クビの上げ下げで僅かにハナ差前に出たフィエールマンが見事ラスト一冠のタイトルを手にした。3着には10番人気のユーキャンスマイルが入線。1番人気のブラストワンピースはよもやのキレ味勝負に屈して4着の惜敗を喫している。
 

勝ち馬フィエールマン

 
フィエールマン

フィエールマン

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:リュヌドール
母父:Green Tune
所属:手塚貴久厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:4戦3勝(3-1-0-0)
主な戦績:菊花賞など
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瞬発力勝負となってディープインパクトの良さが出たとは言え、キャリア4戦目のぶっつけ本番でここまでのパフォーマンスを発揮したフィエールマンには脱帽のほか無い。これまでよりも前目の位置で競馬を展開し、直線で馬群を割って抜け出て来る辺りはC.ルメール騎手の腕。展開、調子、騎手全てが上手く噛み合い菊花賞のタイトルを手にした当馬だが、まだまだ本格化は先の1頭。もしかすると、とんでもない化け物になる可能性も大いに有り得るだろう。今後のローテーションにも注目したい。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎エタリオウ
◯ブラストワンピース
▲フィエールマン
エポカドーロ
△ジェネラーレウーノ
×メイショウテッコン
グロンディオーズ
グレイル
アフリカンゴールド
ユーキャンスマイル
ステイフーリッシュ
グローリーヴェイズ
タイムフライヤー
 

馬連:想定7点:◯勝利、三連単:想定176点:◯勝利

 
本命はトータル評価でエタリオウで、対抗は、ブラストワンピースがベストだっただろう。単穴は、フィエールマンと単勝10倍未満で、連下はジェネラーレウーノ。紐は初距離で手広く単勝100倍未満が理想の想定だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:113.5 ※想定RR:111.9

 
                   
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 大川 河本 浜野 道永 単勝オッズ
1 12 フィエールマン 57.0 Cルメ 115.5 3:06.1 14.5
2 9 エタリオウ 57.0 Mデム 116.8 ハナ 3.6
3 7 ユーキャンスマイル 57.0 武豊 110.0 1.1/2 × 31.7
4 3 ブラストワンピース 57.0 池添 116.5 3/4 3.4
5 18 グローリーヴェイズ 57.0 福永 108.0 1/2 × × 75.4
6 13 タイムフライヤー 57.0 和田 108.3 3/4 80.2
7 17 シャルドネゴールド 57.0 藤岡康 106.3 1.1/2 75.4
8 5 エポカドーロ 57.0 戸崎 114.0 ハナ 5.5
9 4 ジェネラーレウーノ 57.0 田辺 108.0 1.1/4 11.2
10 2 グレイル 57.0 岩田 106.8 2 ×
11 16 ステイフーリッシュ 57.0 藤岡佑 106.2 クビ 70.2
12 10 アフリカンゴールド 57.0 松若 94.0 2 × × 24.5
13 14 グロンディオーズ 57.0 Jモレ 94.0 3/4 × 10.5
14 6 メイショウテッコン 57.0 松山 107.3 1/2 × 12.5
15 11 コズミックフォース 57.0 浜中 106.3 クビ 115.3
16 1 アイトーン 57.0 国分恭 95.7 1.3/4 223.0
17 8 カフジバンガード 57.0 97.8 1.3/4 242.6
18 15 オウケンムーン 57.0 北村宏 101.2 8 143.3


 

危険な人気馬結果 ブラストワンピース→4着(1人気)

 
結果、瞬発力勝負で最大限の走りが出来なかったブラストワンピース。距離不安もあったが、4着に来ている辺りは地力のある証拠だろう。が、やはり馬体面やこれまでのパフォーマンスを見ても距離適性は2000m前後にあり。今後はそのレンジを中心に馬を使って来るに違いない。
 

穴馬予想結果 フィエールマン→1着(7人気)

 
見事、1着で期待に応えてくれたフィエールマン。予想外のスローペースや鞍上の読みが冴え渡り、最後の直線で内から差し切っての勝利となった。史上初となる4戦目での菊花賞馬という偉業はまさに圧巻のひと言。ここから更に馬が成長して来れば古馬との対戦にも楽しみが増えるというもの。来年はこの馬を中心に回っているかもしれない。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ④⑨-②③⑤⑥⑦⑫⑭⑯ 的中
単勝 12 1,450円 枠連 5-6 1,860円
複勝 12 450円 ワイド 9-12 930円
9 160円 7-12 4,610円
7 600円 7-9 1,550円
馬連 9-12 2,380円 馬単 12→9 6,010円
三連複 7-9-12 16,710円 三連単 12→9→7 100,590円


 
2018年の菊花賞の的中馬券

2018年の菊花賞の的中馬券

 

編集部の回顧

 
本命対抗ドンピシャでも3着とれず3連単は惨敗。やはりフィエールマンとエタリオウがここでは地力上位だった。1週目の第一コーナーでフィエールマンがある程度前につけていたので「あっ勝ったな」と思った。4コーナーで前が空いてなかった中、勝ったので単純に強い。人気上位馬の惨敗組は、展開が向かなかっただけだろう。ブラストワンピースは距離問題なかったが位置が悪かった。結果騎手の差だろう。エポカドーロは折り合いがついておらずジェネラーレウーノも瞬発力勝負に自ら持っていくというセンスない騎乗でともに惨敗。もう少しどちらも飛ばした方が良かっただろう。紐はもっと広げておくべきだった。(大川)
 
◎ジェネラーレウーノ…絶好のスタートで、マイペースに逃げましたが、瞬発力勝負では分が悪かったですね。展開が向きませんでした。○エタリオウ…最後は勝ち馬に差されましたが、強い競馬であったと思います。長距離適性が光りましたし、来年の天皇賞春が楽しみです。×ユーキャンスマイル…鞍上武豊騎手の見事な立ち回りで3着。春からの成長を感じられますし、今後が楽しみな一頭です。フィエールマン…キャリア4戦目、関東馬、異例のローテーションなど不安要素しかなかったですが、さすがルメール騎手ですね。今後が楽しみです。(河本)
 
競馬は、馬が人を乗せて走るのではなくて、人が馬を走らせているということを改めて感じましたね。単純に騎手を買うだけではなく、誰を乗せているかという戦略を買う大切さですね。ポイントはルメール騎手をグロンディオーズからフィエールマンに配置替えしたサンデーレーシングの采配の妙でした。サンデーレーシングがこれまでもルメール騎手>モレイラ騎手で采配しているのは明らかでしたから、そのへんを読めば...というところですが、無印のワタシが言うのもなんですね。そして2着と3着はデムーロ騎手と武豊騎手ですから、騎手買いの方が当たりそう...。◎ジェネラーレウーノはマイペースの逃げをうてましたが、どスローで上がり33秒台の瞬発力比べではなく、2周目3コーナーで、もう少し突き放して持久力比べの競馬にして欲しかったですが...。(浜野)
 
今年のクラシックは皐月でワグネリアンを信じ、ダービーでプレミアムを信じ、ラストはエポカドーロを信じ全て撃沈。位置取りは良かったもののイケイケな脚がなかった上に思った以上のスローに合わせる結果。経験浅いフィエールマンを見事内から伸ばすルメール騎手と、外から豪快な抜け出しを図ったエタリオウのデムーロ騎手の叩き合いに豊騎手が滑り込むという、匠な騎手で決まるレース。菊と共に散りました。(道永)
 

菊花賞2018の予想

 

◎ジェネラーレウーノ

 
ジェネラーレウーノ

ジェネラーレウーノ

牡馬

父馬:スクリーンヒーロー
母馬:シャンハイロック
母父:ロックオブジブラルタル
所属:矢野英一厩舎(美浦)
生産:新生ファーム
馬主:Gリビエールレーシング

通算成績:7戦4勝(4-0-2-1)
主な戦績:セントライト記念、京成杯など
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セントライト記念を快勝して菊花賞へ臨むジェネラーレウーノ。先行策から粘り強い脚を使って押し切るスタイルは世代随一の存在だ。展開がハマれば上位人気勢を食ってかかる能力はあるだけに、田辺騎手のエスコート次第では戴冠も有り得る。キャラクターの読めない部分もあり、勝ち切るか惨敗かだろう。
 

○エタリオウ

 
エタリオウ

エタリオウ

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:ホットチャチャ
母父:Cactus Ridge
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:Gリビエール・レーシング

通算成績:8戦1勝(1-5-0-2)
主な戦績:神戸新聞杯2着など
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日本ダービーでは唯一後方から追い込んで4着に入ったエタリオウ。続く神戸新聞杯では同僚のダービー馬ワグネリアンに僅差の2着とかなり力を付けて来た印象。血統的にも距離延長は大歓迎のクチで、菊花賞では大本命の存在として参戦する。鞍上はM.デムーロ騎手、今年も制すれば2連覇達成となるだけに気合が入っているだろう。
 

▲ブラストワンピース

 
ブラストワンピース

ブラストワンピース

牡馬

父馬:ハービンジャー
母馬:ツルマルワンピース
母父:キングカメハメハ
所属:大竹正博厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:5戦4勝(4-0-0-1)
主な戦績:新潟記念など
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古馬との初対戦で圧勝を飾ったブラストワンピース。ダービーは直線スペースを見つけられずに惜敗となったが、スムーズな競馬では未だ負け知らず。世代トップクラスの実力があり菊花賞を射止めるだけの資格は十分。クラシックを知り尽くす池添謙一騎手がラストの一冠で愛馬をGⅠホースへと導く事は出来るのだろうか。
 

▲エポカドーロ

 
エポカドーロ

エポカドーロ

牡馬

父馬:オルフェーヴル
母馬:ダイワパッション
母父:フォーティーナイナー
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:田上徹
馬主:ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン

通算成績:7戦3勝(3-2-1-1)
主な戦績:皐月賞など
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神戸新聞杯では出遅れでまさかの敗戦を喫したエポカドーロ。元々は操縦性の高い優等生タイプの1頭だけに、たまたまスタートのタイミングが悪かったのだろう。普通に先行してペースの主導権を握れればやはりここでも上位の存在。3000mの距離も折り合いに不安がないため十分にこなせるだろう。2冠達成も諦めていない。
 

▲フィエールマン

 
フィエールマン

フィエールマン

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:リュヌドール
母父:Green Tune
所属:手塚貴久厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:3戦2勝(2-1-0-0)
主な戦績:ラジオNIKKEI賞2着など
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最注目のダークホース、フィエールマン。2連勝で臨んだラジオNIKKEI賞では絶望的な位置から追い込んでメイショウテッコンの2着。そのメイショウテッコンが神戸新聞杯でワグネリアンなどと接戦を演じている事から、物差し的にはこのメンバーでも太刀打ち出来る惑星候補だろう。先週三冠を達成したC.ルメール騎手が鞍上なだけにその勢いを借りたいところ。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:111.9

 
ブラストワンピース、エタリオウ、エポカドーロが評価上上位だが伏兵も多く初距離を考えると結果適性で逆転もありえるのでフォーメーションよりは上位ボックスぎみで想定するべきだろう。
 
 
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 大川 河本 浜野 道永 予想オッズ
1 アイトーン 57.0 国分恭 97.5 450.8
2 グレイル 57.0 岩田 108.3 × 14.8
3 ブラストワンピース 57.0 池添 117.7 4.0
4 ジェネラーレウーノ 57.0 田辺 109.0 7.0
5 エポカドーロ 57.0 戸崎 115.3 4.0
6 メイショウテッコン 57.0 松山 110.3 × 9.7
7 ユーキャンスマイル 57.0 武豊 102.5 × 32.4
8 カフジバンガード 57.0 100.5 319.9
9 エタリオウ 57.0 Mデム 116.3 3.3
10 アフリカンゴールド 57.0 松若 106.0 × × 21.9
11 コズミックフォース 57.0 浜中 109.3 113.5
12 フィエールマン 57.0 Cルメ 109.0 21.4
13 タイムフライヤー 57.0 和田 105.7 82.1
14 グロンディオーズ 57.0 Jモレ 106.0 × 23.2
15 オウケンムーン 57.0 北村宏 105.3 91.8
16 ステイフーリッシュ 57.0 藤岡佑 106.5 52.1
17 シャルドネゴールド 57.0 藤岡康 102.5 126.8
18 グローリーヴェイズ 57.0 福永 103.0 × × 81.4


 

危険な人気馬 ブラストワンピース(想定2番人気)

 
新潟記念からぶっつけのブラストワンピース。異例のローテーションである上、馬体面を考えても3000mの距離延長がプラスに働くとは思えない程の巨漢馬。菊花賞のベストとも言える2枠に入ったが、むしろ当馬に関しては狭く身動きの取れない内はマイナス。ここまで不安要素が揃えば飛ぶ可能性も大。
 

穴馬予想 フィエールマン(想定10番人気)

 
フィエールマンを穴馬として良いのだろうかという気後れはあるが、元々はクラシックの有力候補だった1頭。1800mのラジオNIKKEI賞から直行という臨戦過程が気になるものの、それを飛び越えてくるだけに素質も感じる。C.ルメール騎手がまたしても鮮やかな騎乗で魅せてくれるのではないだろうか。
 

編集部の見解

 
本命は、フィエールマン。前走まけたものの勝ち馬より圧倒的に強いパフォーマンス。その後勝ち馬が一線級と互角のレースをできているので地力的には十分通用するはず。騎手もプラスなら本命でもあり。対抗は、エタリオウ。負け続けているが毎回1番パフォーマンスは良いので上位だろうし騎手にも期待。あとは春のほぼ二冠馬のエポカドーロは出遅れず前々で競馬できれば落ちてこないはず。ジェネラーレウーノは一見この馬っぽい感じあるので逆に単穴までに。ブラストワンピースは距離むかなさそうでも地力カバーで単穴には必要。上位信用しているので三着は少し広めでまとめた。(大川)
 
◎ジェネラーレウーノ…菊花賞は内枠の馬がきており、さらに先行できる馬にとって内枠は絶好。前走の様な競馬ができれば、ここでもチャンスあり。関東馬の成績は悪く不安要素もあるが、ゴールドアクターもこの舞台で3着なら、さらに上は狙えると思う。○エタリオウ…前走のレースを見たときに間違いなく本命であったが、枠番、最終追い切りの動きから対抗とした。ゲート出が上手でないため、後方からの競馬となるがデムーロ騎手の手綱に期待したい。▲エポカドーロ、ブラストワンピース…両頭とも実績は高く、調教の動きも良い。前者は神戸新聞杯4着からの巻き返しとなるが、十分可能と考えられる。後者は異例のローテーションであるが、地力は高いので騎手の手腕が試される。以下、メイショウテッコン、ステイフーリッシュ、グレイルはローテーション、血統から印を抑えた。ユーキャンスマイル、オウケンムーンも展開次第では面白い。(河本)
 
トライアルのレース内容から◎はジェネラーレウーノです。肉を切らせて骨を断つようなレースぶりは京都の下りを活かしたロングスパートでより輝くとみます。先行馬が揃っているのもこの馬には実はいいのではないかと思います。逃げ宣言をしておいて実は行かずに、他を行かせて流れに乗った2番手なんて競馬もアリだとも思っています。〇以下、印をつけるのは神戸新聞杯上位馬になります。外枠を引いてしまいましたが、神戸新聞杯で◎をつけたステイフーリッシュをもう一度ということで〇。最先着のエタリオウが▲。エポカドーロとメイショウテッコンが△です。(浜野)
 
有力馬達の中には中距離路線に進む馬もいる中、皐月賞覇者◎エポカドーロが虎視眈々と二冠を狙うはず。前走は躓きながらもあそこまで追い上げたので出番は見せた。今回は先行し、スタミナ勝負なら有利とみる。○メイショウテッコン逃げて強しの内容の前走。マイペースでいければそのまま残る可能性も高い。▲エタリオウは追い込み勢なら一番信頼できる。前が止まるようならこの馬だろう。(道永)

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