地方通算“7152”勝で事実上の1位

 

地方競馬通算最多勝利新記録達成の動画

 
12日に行われた大井競馬場の第5レース、シルヴェーヌに騎乗した的場文男騎手は1番人気に応えて独走ぶっちぎりの快勝。この勝利で、同騎手は佐々木竹見元騎手が持つ数字を1勝上回り、地方競馬通算の最多勝利記録『7152』勝を記録した。1973年の10月にデビューして約半世紀にも渡って積み重ねられた偉大なる金字塔である。年齢は還暦を過ぎているが、その騎乗ぶりはまだまだ健在。本人も大井のジョッキーとしてまだ東京ダービーを勝てていない事を悔いている口ぶりからも、暫くは現役を続行するだろう。
 

佐々木竹見元騎手、武豊騎手もお祝いのコメント

 
元歴代1位記録保持者の佐々木竹見氏

元歴代1位記録保持者の佐々木竹見氏

『“記録は破られる為にある”もの。そりゃ、破られない方が良いんだろうけどそうは上手くいかないよ。新記録を打ち立てた的場くんは大したものだね』
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中央の通算勝利記録更新中の武豊騎手

中央の通算勝利記録更新中の武豊騎手

『先ずは記録達成、おめでとうございます。的場騎手はいつも自分にまで敬語で話掛けて下さる偉大な大先輩。尊敬の想いしかありません。』
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各方面から既に祝辞がたくさん届いている。騎乗も素晴らしいが、それ以上に人間力が凄い的場文男騎手。ここまで長く現役生活を送って来られているのは、周囲のサポートがあってからこそ。周りから応援したいと思わせる程に人として愛された人間の鑑みたいな存在なのだろう。これからも出来る限り、馬の上で躍動する的場騎手を見続けたいものである。この場を借りて、大記録達成おめでとうございます。
 

通算“7154”勝で歴代最多勝

 
マーズ賞でクインズジェイド号に騎乗し勝利

マーズ賞でクインズジェイド号に騎乗し勝利

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7月末日に開催された大井競馬9Rマーズ賞で、1番人気クインズジェイド号に騎乗した的場文男騎手は同馬で見事1着入線を果たし日本通算勝利数で佐々木竹見元騎手の記録を塗り替え歴代トップに躍り出た。今年は落馬負傷もありながら地道に勝ち星を積み重ね、遂に前人未到の領域に足を踏み入れた同騎手。次に目指すカテゴリは純粋な地方競馬のみの勝利数で、数字としてはあと3勝足りないがこれも近々で達成出来るだろう。御年61歳ながら、氏の代名詞でもある独特のフォーム、“トントン騎乗”も健在。現役中にどこまで勝ち星を伸ばせるかに注目が集まる。
 

的場文男騎手

 
的場文男

的場文男

生年月日:1956年06月09日
身長体重:165cm/50kg
血液星座:A型/おとめ座
初免許年:1973年
出身所属:福岡県/大井
所属厩舎:東京都騎手会

初騎乗:1973年10月16日大井5Rホシミヤマ
初勝利:1973年11月06日大井4Rホシミヤマ
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“大井の帝王”の愛称で親しまれ、長らく地方競馬を牽引して来た的場文男騎手。2018年でデビュー45周年を迎える還暦ジョッキーとして、未だに東京シティ競馬(大井競馬)のアイコン的存在でもある。これまで制したレースは数え切れず、ボンネビルレコード、コンサートボーイ、ハシルショウグン、カウンテスアップなど数多の名馬の背中を知る。60歳を超えても衰えを見せないその強靭な体は驚愕のひと言。今後も大きな怪我が無ければ暫くは騎乗姿を拝み続けられるのではないだろうか。
 

トントン騎乗の生みの親

 

的場騎手の特集を組む地上波の競馬番組

 
土曜日放送の『ウイニング競馬』にて的場文男騎手の凄さを余す所なくお伝えした過去の映像をご覧頂きたい。戸崎圭太騎手や岩田康誠騎手が見せる通称“トントン騎乗”(番組内では“的場ダンス”とも)は、何を隠そうこの的場騎手が元祖なのである。元地方出身の2人は、大スターである的場騎手に憧れ氏の騎乗フォームを真似て今のスタイルになっていると言う。中央のトップジョッキーをしてそう言わしめる的場文男という存在はやはり偉大なのだろう。動画の前半では、還暦を超えたとは思えない鋼の様な肉体美も披露しており衰えを全く感じさせない。本当に90歳まで現役を続けているかも??
 

過去の主戦活躍馬

 
ボンネビルレコード

ボンネビルレコード

牡馬

父馬:アサティス
母馬:ダイワスタン
母父:マルゼンスキー
所属:庄子連兵厩舎(大井)
生産:浜本幸雄
馬主:塩田清

通算成績:74戦9勝(9-10-10-45)
主な戦績:帝王賞、かしわ記念など
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キャリア74戦中、59戦の手綱を取ったボンネビルレコード。代表の勝鞍である帝王賞とかしわ記念の両GⅠは的場文男騎手が騎乗してのもので本当に相性抜群のパートナーだった。同馬は現役途中、一度中央へも移籍しており天皇賞秋やジャパンカップダートへ果敢に挑戦している。ちなみに、2008年の日本テレビ盃で記録したダート1800mの1分47秒8という走破時計は、中央のウォータクティクスと並んで日本レコードタイというとてつもない記録を残すまさに地方の雄。
 
コンサートボーイ

コンサートボーイ

牡馬

父馬:カコイーシーズ
母馬:コンサートダイナ
母父:ハンターコム
所属:栗田繁厩舎(大井)
生産:船越三弘
馬主:黛大介

通算成績:35戦9勝(9-8-8-10)
主な戦績:帝王賞など
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コンサートボーイの主戦は石崎隆之騎手となるが、唯一のGⅠ勝鞍である帝王賞は的場文男騎手によるもの。それもその筈で、当時地方最強と謳われたアブクマポーロとレースが被った為、石崎隆之騎手は同馬に騎乗。乗り替わりでコンサートボーイに跨った的場騎手が、直線の激しい攻防の末に大金星を勝ち取るドラマがあったのだ。数少ないチャンスをモノにするという点において、まさに職人的な仕事っぷりを見せたというのもインパクトが強い。
 
ハシルショウグン

ハシルショウグン

牡馬

父馬:メンデス
母馬:ハイビクター
母父:ツイッグ
所属:赤間清松厩舎(大井)
生産:森永孝志
馬主:渡辺典六

通算成績:32戦10勝(10-1-5-16)
主な戦績:帝王賞など
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デビューから圧倒的な強さで無敗の6連勝を達成、その後も的場文男騎手と共に帝王賞などを制したハシルショウグン。同馬は何と言っても1993年のオールカマーが印象的だ。ツインターボが逃げて快勝したレースで、8番人気ながら2着に入る好走。しかも当時の中長距離では現役最強だったライスシャワーに競り勝ってのもので、その激走ぶりには驚くばかりだった。同年のジャパンカップや翌年の天皇賞秋にも出走しており中央の競馬ファンも覚えている人は少なくないだろう。
 

まとめ

 
以上、的場文男騎手の最多勝に関する記事とまとめ。

メディアのお陰もあってか、毎週の様に氏に関するニュースが飛び交っているのである意味中央のトップジョッキーと肩を並べる人気騎手ではないだろうか。60歳超えを感じさせない迫力のある騎乗フォームはファンを魅了するばかりか、馬の活気も上手く引き出している。ここ数年も100勝以上の勝ち星を挙げているのが何よりの証拠だ。

出来ればまだまだ現役でいる姿を見ておきたい、その為にも先ずは1戦1戦無事にレースを終え怪我の無いシーズンを過ごして欲しいものである。また、地方通算勝利の記録達成時に記事を更新予定。どうぞお楽しみに。

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